意気地なし

「…ねえ」


「ん?」


「……さっきから私、大欠伸を連発してるんだけど?」


「気が付かなかった」


「次に欠伸をしたら、指を突っ込んでも良いのよ??」


「そうしたら…僕の指はどうなるの?」


「当然、思いっきり 私に噛まれる♪」


「僕は、自分の指が可愛いので遠慮しとく」


「─ 意気地なし」

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