12.8
テオドールとスティーヴンに気を遣わせてしまったのは申し訳ないが、今日一日の俺の予定を空けてくれていた。改めて感謝を伝えようと思う。
今日は日差しが強かったから、俺の部屋で寛いだ。ルッツはヤンが淹れてくれた紅茶を興味深そうに見ていたが、まだ早いだろう。先の楽しみにとっておいて欲しい。おまえの母さんは、きっとおまえ好みの紅茶を淹れてくれるから。
ルッツはすっかりうつ伏せにも慣れたようで、喋りながら楽しそうにしていた。今だって色々なものに興味を示しているから、這うことを覚えたらあちこち動き回るのだろう。自分で動けるようになったら、きっと世界は一気に広がる。その時になったら、自分の足で立ち、自分の目で物事を見る楽しみを全身で味わって欲しい。
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