第44話 サマンサ王国に投降

 ローラ王女はカイン王国のものと会議を開いた。

ローラ:みなさん。私たちが属国になることはどう思う?

ジーコ:他の国を革命することは難しいな。

ケトン:ジーコ。革命ではなく対話で乗り切らないか。サマンサ王国は話が通じる王国だと思う。それに、いま戦って勝ち目がない。サマンサ王国の今日の兵力は1万入ると見た。この国兵士は精鋭部隊が約50人。それ以外の兵士が500人。やめておいた方がいい。サマンサ王国は、力で支配するタイプではなさそうだ。

ローラ:でも、徳による収め方じゃない。

ミク:利による収め方よね。価値のある者は生かすというやり方よ。

ケトン:なんか、少し、引っかかるが、ここはサマンサ王国に投降してはどうだ。で、もし、サマンサ王国がだめなら、その時、革命を起こせばいい。

ジーコ:せっかく革命をするところだったのに。残念だ。

ヒート:しかし、ヘキサンは何者ですか?

ケトン:頭が相当切れるのは確かだ。

ジーコ:ああ。サマンサ王国はヘキサンが収めていると言っても過言ではなさそうだ。しかし、そのヘキサンには野心がある。サマンサ王国の世界征服だ。これにはさすがに賛同できないから革命を起こそうとしたのだ。

ケトン:なるほど。ということは革命軍はサマンサ王国だけでなく他国にも潜んでいるのか?

ジーコ:ああ。政治をしっかりやってもらうために国を監視しているのだ。サマンサ王国でその役目をしているのはペンタンとオクタンだ。彼らは同士だ。

ケトン:なるほど。じゃあ、今、投降したら、彼らがうまくやってくれるのでゃないか?

ジーコ:そうだな。

ローラ:では、ここはサマンサ王国に投降しましょう。

 と、ローラ王女はサマンサ王国に投降することを決めた。

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