第22話 ジョブ選択
次の日ギルドに向かうと、
「申し訳ありません。昨日伝えるのを忘れておりました。ジョブ選択が可能ですが今しますか?」
と言われた。
ジョブ?どういう事だろうか。
とりあえず説明を受ける。
話を聞くと、レベルが15になるとジョブが選択できるようになるらしい。
名前の横の()はそういう事なんだと。
ジョブによって恩恵がいろいろあるらしい。
魔法使いやヒーラーなら消費MPが減少だとか、剣士なら剣術、武闘家なら体術などの前衛スキルが上がりやすくなるとか。
「すぐにやってもらってもいいか?」
「かしこまりました。では別室にて行いますのでこちらへ。」
案内されたところは特にこれといった物がない質素な部屋だった。
部屋にある水晶にさわると選択できるものが表示されるらしい。
「職員が一緒じゃないと駄目なのか?」
「必ずという訳ではありません。一応建前上は防犯の為です。そちらの水晶はかなり高価なものなので。」
「で、本音は?」
「あなたみたいな人のジョブが気にならないわけがないじゃないですか。」
えらくぶっちゃけたな。でも退室願おう
「すまないが、それでも外で待っててもらっていいか?」
というと渋々といった様子で退室してくれた。
さて、なにがでるか…
水晶に手をかざす
魔法士、魔術師、魔道士、賢者
剣士、鍛冶師、運び屋、探索者……
かなり多かったので便利そうなものを鑑定で見ていく。
魔法士…消費MPが10%減少。威力上昇(微)
魔術士…消費MPが15%減少。威力上昇(中)
魔道士…消費MPが20%減少。威力上昇(上)
賢者…消費MPが30%減少。威力上昇(極)
剣士…剣術、身体強化のレベルが上がりやすくなる。HP上昇補正。
鍛冶師…鍛冶と身体強化のレベルが上がりやすくなる。
運び屋…身体強化のレベルが上がりやすくなる。HPに上昇補正。
探索者…スキル全般のレベルがちょっとだけ上がりやすくなる。スキルの習得がしやすくなる。
決めた。「賢者」にしようと思う。
その後職員に聞いた話では15ではファーストジョブ。35でセカンド、50でサードらしい。
現在サードジョブまで持っているのは2人だけだと。1人は勇者で、もう1人は隣国にある帝国の王らしい。
そんな説明を受け、セカンドジョブが取れるまでとりあえずコツコツとレベリングすることにした。
ちなみにリエンは寝てたので放ってきた。
いつもの事ながらよく寝るやつだ。
森の奥に転移し、レビテーションで前と違うところへ向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます