第65話
はぁ、今日は先生に頼まれて作業を手伝っていたので1人で帰宅です。やっと終わったので教室にカバンを取りにいかなければ…。思ったより疲れたな。あぁ、さくらに会いたい。
ん? まだ教室誰かいたのか。
寝てるなぁ…さくら?
え。さくらだ。待っててくれたのか!? え〜、嬉しい。さくらなんだよ、俺のこと好きじゃん…ってそれは言い過ぎだけど、まじかぁ嬉しい。起こそうかな、起きるの待ってたら…遅くなるよな。起こすか。
「さくらー、起きろー」
「…」
「おーい、さくらー。帰んないのかー?」
「んー。ふぁぁ。あ、ふーくん。お疲れ様ー」
か、かわいい。おい、疲れなんて吹っ飛ぶぞ。破壊力最強かよ!
「ありがと。ずっと待ってたのか?」
「さっきまでゆみりんと話しててちょうどいいから待ってた〜」
眠そうなのもかわいい…。
「そうか、さんきゅうな! 帰ろうぜ」
「うん! あ、そうだこれあげるー」
「ん?」
お、微糖のコーヒー。俺の好きなやつだわ。
「お疲れコーヒー!」
…かわいすぎるぞ。俺はキュン死にさせられるのか。
「ありがと、めっちゃ嬉しいわ」
「あはは、そんなにー? よかった! よーし、帰ろう!」
めっちゃ嬉しいとか言っちゃった。でも、ほんとだけど。
「おぅ、帰ろうぜ」
さくらがもう彼女なんじゃないかって錯覚するわ…。早く告白しよう。
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