10.4
仕事中、ヤンが甘めの紅茶を淹れてくれた。聞けば、俺は相当に疲れた顔をしていたらしい。自覚は無かったが、ここ数日ずっと慌ただしかったからだろうと思う。テオドールやヘレナに何か言われることも無かったから、ヤンにはすべてお見通しなのだろう。恥ずかしさはあるが、優しさが嬉しい。
午後の仕事を終えてから、ヤンを部屋に呼んで話をした。ただの雑談ではあったが、気分が落ち着いた。ヤンの支えは、とても大きい。ヤンにとってもまた、俺との時間が少しでも気晴らしになっていたら良い。
ヤンと話していると時間があっという間に過ぎてしまう。もっと話していたかった。明日また会えると分かっていても離れがたい。
ずっと一緒にいたい。
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