第27話 再びタンタル町へ
朝になった。ケトンとミクは朝食を食べ、国王デカンと話した。そこにはヘキサンもいた。
デカン:ケトンよわが国の兵士になることに決めましたかな。
ケトン:いいが、条件がある。カイン王国は滅ぼさないでくれ。ローラ王女は見捨てられない。
デカン:そんなにローラ王女が気になられるのか?
ヘキサン:気になるのであれば、ローラ王女を説得するしかない。ミクさんなら説得できるような気がしますが。
ミク:私?
ヘキサン:ケトンはお尋ね者です。ここはミクさんしかいません。
ミク:どう説得するの?
ケトン:うーん。ミクじゃあ、説得できなさそうだなあ。タンタル町まで、俺も行くから、タンタル町にウランはまだいるはずだ。タンタル町へ行ったら、ミクはローラ王女をタンタル町へ連れ出してほしい。で、タンタル町で俺からローラ王女に話す。
ミク:わかった。じゃあ、タンタル町へとりあえず、ケトンと行くわけね。
ケトン:そうだ。デカン国王。俺もタンタル町へ行っていいか?
デカン:ヘキサン。そちはどう思う。
ヘキサン:ケトンだけでは説得できないでしょう。私は部下のブタンを付き添わせた方がいいと思います。
デカン:ケトンよ。わが国の部下ブタンを付き添うがこれでいいか?
ケトン:……。わかりました。連れていきましょう。
そして、ケトンとミクはブタンというものを連れていくことになった。
城からはブタンが来るまで待たなければいけないので、その間ケトンとミクは話をしていた。
ミク:ケトン。大丈夫なの?
ケトン:うーん。当てが外れた。ブタンはおそらく見張りだろう。ミク、ローラ王女とブタンが会ったらどうなるか見当つくか?
ミク:うーん。わかんない。ただ、見張りというだけのことだけあってブタンは相当のつわものだと思う。だってブタン一人で見張りだもんね。でも、さすがの私もわからない。
ケトン:ミクにもわからないことがるのか。
ミク:本来のストーリーと違うからね。
と、そこにブタンがやってきた。
ブタン:ケトン殿、ミクさん。待たせました。一緒に行きましょう。
と、ケトンとミクとブタンはタンタル町へ向かった。
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