幻の夏 はんぶんこ

作者 響ぴあの@5分で読書発売中

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★★★ Excellent!!!

中学三年で弱視となった少年。
暗闇で心を閉ざすのか、それとも前を向いて歩いていくのか……。

障害を抱えた少年が学校で出会ったのは、ブラインドサッカーだった。

失った光を取り戻すことはできないけれど、少年はブラインドサッカーを通じて希望の光を見出す。

少年の挫折と苦悩をリアルに描き、そしてラストは前向きな姿を生き生きと描いています。

――人生の選択肢は無限にある。
夢中になれること、それを楽しむこと。
作者様のメッセージ。

希望の光を見出すのは、自分自身かもしれません。



★★★ Excellent!!!

 不平不満を言える間は充分幸せだ。感情を表に出して、態度に示せるのだから。問題なのは自分を誰かと比較してしまい、その悔しさに心を支配され、将来に対して消極的になることだろう。それは誰にでも起こることだが、それまで当たり前だと思っていた何かを失った者にとって、そのもどかしさは計り知れないと思う。
 視力が原因で前向きになれない少年が主人公だが、やはり膝を抱える“人”の心を引き上げられるのは同じ“人”しかいないのだろう。どうあったって孤独は何も生まない。周囲の優しさはそれだけで強い力となる。
 運命とは非情ながらも希望も与えてくるのだ。

★★★ Excellent!!!

視力を失って、色々なものを諦めないといけなくなったと感じている主人公。
自暴自棄とまでは言いませんが、心は若干落ち込み気味で、あきらめ気味。

そんな彼に学校の先生はブラインドサッカーをすすめます。

ブラインドサッカーってどんなものか全然知らなかったですが、これを読んでみて奥深さを知りました。

スポーツをやることで主人公の気持ちが変わっていく所が良いです!

どんな状況でも楽しく取り組む気持ちを忘れないって大切ですね。

★★★ Excellent!!!

病気によって視力を、打ち込んでいたサッカーを奪われた少年。

落胆し、希望を失っていましたが、一歩踏み出した新しい世界で新しい希望を見つけ出します。

失ったからこそ得たもの。まさにタイトルの通りです。

失ったことを、嘆いているだけでは手に入らない。
人生の大事なことを教えてくれる、爽やかな短編です。