第496話 ボス部屋で皇帝が・・・・

今おっさん達は80層のボス部屋に居る。


何故か皇帝が・・・・


「何だか力が湧くんだ!!さ!!行くぜ!」


何だかテンションが高い・・・・


「皇帝レベル上がったんじゃないか?」


ナターリヤがおっさんに教えてくれる。


「おお!それでか・・・・なんだか急に動きが良くなったと思ってたんだよ。」

「だが気を付けたほうがいい。今は高揚しているが、まだ体のバランスが把握しきれてないはず。気が付いた時に違和感を感じるはずだ。それに、いざというとき今までと違う動きになるからな。」


そうなのか・・・?


おっさんそんなの知らんかったよ。そもそもおっさんのレベルの上がり方、どんなのだったんかいな?

スキル強奪した時に上がったんだろうけど、動きとか実感がわかないんだよな・・・・


で・・・・見ていると・・・・

「おお!凄いぞ!今までのが何だったんだっていうぐらい、魔物が見える!」


皇帝が無双してたよ。

あれレベル9か?

それとおっさんの用意した装備してるからな。実際装備の補正もあるから、今まで何とかここまでやってこれたんだよな?

だが・・・・明らかに動きが違う。違いすぎる?何でだ?


後で知ったんだが、皇帝にはユニークスキルと言うのがあるらしく、そのレベルが上がり、相当身体能力が上がり・・・・強化したらしい?

よく分からんが・・・・そんなスキルがあるんかいな?

身体強化じゃなく?

まあ、レベルが上がるブーストみたいなもんだろう。

なので実際はレベル9じゃなく・・・10とか11とか?

たぶん1レベルのブーストだったんだろうな。それが、今回のレベルアップ?その時にそのスキルも強化され、2レベルのブースト・・・・

それなら成る程なんだよな・・・・


「おいシラカワ、あれ、俺らより強くね?」


ちなみにこのメンバー、皇帝以外はレベル10だ・・・確か10のはず。

おっさんは15だけどね。


「うはははは!死ね死ねしねシネ!うはははは!!!」


皇帝は暴走していた・・・・


流石にすべての方向には対応できておらず、周囲をウェンディ達がサポートしてくれたよ。


気が付けば、おっさんは殆ど何もしないまま、ボス部屋が攻略されていた・・・・


・・・・

・・・

・・



そして今、何故か野郎どもと風呂に入っている。

あ、一度休憩所にゲート出してね・・・・戻ったんだよ。え?反則じゃないかって?いいんだよ。そんな細かい事は気にしないで。


風呂から出て、ダンジョンに戻ろうかと準備をしていたら、カトリーンがやって来た。

「主よ、ちょっと良いかの?」

「どうしたんだ?」



「少し話があるのじゃが。」

「いいけど・・・もしかしてダンジョンで戦いたい?」

「それもあるのじゃが・・・・勇者パーティが合流したいと云うておる。そして我も・・・・主と共に戦いたいのじゃ!」


ここにきて本格的なカトリーンの参戦か・・・・

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