第67話

あ、やべえ今のフラグ経ったよ。


「うわあ亀と同じくらいの魔物がうじゃうじゃ居るよ。やれるかなけどめんどくさいな。」


見れば巨大な亀の魔物以上の魔力がヒシヒシと感じられる魔物が大量に現れていた。


スキル『怠力』発動

魔術を自動操作致します。


「あ、なんとかなりそうだな。追加だ【この世 我らの住処 与えし偉大なる大地よ 我ら 触れぬ異形を 掴み 大地を 踏みしめんと 立ち上がし者よ 我らと友に 歩め そして我と共に いざ行かん アースゴーレムレギオン】」


追加で出したゴーレムは自分で創り出した者たちより巧みに作られており人の顔そっくりで騎馬隊すら存在している。そしてノブナガ軍の脅威の所以ともなった長篠の戦いにおいて初めて投入された著名な部隊が存在していた。ただしその持つ武器は現代兵器という分類の銃火器を用いて、その存在を知らしめていた。


「ヒューいいねいいねノブナガっぽくなってきたよ。ただ火縄銃の代わりにロケットランチャーってのが俺らしいけどな。しかも何アレ対戦車ロケット弾かよ。普通に戦争おっぱじめる気?戦車はチャリオットって感じの馬車型なのに。ま、いいか。」


考えたら負け、そう判断し自分のFPSのやり過ぎを棚に上げ安土桃山時代の人を敵に回していたことに気が付かないアレン。


「【我が名 アーレギオン・ガレリア・グロリアスの元へ 集いし者たちよ 今この時を 我と共に生き 我と共に遊べ チェックオブマリオネット】」


前回が超激難マニュアルアクションプレイなら今回は超簡単RPGプレイ並みの変化が現れもはや気分はプレイヤーから軍師になった気分になっていた。


そして彼らは悉くを蹂躙していった。巨大な亀の魔物クラスの魔物はロケットランチャーを被弾させ怯ませた後に騎馬隊が薙刀等を用いた剣撃を叩き込む。


「何これスゲえ簡単。やり易い。まてよコレを使えば俺の仕事なくなんじゃね。俺ってば天才。あ、けどプログラミングがめんどくさいな。」


スキル『怠力』発動

ユニークスキル『オートパイロット』を作成いたします。


「流石『怠力』、さて俺も本気でやるか

【魔王は

魔物の王か

魔術の王か

魔女の王か

魔力の王か

魔風の王か

魔窟の王か

魔境の王か

魔処の王か

病魔の王か

睡魔の王か

業魔の王か

水魔の王か

色魔の王か

降魔の王か

詩魔の王か

否全てがそうであり全てがそうでない

不俱戴天なる百八魔

神なる八十八魔

天使なる八魔と一魔

獣なる六百六十六魔

これら

悪をもってして束ねる者

法無き法を作りし者

それが魔王なり】」


ユニークスキル『魔王』承認発動

コレヨリ深淵ヲ開キ標的ノ魔物ヲ殺害シマス。


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