18.8

 ルッツのうつ伏せ練習は順調で、肘をついて辺りをきょろきょろと見回していた。今はまだ前に進んだりできないから少しの間なら目を離せるが、這って進むようになったら一瞬たりとも目が離せなくなるのだろう。歩き出したらきっと、もっと忙しくなる。

 しかし、今なお我が子可愛さで目が離せないでいる。今この瞬間のルッツも愛らしいし、歩くようになったら、話せるようになったらと未来のこともたくさん考えてしまう。

 ヤンともそういった話をしては、初めてパパと呼ばれたら泣いてしまうのではないかだとか、笑いながら言われる。照れ臭い話だが、きっと間違いではないのだろう。

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