船乗りの妻への応援コメント
「私」ってなんだろう。
そう考えることの一端を感じました。
記憶が失われても、それは目に見えないから肉体があれば希望がつなげる。
肉体が失われても、更新される「記憶」があれば心の安寧は訪れる?
優しい嘘は結局嘘でしかない。
思う人を喪うのはどうあっても悲しいものだと思いました。
あとちょっと感じたのが、最初のエリさんについて。
彼女のセリフは導入として重要なんですけど、彼女自身は物語にあまり関係がないので、名前を出すのはミサとタカヤだけでいいのかなあと感じました。ケントさんについてはお話の終盤に出てきたので、特になにも感じなかったのですが……。
えらそうに申し訳ありません。
作者からの返信
オンラインで繋がっている知人や友人を自分はどれだけ分かっているんだろう、という発想から始まりました。
SNSなどで例えば中の人がいつの間にか入れ替わっていても気付かないことがあるんじゃないか、とか。
あとは人を亡くした時に記憶や記録にすがって生きていけるものなのだろうか、とか。嘘は嘘。確かにそうですよね。彼女はいつかどこかで区切りをつけて生きていかなければならないのだろうなあ、と思います。ただ彼女の場合立ち直るまでに縋るものが何か必要なんだろうな、と。
エリについてはご指摘を受けてなるほど確かに余分だったなーと思いました。船乗り云々の会話は実際にあった話なので何の気なしに入れてしまいましたが、物語の大筋には関係ないですね。あとでコッソリ削っちゃおうかな……(笑)
ご丁寧な感想有難うございました!
船乗りの妻への応援コメント
切ないです……
4年に一度は会えていたのに。
会えなくなってしまった事で、彼女の時間が止まってしまったような気がします……
いや、それを彼女が望んでいるのなら……
考えちゃいますね。
作者からの返信
コメント有難うございます!
どんなに本物に見えてももう夫はいない。
遺された記憶と交流できることで今はまだ前に進めないでいるのだと思います。
それが良いのか悪いのか。
そんなことを思いながら書きました。