第526話 此処のダンジョンの管理人?はエータと言うらしい

クィンシーが離脱した・・・・


詳しい話が聞きたいとプシーさんに詰め寄り、ではと言う訳で?、マスウィールダンジョンに連れていく事に。


プシー237に任せるらしい。

どうせダンジョンに居ても暇なので・・・・と。

あ、どうやら特に何かするでもなく連絡ができるようで、向こうに着けば237が対応して、話をしてくれるらしい。


よく分からないけど便利だね。


で、嬉々としてゲートに向かうクィンシー。

本当は子供・・・・自分の子供が欲しかったんだな。


あ、そしてプシーさんの案内で・・・・

ダンジョンの、ボス部屋のあった場所よりさらに奥へ進むんだけど、途中に多分外へ移動する転移陣があったんだけどね。まあ、これは5層ごとに同じだね。

で、本来家?休憩所があるはずの場所に何もなく、その奥に・・・・あれ?行き止まり?

壁しかなくって。どうするのかと思って見てたら・・・・


「白河小次郎様、この奥に管理人専用のスペースが存在します。今から手続きをいたしますので、暫しお待ち下さい。」


そう言って何やら壁を触るプシーさん。

すると・・・・壁が何やらモニターみたいに変わっちゃったよ。


おお!モニターが隠れてたのか?凄いなこれ。


地球よりはるかに進んだ文明なのかこれ?


で・・・・色々操作してる感じで・・・・


プシーさんが動作を終えると、壁が消えちゃったよ。

え?スライドしてないよね?どうなってんの?


ηエータ241が会うそうです。どうぞこちらへ。」


「よく分からないけど、ダンジョンの管理人?はギリシャ文字なのかな?」

「ギリシャ文字なるものはわかりかねますが・・・・」


おっさん一行はプシーさんの案内で進むんだけど・・・・


明らかに人工の床。

つるつるしている。

壁もダンジョンじゃなく、建造物。


何でできてるんだ?


そして・・・・


「この奥にいるようです。生命反応が微弱ですので、何かしらの原因で衰弱、もしくは寿命が尽きようとしている可能性がございます。」


で・・・・部屋に通された訳だが・・・・


「このような姿で申し訳ございません。このダンジョンの管理をしているη241でございます。」


そこには、プシーさんとは少し違うけれど、よく似た姿の女性が血だらけで横たわっていた。

「もうあまり長くはなさそうですが、次のηの起動はどうされましたか?」


何やらプシーさんが良からぬことを聞く。

「残念ながら起動できません。システムにダメージがあります。私のこの怪我では修復もかなわず・・・・・」


見る見る生命反応が薄くなる目の前の女性。

この部屋は大きく壊れていて、目の前の女性は片腕がちぎれ、そこから血が流れている。

・・・・これさっきの影響だよね?


おっさん最近作ったエリクサー(改)を用意し、この女性の腕を拾い、なるべく元の位置になるように・・・・プシーさんに保持してもらい、早速使ったよ。


見る見る腕が・・・・他の怪我も治っていく。

暫くすると立ち上がる。


「・・・・信じられませんが、修復いたしました。ありがとうございます。ですが、先ほどの影響で、寿命が尽きようとしております。折角の貴重な薬ですのに、申し訳ございません。」


ああ・・・・エータさんだっけ?血を失いすぎたのか、見るからに辛そうだ。

「なあ・・・・何かできる事はあるかい?」


おっさん2人のホムンクルスに尋ねる。

「η241、奥に寝所はありますか?」

「ええ・・・・あります。恐らくΨ238のダンジョンと基本的に同じ造りでしょうから。」


「では・・・・白河小次郎様、エネルギー補充をしてあげて下さい。」


・・・・え?また?いや・・・・美人さんとハッスルするのは嬉しいんだけど?でもこの女性、もたないよ?何せもう、死相がはっきり出てるからね・・・・

エリクサーでは、失われた寿命までは、流石に回復しないから、


「早打ちすればいいのですよ?宜しければお手伝いいたします。」


また早打ちって・・・・お手伝いって?

「二ホンと言う国では3Pと言われていますね。」


・・・・え?マジっすか?

まあ・・・・アルフォンシーナとアメリータとも3P?親子丼?経験してるけど・・・・


「いただきます。」


思わず言っちゃったよ。

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