4.1
ルッツが俺の膝に掴まり、立った。すぐに尻もちをついてしまったが、一緒に見ていたヤンと二人で大騒ぎしてしまった。大きな声を出し過ぎて、テオドールが慌てて駆けつけてしまったくらいだ。
ルッツは座ることも、這って進むのも上手くなった。この調子だと、立って歩き出すまであっという間だろう。次に両親と会う時は、自分の足で歩くルッツの姿を見せたいと思う。
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