語られなかったエピソードその2 何とかしようとする白河
衣装を改め、追手におびえながらも、Gの報告を信じて宿泊する白河。
はあ・・・・とため息をつく白河。
右も左もわからぬ異世界。
現地の人間と逃げるが、世間知らずのお姫様と、まだ社会人になりたて、今起こっている事をうまく受け入れられない若い女性。
この2人と共に逃げるとか・・・・厳しすぎる。一時間も歩けば2人共音を上げる始末。
詰んだ・・・・
捕まれば恐らく・・・・他の日本人はきっと死んでるだろうな・・・・同じ目にあうだろうし。何せあの場、凄い血の臭いがしてたんだよな。
きっと奥の部屋で殺されてるな。
で・・・・風呂からあがり、食事時になり、席で杉浦さんが何か言いたそうにしているので確認すると・・・・
生理用品が無いとか・・・・うわ、まじか・・・・下着も?
いや、逃げてる時に・・・・呑気だよね?
2人の女性は・・・・宿に泊まる事ができ、安堵、もう寝ている。はあ・・・・
そんな事を思いつつ、スキルで道具作成しながら、いつのまにか寝ていた白河だった・・・・
朝になり、徒歩での逃避行は無理と判断、足を探す。あと、このメンツで追手に追い付かれたら、太刀打ちできないので、護衛も雇いたい・・・・
なので、護衛を探す事に。
冒険者ギルド?があるのでそこで色々対応を。
幸い、よさげな護衛が見つかり、彼、彼女らに自身の命を預かってもらう事に。
ここで駄目なら自分の見る目が無かったなあと。
ある意味開き直る白河だった。
そして・・・・白河は、こっそり冒険者ギルドでもう一つ依頼を出した。
メーネアの服をこっそり回収し、それを背格好の似ている女性の冒険者に着てもらい、別の方向へ誰かに向かってもらう、というものだ。
危険が伴うので、多めの金額を出すと・・・・B級冒険者の男女6人組が見つかり、任す事に。
背格好の似ている女性に服を着てもらい、それを他のメンバーに護衛をしてもらうという作戦。これに追手が向かってくれれば・・・・
後に彼らは上手く任務を・・・・というか追手がいなかったので、無駄になったが、しっかり役割を果たしてもらう事になる。ギルドで連絡を受けた白河は、後に領地に招き入れる事になる。
幸いな事に、道中危険もなく、順調に進むが・・・・6日目に、トラブルが。
ここで今後トラブルのもとになる暁団と遭遇するが、後にインダルチャンス王国からの追手となるとはこの時は誰も思ってみなかったのだった・・・・
暁団だが、この後、インダルチャンス王国へと帰って行ったのち、宰相からの依頼で・・・・今までの不祥事をすべてもみ消す代わりに、3人の人間の後を追ってほしいとの密命を受け、再び白河たちと対峙する事となる。
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