【公式設定資料集】冠絶偉彩の画家、異世界を描き翔ける！ 〜Infinite Record〜

聖魔煌麗神剣 ルスト・ハーレイヴ

　迷宮攻略で初登場。魔法しか使わないと思われていたミューリエの武器のひとつ。

名前『ルスト・ハーレイヴ』

製作者:初代神器鍛治師アウロギ

異 名 :「三千世界を救いし封魔剣」

「聖魔煌麗神剣（せいまこうれいしんけん）」

　六聖神が一柱、火聖神アウロギ直々の製作。

　彼の手によって製作されたが、あまりの強大さ故に暴走し、自ら動き、自動成長する魔剣となった。

　しかも喋るしアウロギの少年の姿になることが出来るわ、アウロギは気味が悪いと更に不機嫌にさせた。

　彼はこの剣を「史上最悪の失敗作」と揶揄し、サテルマ海の深海にある星の浄化の力が集う場所である海溝マークリア＝ベルトに投棄したが、怒った剣は毒を放ち、毒海となってしまった。

　しかもこの毒は“狂毒”という生物を凶暴化させる特殊な猛毒で死したことさえも忘れさせる効果をもち、魔物が跋扈した。

　これを鑑みた六聖神は破壊寸前までに追いやったが即座に修復、幾度も壊れることなく蘇る魔剣に対して死の神エルゼンハウズの力を借り、北の大陸の「秘地」に眠らせた。

　毒海は生の神が浄化したが、ただならぬ穢れの規模だった為、代償として左腕を贄にした。失った四肢は“転生の柩”にて再生させる。

4万900年前にミューリエが〘永劫消失〙と〘存在否定〙を使い破壊したが、切っ先の残り(微粒子)から復活、これ以上は死を覚悟した剣はミューリエに仕えることにした。

「おいらは姫様の剣になる」と言ったそう。

　ミューリエが剣を探した理由は魔法が使えない状況でも剣があれば大丈夫という考えからで、人助けに目覚めた彼女としては魔剣でも困っている人が助かればと思い手に入れた。

彼女が手にした瞬間、真っ黒い刀身で常に黒いオーラと禍々しい毒気を放つ姿はいずこへ……純白の刀身に嫌らしさを感じないきらびやかな装飾、癒気（ゆき）を放つ聖剣となったのである。

～性能・能力～

【形態変化】

　彼は剣の姿に縛られない。人間の姿になることも出来るし、様々な武器に変化できる。ただ、10～12歳頃の姿が気に入っているので好んで人間の姿になるときはこちらを選ぶ。理由は「子どもの方が愛されない？ 」

という理由。

【能力奪取（ステルフォン）】

　切って命中すると斬られた対象者は能力を奪われ、血も吸われる。ルスト曰く斬った場所によって味が異なり、特に血液は鉄分によるビターな苦味が好みだそうだ。斬れば斬るほど強化される性質を持っている。

　ただし、邪神の因子持ちの血は変質しており、苦すぎて反吐が出るとのこと。

【魂喰者（アムルス・ラー）】

　魔物のコア、敵の魂を吸収すると能力が跳ね上がる。

　吸収時に主であるミューリエにはとても言えない残虐なお仕置きをした後に吸収している。飴玉の味がするらしい。

【覇神気】

　凡人は気絶もしくは即死するオーラを放つ。即死はミューリエに禁止されているので気絶程度に抑えている。

　敵が強大であれど動きを遅くし、能力を抑えることが可能。

【絶対切断】

　必中スキル。どんな敵だろうが切り伏せることが可能でごく稀にレジストされるが6倍の威力となって結局当たる。

【？？？】

　第46筆時点では明かされていない。

～その他～

　コスモの祝福と六聖神の祝福により、ミューリエと共に500の世界を救った功績を讃え、かける6倍されて「三千世界を救いし封魔剣」の称号を受けた。　　これにより2500の同様の悩みを抱える世界を全員が気付かない間に救った。

　しかし、ルストはミューリエが眠っている8500年の間に様々な姿の武器になり、一年半おきに一つの世界を救い、事実上の三千の世界を救った剣になったのである。これはルスト以外、作者と読者しか知り得ない情報である。