ゼロから


産まれた時から死に向かう。

無から無へ…。


▽俺には知り合いはたくさんいる…だが友達は?…親友は?


トオルは知り合いのカテゴリーには入らない。

友達や親友とも違う…恋愛カテゴリーでも違う。


新しいカテゴリーの誕生…そこにトオルを置く。

タイトルは決まらない。

とりあえず保留…タイトルは無し。


人間なんて所詮は1人。


本当の自分を理解してくれる人なんかいない。

素の自分を出せる相手なんかいない。


分かってる。

イヤな程、解ってる。


寂しいのは当たり前。

寂しさの穴は埋まらない。

だからそれに馴れるしかない。


それが最善。


1人で当たり前。


自分を理解してくれるだろう…なんて劇甘な考え。夢物語の部類。


3年付き合った女ですら無理だった。


素の自分を見せたら、いなくなった。


素の自分を見せたらいなくなる。


本当の自分を自分ですら理解できないのに、赤の他人が理解できるなんてとても無理。


期待する方が悪い…。

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