第148話 『その日、学園は大騒ぎになった』

「シラユキちゃん、どうしたの?」


 フェリス先輩が、私が作り上げた『魔力回復ポーション』を心配そうに見ている。


「あ、調合自体は問題ありませんでした。ただ、私とアリシアは現在調合スキルが20ありまして、このレシピは25まで上げられるんです。これからはこのポーションを中心に作って行こうかと思っていたんですが……沢山作ろうにも素材がどこにも売られていない事に気が付きまして……」

「「あー……」」


 察した表情になる先輩達に、とりあえず出来上がった『魔力回復ポーション』を手渡した。


「ともかく、こちらは返ししますね」

「えっ? でもコレはシラユキちゃんが作ったものであって、私達が受け取るわけには……」

「良いんですよー。材料費は授業でもらったものなのでタダですし、私はほら、自動で回復しますから」

「「あー……」」


 再び察したような表情になる先輩達。仲良しさんね。


「それで、ダンジョンにはいつから入れるんでしょうか?」

「そうねえ、在学生ならともかく、新入生や編入生は少しルールが異なるのよ。でも、シラユキちゃんなら大丈夫だと思うわ。明日にでも学園長先生に聞いてみるのはどう?」

「なるほど! ではそうしてみますね」


 その後もお話を続けたが、良い時間になったこともありアリシアから解散を進言された。フェリス先輩も、知りたい事は知れたみたいだったので、満足してくれたみたい。良かった良かった。

 そして、作戦会議を続ける大人達に挨拶をしてから、学園の寮へと戻る。時刻はもう、陽も沈み始めていて、空は真っ赤な夕焼け空。向こうのほうからは暗い夜空がやってきている。

 時間が経つのも早いわね。


 先輩達は3年生なので『花』の寮へ。私とアリシアは、1年生の『雪』の寮へと戻る。管理人さんに挨拶をして、木札と鍵を交換したところで、ふと思った。

 ……門限とか、あるのかしら?


 そんな心配を胸に抱えつつも、自室へと辿り着き中へと入る。そこには、仲睦まじい姉妹が魔法の修練を行なっていた。


「あ、シラユキ。おかえりー」

「シラユキ姉様、おかえりなさいませ」

「えへへ、ただいま!」


 おかえりって言ってもらえるのは、やっぱり嬉しいなっ!

 それにしてもソフィー、何だか良い香りがするわね?



◇◇◇◇◇◇◇◇



 次の日。

 学園の生徒達は、困惑と興奮、2つの感情に支配されていた。


 通学中、そんな事に気付きもしない私でも、空気が少しおかしい事は察知していた。

 だって、通学路にいる生徒の数が昨日までの半分以下な上に、道行く生徒達は皆ソワソワと落ち着きが無かったんだもの。

 けど、危険な雰囲気ではなかったし、まだ学校が始まって3日目という事もあって、そんな事もあるだろうと放っておくことにした。ソフィーもアリスちゃんも、気にしていないみたいだった。


 しかし校舎の中へと入ると、生徒達の喧騒に出迎えられた。


「おい、あの噂は本当なのか?」

「神話に出てくるような物凄いアイテムらしいが……」

「ああ、俺は見たぞ。あの光り輝く伝説の武器を!」

「本当か? にわかには信じがたいが……」

「宰相閣下の鑑定書付きだぞ。ウソなもんか」

「私は、信じられなくて鑑定の魔道具で直接確認したわ」

「どうだったの!?」

「……鑑定書通り、あれは本物よ! 信じられない事にね」


 何人もの生徒が、実際にを見たのか、興奮しながらも自慢げに語っている。中には、このような物を拝める機会など、今をおいて他にはないと煽ってるやつまで。


 うん、まあ……この騒ぎの原因は、大体察したわ。


 そして彼らは、私の存在に気付いたみたいで、様々な反応をくれる。こちらを指を差したり、ヒソヒソと話したり、息を呑むように静まり返ったり。

 教室に突撃してこなくなるというのはありがたいけど、こんな注目の浴び方をするとは……。想定外ね!


 ソフィーもアリスちゃんも理解したみたい。片や冷ややかな目でこちらを見据え、もう一方は興味はあるけど聞いていいのか迷ってる。そんな空気を出していた。


「シラユキ」


 説明しなさい。


 目だけでも、彼女がそう言っている事に気付いた。


「昨日言っていた通り、景品を鑑定してもらって、そのまま展示して貰うよう手配しただけよ」

「ランク6と8の武器、だったわよね。その階位の武器は宝物庫に入っていてもおかしくはないから、騒ぎが起きるのは目に見えていたけれど……。でもそれは、一応貴女によって事前に申告がされていたわ。ここまでの騒ぎになるとは思えない」


 アリスちゃんもうんうんと頷いている。

 結局昨日は、魔力の自動回復の件くらいしか説明せずに、あとはイチャイチャして時間を過ごしたから何をして来たかまでは伝えていないのよね。

 サプライズになると思って。まさか怒られる空気になるとは。


「シラユキ」


 勿体ぶってないで、いいから言いなさい。


 そんな空気感を感じる彼女の視線。ほっぺプニプニしたら怒るかな。……怒るだろうなぁ。素直に白状しよう。


「実は、調子に乗ってランク10の剣と12の盾を……」

「ランク10と12ですって!?」


 ソフィーが驚きの声をあげると、その声が伝播して周りへと広がる。


「やっぱり噂は本当だったんだ!」

「闘技場の中央リングに飾られてるらしいよ」

「なんでも騎士科の先生は、そのあまりの美しさに気を失ったらしいぞ」

「先生ですら卒倒するなんて……一体どんな……」


 この驚きは噂話をしていた生徒達だけでなく、周囲にいた生徒達を巻き込み、彼らは一斉に校舎の外へと駆け出していく。きっと闘技場へと見に行ったのね。


 そして残されたのは、私達だけだった。


 ソフィーは走り去っていった彼らを見て何か言いたげの表情をしていた。自分も見に行きたいけど、我慢してるのかしら? そしてアリスちゃんは正直だった。


「シラユキ姉様。私も、見に行ってみたいです……」

「んもー、アリスちゃんはカワイイわね!」

「ひゃうっ」


 抱きしめて撫でくりまわすと、真っ白なお顔が紅く染まる。褒められたり抱きしめられたり、そう言った事に耐性が無いのか、この子はすぐに照れちゃうのよね。

 ホント、カワイがりがいがあるわ。


「そんな2人には特別に、もっといい物を見せてあげるわ。アリシアとツヴァイもいらっしゃい」

「「はい」」


 影からひょっこりと現れたツヴァイは、またしても女学生の格好だった。

 学生として潜入したり、情報交換を目的としたツヴァイは、本来はどこにでも居そうな女生徒を演じるべきなんだろう。こういうお仕事は、印象に残ってはいけないし、目立ったらおしまいなのだ。

 でも、最近お化粧をするクセが付いた影響かしら。普通にカワイイ女の子になってるわよ? ふふ。


 まあでも、最強カワイイ私のそばにいるなら、普通すぎるのはかえって悪目立ちするはずだわ。少しカワイイくらいがちょうど良いのよ。だからセーフセーフ。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 無人の教室に彼女達を連れていったところで、例の杖を取り出した。


「なに、これ……。杖なの?」

「可愛い杖ですね! シラユキ姉様の武器ですか?」

「そうよー」

「確かに可愛いっちゃ可愛いけど、そんなに特別なの? なんだか装飾過多の杖にしか見えないんだけど」


 ふむ。やっぱり「」見えちゃうか。

 装備に条件のある武器って、それを満たせていないと凄みというのかしら。存在感なんかを感じ取れなかったりするらしいのよね。『白の乙女』もそういう所があるのか、普通にカワイイ服。もしくは綺麗な服としか見なされてない所があるし。


 一部種族は除いて。


「じゃあ今から、これに魔力を流して真の姿を見せるわ」


 条件を満たせない人でも分かるようにするには、適合者が魔力を流す事で大体解決出来る。

 全ての装備品には、注入出来る魔力の限界量がある。それが高ければ高いほど、良質な武器であるともいえるのだ。


『!?』

 

 魔力の込められた事で、本来の存在感が姿を現す。

 先ほどまではカワイらしい杖としか映っていなかった物も、今では怪物のように見えている事だろう。


 彼女達の顔つきが変わった。

 ソフィーとアリスちゃんは腰を抜かしているみたいだし、ツヴァイは警戒しているみたい。アリシアは一度見たからか、涼しげな表情だが、身体は強張っているように思える。緊張しているのかも。


 あまり、強い力に晒し続けるのも良く無いわね。杖から魔力を抜いていく。


「シラユキ……。それは、なに?」

「手持ちの装備品の中で、一番強い武器よ」

「それは、誰にでも、扱える物なの?」


 ソフィーが危惧しているのはそこか。まあ確かに、この杖が誰にでも扱えたら……。いや、困らないわね。上昇値は固定値じゃないもの。


「ううん、今のところ私だけよ。ソフィーが最初に思ったように、資格のない子は、この武器の性能に気付けないのよね」

「アリシア姉様でも?」

「まだまだね」

「そっか……」


 安心したいところだけど、安心していいのか分からない。そんな顔をしているわね。安心していいのよ?


「アリシア。これのランクを聞く覚悟は出来た?」

「はい。出来ております」

「そう、ソフィー達はどう? これのランク、聞きたい? 聞きたくない?」

「……その前に1つ聞かせて。この杖はあんたが作ったのよね? シラユキの趣味全開な装飾だし、こんな恐ろしい武器を作り出せる人間が、この国にいるとも思えない」

「そうよ。私が今持ち合わせている中でも最高の素材を使って、全力で創り上げた物。そう簡単に真似は出来ないし、させないわ」

「……なら、聞いておきたいわ。成長し続けるシラユキが、今の時点でどれほどのものを生み出せるのか、知っておきたい」

「私も聞きたいです、シラユキ姉様。これからもシラユキ姉様について行くなら、知っておくべきだと思います」

「そう、わかったわ」


 ツヴァイは……。うん、聞くみたいね。戻るそぶりも見せないし、ただ静かに私の言葉を待っている。


「じゃあ一応、私が伝えてもいいと思った人以外には口外しないで欲しいのだけど、そこは良いかしら」


 皆が頷くのを確認して、私はゆっくりと真実を伝えた。


「この武器のランクは、16よ」



◇◇◇◇◇◇◇◇



 教室に辿り着くなり、ソフィーは机に突っ伏してしまった。周りの子達も、闘技場の展示物の件に花を咲かせているようで、気にかけている様子は全くない。

 むしろ気付いたとしても、私から直接話を聞いてなっているのだろうと、勝手に思ってくれる事だろう。


 そんな中、ココナちゃんは周りの熱に当てられて多少の高揚は見られたものの、比較的落ち着いて見えた。なんでも、余り武器防具のランクに関しては、そこまで理解が出来ないようだったのだ。


「皆さん、ランク12? という物に驚いているみたいですが、ココナはよくわからないのです……」

「そうねぇ。まあ簡単に行っちゃえば、王国の絵物語に出てくる伝説の人物が身に付けたと言われている装備品が、ランク10とからしいわね。だから皆、それ以上の物が現れて驚いてるんじゃないかしら」

「そうなのですか。でも、シラユキさんはいつも通りなのです」

「そりゃそうよ。その装備品を出したのが私なんだもの。今更自分の私物に驚いたりはしないわ」


 私物としてこの世界に登場したのが昨日のことなので、思い出もなにもあったもんじゃないけど。


「え、シラユキさんの持ち物だったのですか!?」

「そうよー。だから皆、さっきからチラチラこちらを見ていたりするのよ」


 その言葉に何人かが恥ずかしそうに笑ってみせたり顔を背けたりした。笑ってくれたのは友達で、そうでないのはの子達。反応がわかりやすいわね。

 それにしてもココナちゃん、私がランク8の杖を作ってるのは見てるはずなのに、驚いてくれるのね。気を遣ってくれてる……訳ではないのなら、私が作れるのは木材系統の装備品だけと思われてるのかも。

 木材と金属って、ジャンルが全然違うものね……。その発想になるのも納得しちゃうわ。


「そうなのですか。だからソフィアさんもこうなってるんですね」

「……」


 ソフィーの肩がピクリと動く。違うんだけど、違うとも言えなくてどうすればいいのか分からないのね。


「まあ、を知ってこうなったのは間違いないわね」

「ソフィアさんも大変なのですね」

「……ふふ、本当よね」


 ソフィーからくぐもった声が聞こえた。

 撫でていればその内落ち着くかしら。とりあえず2人共撫でる事にした。


「……むぅ」

「えへへ」

「それにしても、そろそろ授業が始まる時間なのに、人が少ないわね」

「なんで他人事なのよ。理由なんて分かってるでしょ」

「あー、やっぱり?」


 そう暢気なことを言っていると先生がHR開始のためにやってきた。


「お前達、HRを始める。席に……。おい、なんだこの少なさは。まさか例の……くっ! お前達はその場で待機、勝手に動くなよ!」


 そしてこの惨状に気付き、ため息全開の後に教室を出て行った。きっと生徒達を呼び戻すためだろう。

 出ていく際、こちらを一瞥していたが、私は悪くない。と思いたい。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 結局、1時間目の授業はどのクラスも大幅に遅れることとなり、先生からお小言をもらってしまった。

 何故か私まで。


 でも『栄光と不敗の金剛装備』に夢中になっていたのは、生徒だけではなかったらしいし、試しにお小言の最中、冗談で言ってみたら、先生はぐうの音も出ない様子だった。

 まあ大人だって、凄い装備が現れたら夢中になっちゃうわよね。仕方ない仕方ない。


 あと、やっぱり私は悪くないわ。


 そうして無事? 皆が集中できない中で午前の授業は終了し、お昼休みに入ったところで、外が再び騒がしくなった。

 なんでも学園の外にもランク12装備の噂が広がったようで、沢山の人……恐らく貴族関係の人々が、押しかけて来たようだった。在学生や教師以外を勝手に敷地内へと入れる訳にもいかず、かといって追い払うのも難しく難儀しているようだった。

 ソフィーは、騒ぎに乗じて盗みが発生することを懸念していたけれど、現在警護に当たっているのはミカちゃん率いる第二騎士団なのだ。なので心配するだけ無駄というもの。

 その事を伝えるとソフィーも安心したようだった。やっぱり、ミカちゃんへの信頼度は高いわね。


 まあこの国の住人達にとって、ミカちゃんはたぶん陛下よりも強い存在として認識されていそうだし、実際の実力としても彼女の方が少し上だろう。

 あと、強い女性と言うのは憧れるものだから、当然ね。


 そして午後の授業は、魔法学園の魔法科にも関わらず、体力測定だった。

 学校が始まって3日目。授業が始まってからは2日目だけど、未だに魔法の授業がないの事に違和感を感じている。

 けど、聞くところによると最初の数日は初等部から高等部に上がった者達と、新しく入学した子達に向けた復習がメインらしいから、座学が基本となるらしいわ。


 そして体力測定、もとい体育の時は専用の服を着ることになる。つまり、そう! 体操服!!

 最初はちょっと期待したんだけど、実際は想像していたものとは違って、いたって普通の半そで+ジャージのズボンだった。

 リアルでも見た事のあるような普遍的な格好ではあるが、まあこれはこれでカワイイと思うのでありだ。


 だって、リアルでは見れなかったようなカラフルな髪の子や、獣耳や獣尻尾を持つカワイイ子達が、体操服に身を包んでいるのだ。それだけでもう満足しちゃう。

 更には最強カワイイシラユキちゃんが体操服を着てるのよ。テンション上がるわ!!


「シラユキ、楽しそうね」

「うん? 体を動かすのは好きだし、それに皆カワイイもの。嬉しくなっちゃうわ」

「そ。良かったわね」

「うん」

「シラユキさん! とっても快適なのです!」


 ココナちゃんがやってきて、ぴょんぴょんと跳ねている。

 普通の学園の制服でもそうだったけど、獣人の子達は専用の対策として、尻尾用の穴が存在している。いや、穴と言うか縦のスリットね。

 男だったらこんなことを確認するのはセクハラだけど、美少女カワイイシラユキちゃんなら問題ない。

 この前、ココナちゃんの服がどうなってるのか気になって、実際に触ったり見せて貰ったりしたのだ。制服はスカートだったから二重構造で下着が見えなくなっていたけど、体操服はズボンなので、穴隠しのカバーがついてるみたい。

 それがまたお洒落に見えてカワイく感じさせてる要素ね。


 ココナちゃんの場合尻尾の本数が多いから、大型の尻尾を持つ獣人用の物を使う必要があるとかで、ちょっと腰回りがブカブカだったらしい。

 幸いなことに私には自前の裁縫スキルがあったので、直接手直しをしてあげたのだ。それの着心地が良かったのね。


 嬉しそうにするココナちゃんの頭を撫でていると、他の獣人の子達も羨ましげに見ていた。


「貴方達もサイズが合わないなら、手直ししてあげよっか?」

「そ、そんな! ボスの手を煩わせる訳には……」

「子分が遠慮するんじゃないわよ。体育が終わったら貸しなさい。すぐに終わらせてあげるから」

「「「はい、ボス!」」」


 全く、皆嬉しそうに尻尾を振っちゃって。手直しのお返しにモフらせてもらおっと。それにこの作業は嫌いじゃない。自分が関わった服を、大事な子達が身に着ているというのは、こう……来るものがあるもの。


 アリシアやママはいつも着てるけど。それ家族それ家族これ友人これ友人

 別腹よ!


 そしてこの授業は、メイドや執事の皆さんは参加しない。付近でタオルを用意したり飲み物を用意したりと、お世話する気満々で授業には参加しないスタイルだ。


「お嬢様、無茶はなさらないでくださいね」

「うん……」

「お嬢様?」


 そこに居たのは、いつものメイド服。私が作ってあげた衣装のアリシアが居た。彼女の体操服姿が見られないのはちょっと残念だわ。

 ……けど、それで良かったのかもしれない。


 だって、想像するだけでもお色気たっぷりで、ドエロイ事がわかるんだもの。そんなの、男子たちにとっては目の毒だわ。


「お嬢様も大変、その……」

「え、何?」

「いえ、なんでもございません」

「???」


 とにかく、せっかくアリシアが応援してくれてるんだもの。


「全力で……は、やりすぎだから。人間辞めてないくらいのレベルで頑張ろうかしら」


 その呟きはソフィーに届いたのだろう。「頑張る」という単語に警戒したようだった。


「シラユキ、ほどほどに、頑張りすぎないようにしなさいよ?」

「あ、じゃあソフィーが先に測定してよ。私はそれに頑張って合わせてみるから」

「ええ? 頑張るって、そう言う事?」


 そして変な意味で頑張った結果、私の成績は、全ての記録がソフィーの上位互換となってしまったのだった。


『マスターの記憶にブルマーって言うのがあったんだけど、それではないのね?』

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