361ページ目…エルムとの決着
<side:闇アリス>
「さぁ、パーティーの始まりだ!楽しく踊りやがれ!」
主人格であるアリスが、
まぁ、元々、
その為、やはり攻撃する際には手加減や、命の危険がある様な攻撃をするには向いてなかったりする。
ただし、私は違う…何故なら、私は彼女の心の闇を司っているからだ。
その為、所謂、汚れ仕事と言う物をするのに適任だったのだ。
「〖
私の叫び声と共に、突如として四天王・水宴のエルムの影、そして付近にある影と言う影から無数の闇の蛇が顕れると一斉にエルムへと噛み付こうとする。
しかも、光すらも、この闇に捕らわれたら逃げ出す事は不可能とされるほど闇を圧縮した砲撃…そう、マイクロブラックホールと呼ばれる一撃が放たれたのだ。
こうなると、授肉して弱体化してしまったエルムには直撃を喰らってしまうと一溜まりもない。
何せ、超圧縮されてその命すら、いとも容易く潰されててしまうのだから…。
そして…何時までもマイクロブラックホールを発現させて置く訳にはいかないので、その魔法を解除する。
次の瞬間…圧縮された空間が、その力から解放され、収縮していた空間が大爆発を起こす。
『チュドーーーーン!』
「あはは…ブチ切れてたとは言え、コレは、ちょっとやり過ぎた…かな?」
見るも無惨になった部屋の惨状を見て、冷静になっていく私…。
でもまぁ、これで
まぁ、エルムとやらの魔石も一緒に消し飛ばしてしまったが、優しい
「まぁ、
つー訳で、
私はそう言うと、眠りにつく為に主人格であるアリスを目覚めさせると、速攻で彼女と入れかわる様に眠り始める。
その結果、私の力が維持出来なくなりM・L・Cはその姿を光の粒子に変え霧散していく。
果たして、次に私が目覚める機会があるか分からないが、出来る事なら機会がない事を祈るとしよう…何故なら私はダークサイドのアリスなのだから…。
「そうですね、もう一人の私とは言え負の感情から生まれたとは言え
「あ…鎧がまた変化していますね…。」
ふと気が付いたのだが、兜の装飾が、亀から蛇へと変化していたのに、再び亀へと戻っている。
どうやら、
そう言う意味では『玄武』が亀の身体に尻尾の部分に蛇が生えている姿と言うのも、まるで今の私達に合わせて作られている様な気がして嬉しかった。
「本当なら直ぐに
本当ならば今すぐにでも追い掛けたい。
そう思ったが一歩足を踏み出した瞬間、強力な目眩に陥り、私は魔力の使い過ぎによる反動により残念ながら此処でリタイアする事を認識する。
私は
『ガシャンッ!』
倒れた衝撃で身体から鎧が私から
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます