第196話 え?別嬪さんがいる?
「もう最初の一団は1月ほど前に旅立ちましたから、何人かはもうシラカワ領にて職探し、早い娘ではもうシラカワ領の工房で働いているかもしれませんね。」
「そういえば工房の中には最近行ってなかったな。じゃあ早速行ってみるよ。どんな有能な娘さんが来たのか、ちょっと期待もしちゃうし。勿論、有能ではなくても、まじめに辛抱強く働いてくれる女性も必要だからね。ただ、服や下着の機能性の方がちょっと物足りなくてね・・・・そういった方面で力になってくれる女性がいてくれればありがたいんだけどね。」
今はおっさんが異世界通販で手に入れた下着をばらして、これを基に領内で出来た布で仕立てるんだけど、日本の下着とは素材が違うからね、そのまま作っても機能不足なんだよね。
胸のフィット感や、押上感?女性じゃないから細かくは分からないけど・・・・胸のメイク?が買って着けてくれてる女性の意見として物足りないらしいんだよね。
で、おっさんが異世界通販で仕入れた下着だと良いらしいんだよね。
でもね、やはりおっさんが居なくなればもう手に入らないからね、その辺りはもっと工房・店の店員に意識してもらわないとね。
そしておっさんいくつかエノーラと店の売れ行きや今欲しいもの、エノーラの意見等を話した後、補充するものを作業場で異世界通販で購入して、シラカワ領に向かう事にしたんだけどね、エノーラが呼び止めて来るんだよ。何かと思ったら、
「シラカワ領に向かう娘さんの中で、何人か物凄い別嬪さんがいましたよ。」
「あの・・・・それを言う意味は?もう妻はいらないけど?」
「あら?そうかしら?それと、その中でも一人とびっきりの美貌の女性がおりましたのよ?女の私でも惚れてしまうような、それはもう見た事ないぐらい・・・・メーネアさまよりも上かもですわ?」
「えっ?メーネアより上って盛りすぎじゃない?あれ以上の美貌っていないでしょ?」
「シラカワさまの奥方様はそろって考えられない美貌の持ち主というのは全員に会ってますから知っておりますが、最近お見受けしていないファートさまとサージュさまよりも人によっては上と考えるかもですわ・・・・」
「えっ?あの喋らなかったら凄い美貌のファートとサージュよりも?あの2人はエルフだからなあ・・・・・あれより上って想像できないんだけど?」
「どうなんでしょうね?女と男の美意識の違いがありますから、もしシラカワさまのお好みでなければ残念ですが、期待してもよろしいかと。」
「それは楽しみだなあ・・・・って、何でそうなる!違うよ!もう増えないよ!」
おっさん、ちょっと期待しつつ館に戻ったよ。
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