第22話 次の目標地

 ケトンは優勝賞金の10000pを受け取り、ウランの元へ行った。そこにはミクも行った。

ケトン:ウラン。大丈夫か。

ウラン:ケトン。信じられない強さだな。金縛りの術にさえ弱くなければ最強だな。

バリン:それはいい事を聞いた。ケトン。お前では4天王全員を倒すのは無理だろうな。

ジーコ:ケトンよ。カイン王国に何があったか教えてくれないか?

ケトン:カイン王国で国王が賢者の宝石を使って凶暴化した。俺はそれを食い止めただけだ。それはローラ王女も知っている。

ジーコ:国王を倒したのか?

ケトン:ああ。

ジーコ:何という事を。

ケトン:だが、殺してはいない。俺の剣は打撃を与えるだけで切れ味は全くないんだよ。

ジーコ:なるほど。だが、ケトンよ。君はカイン王国へは帰れんぞ。これからどうするのだ?

ケトン:帰れんのか?

ミク:ケトン。大変よ。ウランに賢者の宝石を渡して、ウランの力を目覚めさせなければ、大魔王は倒せない。ローラ王女に呪文をかけてもらえなければウランの力は目覚めない。

ジーコ:なるほど。それは大変だな。ウランの力を目覚めさせるために賢者の宝石を探しているんだな。

ケトン:あと、ついでにウランの呪いもとけるらしいんだけどな。

ミク:ケトン。どうしよう。一回帰ってローラ王女に賢者の宝石を作っている人を探さなければ。

ケトン:そうだなあ。どうするべきか。

ジーコ:それなら、俺は賢者の宝石を作れる者を知っている者を知っている。サマンサ王国の城下町に鍛冶屋がある。その者が知っている。そこへ行くといい。俺が住所を教えてやる。あと、紹介所も書いてやる。

ケトン:いいのか?

ジーコ:ケトンは大魔王を倒そうとしている。それは私と同じこと。人類が結集して大魔王に挑まなければ、大魔王に勝てない。

ケトン:とにかくありがとう。

 ケトンはジーコから紹介状を受け取った。

ケトン:じゃあ、ミク。サマンサ王国へ行くぞ。

ミク:ウランは?

ウラン:俺はここで養生させてもらっていいか。この傷が治ったら後を追う。

ケトン:わかった。

 と、ケトンとミクはサマンサ王国へと向かった。



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