ツッコミ錬金術師とクソボケ死霊令嬢、ド田舎雑貨店を営んで暮らす。

作者 坂神京平

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★★★ Excellent!!!

可愛くてHENTAIなヒロインを書かせたらカクヨム界では右に出る者がいない坂神さんの新作です。
今作は錬金術が登場するファンタジー・ラブコメ。
現代物のラブコメを多く執筆されてきた作者様ですが、実はファンタジー系のお話も大得意なのです。過去には『竜になるまで逃げないで!』という奇抜で綿密な設定のファンタジー・ラブコメも執筆されていました。
今小説も、『竜になるまで逃げないで!』を超える勢いで、ラブとコメとファンタジーが超面白な感じで仕上がっています。
特に、コメ(HENTAIヒロインたちとのコメディタッチな会話劇)はもはや匠の技……(*^^*)

わけあって国外追放され、田舎の村で雑貨店を営んでいる主人公の錬金術師サイラス。そして、彼を取り巻く二人のヒロイン。この三人のやり取りがとにかく面白いのです。


死霊令嬢(要するに、肉体が死んでる)のミュリエルは、元の人間の体に戻る手がかりを探すために主人公の店を訪ねてくるのですが……。
彼女の出身地ミルヴァートン地方では会話に『ボケ』と『ツッコミ』を織り交ぜるのが淑女(?)の嗜みらしく(お前の故郷は吉本新喜劇がある難波かよ)、やたらとボケるボケる。ボケまくる。ボケるためなら、自分が死体だということもネタに使う。下ネタにも突っ走る。ツッコミ気質の主人公はそれにツッコミ入れざるを得ず、見事な夫婦漫才が成立してしまいます。
坂神さんの作品ではヒロインと主人公のボケツッコミは定番と言っていいほどよくあることなのですが、それが作中世界の「土俗の風習(?)」として設定されているのが作者様の遊び心が出ていてグッドだと思います(笑)

そして、もう一人のヒロインの神官少女アメリアちゃんが私のイチオシです(*´Д`)ハァハァ
アメリアちゃんは何やら主人公に恩義があるらしく、通い妻のように毎日主人公の家にやって来て甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる清… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

王都から遠く離れた辺境の村で、小さな雑貨店を営む青年・サイラス。

退屈だけれど平和な彼の日常に、ある日突然現れたのは、美しい死体──そう、不死者の少女ミュリエルだった。

当時の記憶を失くし、ノーライフキングとなったミュリエルが自身の道を開く唯一の手がかりが「破邪の鎖」であるという。
この村にそのアイテムの手がかりがあるらしいというミュリエルを行きがかり上仕方なく同居させるようになったサイラスだが、彼の元には神官少女アメリアが毎日のように通っていて、天敵とも言える二人の少女はいずれ相見えることに──

死霊特有の無表情で死霊ネタのボケをかますミュリエルと、天性の才能からかテンポよくツッコミを入れてしまうサイラス。
清純でとっても良い子なのに、ちょっと暴走気味のところもあるアメリアと、そんな少女を生暖かく受け入れる大人のサイラス。
どちらの少女との組み合わせもいい感じですし、何よりクセのすごい(笑)二人の美少女がポンコツで可愛いです!

レビュー時点では、実は超一流の錬金術師であるサイラスの過去も明らかになり、彼の背負うものとミュリエルの手がかりが少しずつ絡まっていく予感がしていますが、今はなんと美少女二人の水着回の真っ最中!?

笑いの中にも壮大なストーリーが少しずつ動いていく気配があり、今後とも目が離せません!