ステージ#16:Game Day
#16:Game Day-2065年12月27日(日)
「
「ジャガーズは第1
「そうですね。ナイトのパント、5回中、インサイド
「
「はい」
「ラン・パス・オプションですが、
「通常の攻撃でも、ランが出てこそプレイアクション・パスが通るようになるので、それと同じということですね」
「そういうことです。ジャガーズの
「なるほど。
「そういうことです。うまく時間を止めれば7プレイや8プレイはできるはずですから、半分くらいはランを入れてもいいはずだと、私は思います」
「さあ、どういう攻撃を展開するでしょうか。
「そうですね。おそらく決め打ちのランプレーでしょう」
「今日のコリンズ、プレイアクション・パスのスタッツが出ていますが、4回投げて4回成功、獲得54ヤード。いい成績と思いますが、得点に結び付いていません」
「そうですね。敵陣の深いところでパスを決めていないんだと思います」
「ノーハドルで早く進めます。セットバックから、ドロップバックして、ミドルゾーンへのパス! おっとこれは
「ターゲットはJ・C・ドーキンズでしたが、インターセプトされそうになったのでボールをカットしましたね。これも好判断でした」
「リプレイです。ドロップバックからハンドオフのフェイクを入れて、中央左に20ヤードほどのパスを投げましたが、これは
「
「時計は残り1分36秒で止まっています。まだ自陣25ヤード。
「ブリッツが入ってますね」
「ただ、それほどプレッシャーはかかりません。コリンズは少し左に流れて、奥のレシーバーを見ています。ミドルパス! ダレイマスへパスを通しました。
「ゲインは20ヤードか21ヤードくらいですか。第1
「ハーフウェイが近付いてきました。自陣46ヤードから
「先ほど、敵陣43ヤードから60ヤードの
「リプレイですが、ブリッツが二人入ったでしょうか」
「はい、二人のうち一人は
「しかも
「そのとおりだと思います。大外からのプリッツが届かないタイミングで投げてました」
「これは珍しい、Iフォーメーションになりました。
「
「敵陣に入りました。49ヤード付近。
「これで最低ラインをクリアしたというところでしょうか。あと10ヤード、15ヤードくらいは取れるでしょう」
「今、ラインにかなり大きな穴が開きましたが」
「リプレイが出てますが、右サイドへのゾーンブロックで、ボールキャリアーも右へ走って、カットバックして縦に走るという基本的なプレイでしたね。
「ローンは今日はまだキャッチがありませんが、ブロックで活躍しています。ジャガーズ、敵陣42ヤードから
「ケンドリクスをうまくブロックしましたね。これで3ヤードはさらに行ったでしょう」
「6ヤードほどゲインしたでしょうか。
「もう一つ残っているタイムアウトをどこで使うかですね。できれば
「またノーハドルで早く始めます。ショットガン隊形。レシーバーは右に二人、左に一人。右のレシーバーを一人モーションさせます。しかしまた
「また早く始めないといけませんよ。もう20秒を切ってます」
「急ぎます。
「ダブル
「ここまでのドライブ、ラン・パス・オプションを一度も使っていないようですが」
「そうですね。ショットガンから
「
「敵陣34ヤードですから、51ヤードの
「ベルデンは先ほど34ヤードの
「もう見慣れてきましたね」
「おっとここで
「そうですね。キッカーの緊張感を切れさせようとする常套手段ですが、あまり効果があるとは言えません」
「そういえばジャガーズはもう一つタイムアウトが残っていましたが、どこで取るべきだったでしょう?」
「結果論になってしまいますが、
「タイムアウトが解けて、残り5秒。51ヤードの
「入りましたね。素晴らしい」
「残り時間も0になりました。6対6、同点でハーフタイムを迎えます」
「遅いぞ、アーティー。何をやっていた」
ロッカー・ルームへ行く通路の途中で、ジョーが待っていた。
「どうしてこんなところで待ってるんだ?」
「ダニーの
「悪くないんじゃないの。後半はもっとよくなるだろう」
「そうか。意見が違うな。お前、後半最初のドライヴに出ろ」
「交替? それともワン・ポイント?」
「まずはワン・ドライヴ。チェンジ・オヴ・ペースだ」
「約束どおり、ロッカー・ルームでそれを宣言してくれよ」
「心得ている」
ワン・ドライヴか。さてさて、何回スナップできることやら。
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