27.8

 今日は使用人達と月初に向けての会議を行った。テオドールがいない分をどう分担するかの最終確認だ。戻ったばかりのスティーヴンに任せきりという訳にもいかないし、使用人達もそう考えてくれているようだ。スティーヴンは構わないと言っていたが、一人に負担をかけ過ぎるというのは俺自身納得ができない。皆で協力して乗り越えよう。

 こうして考えると、普段どれだけテオドールに頼り切っているかが分かる。事実あいつは頼れる人間だし、頼られることを嬉しく思う性分なのも理解しているが、俺にできることが他にないか、今一度よく考えたい。

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