013「禁書読書家」/ほしのかなさん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881079517


 「読んではならない本」に、何が書いてあっても、閲覧は自己責任で。


・人は一冊の本と同時に生まれる

・その本には、その人の人生がすべて記載されている=知らなくてよいことまで記載されている=「禁書」

・普通の人は、自分のも他人のも「読めない」

・極一部に「読める」能力を持っている人がいて、超極秘に「読む」特殊な仕事をしている

・「読める」能力を持つ主人公は、「血の濃い『禁書』」は「読めない」

・主人公には新しい家族が(以下自重)


 設定がもう、ハッピーエンドになるはずのない要素満載で、そりゃあ期待しますよ。

 お見事なラストに向けての伏線回収、容赦ないビターエンド、いいですよねえ。


 知らない方が幸せだったかもしれない、という案件は、人生の中でしばしば起こります。

 それをかき集めて真っ黒くドロドロになるまで煮詰めたようなストーリーです。

 サスペンスを含む、S《すこし》F《ふしぎ》。


 この手の話、大好きです。

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