第428話 計画、始動

 俺は少年と別れて、鍛冶屋通りを後にした。

 コイルの手配がつきそうになったおかげで、頭の片隅に置き去りにしていた計画が進められそうである。


 とはいえコイルだけではどうにもならないし、戦争間近というこの時機タイミングが適切かどうかはちょいと怪しい。


「まあいいか」


 誰にともなく呟く。やるだけやってみるとしよう。


「織工、木工の職人はヴィクトールに紹介して貰おう。それから……」


 羽毛はどこかで調達できるんだろうか。

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