第21話 レベリング

新しい家に慣れた頃、そろそろ森までの移動が手間になってきた。特殊魔法ってのがあったので、取ってみようと思う。

ただほかのスキルに比べてSPが段違いにかかる。

まずレベル1にするのにSPを5も使う。取った。

2にするのに10もかかる。

足りないのでちょっとレベルをあげようと思う。


誰かを連れていると時間がかかるので今は1人だ。特殊魔法のレベル1でレビテーションを覚えたので飛んで向かう。森のもっともっと深いところへ。

森を抜け、ドラゴンの住処みたいな所に着いた。


グァァァっ!グルルル…


リエンは竜人だから言語が通じただけか。

こいつらとは意思の疎通が出来ない。

とりあえず、住処のところにメテオを2発ぶち込んでみる。レベルが上がるのでまたちょっとずらして打つ。

これを繰り返して5回したところで、目の届く範囲が壊滅的になったのでスキルを取ってステータスを確認してみる。


ナオト Lv 26

HP 520/520

MP 624/624

SP 27

火魔法5 水魔法3 風魔法3

光魔法3 闇魔法3 聖魔法3

特殊魔法5


MP増加7 MP消費減少5 MP回復量増加5

HP増加5

感知5 鍛冶5


言語理解 無詠唱 インベントリ 鑑定


特殊魔法のレベルを上げたおかげで転移や空間魔法などが使えるようになった。

ただし、転移は1度訪れ場所をはっきり思い浮かべる事だったり、空間魔法はイメージを鮮明に持つことがあったりと条件が中々シビアだ。


まだSPか余ってたから剣術を5にしておく。剣持ってないけど。


1度転移で屋敷に戻る。距離があったせいかMPが300ほど持っていかれた。


ギルドへ行き、素材を売る。ドラゴンの鱗を出した時には驚かれたが、メテオで焦げたやつは出さずに少し傷があるものとかを出す。


換金したものが高価だったらしく、受け渡しに奥の部屋に案内された。…この部屋よく使うな…


「こちらが素材の代金です。」と白金貨2枚金貨5枚渡された。

なんと250万にもなったらしい。

……これなんてヌルゲー?


「それと、ギルドマスターからギルドランクを上げておくように言われてますのでライセンスをお預かりします。」


と言い、5分ほどして戻ってきた。

「こちらお返しします。これでナオトさんは5級冒険者です。本当は3級くらいの討伐履歴があるのですが4級になるのに盗賊または犯罪者などの討伐記録が必要になるので5級でストップしております」


「わかった。手数をかけて済まないな。ありがとう」


屋敷へ戻る。

剣術を取ってSPが2しかないのでまた明日奥に向かうか…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る