第3章:紡績街ナイングラッツ編

第060話 『その日、電撃漁をした』

次話は翌日投稿しますが、それ以降は隔日の奇数日投稿となりますのでよしなに!

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 後ろを振り返れば、遠くにシェルリックスの街が見える。今見えているあの街は、ほんの1週間ほど前に感じた寂しさとは、雲泥の差の賑わいを見せていた。

 この距離からでも聞こえてくるハンマーの音、ここからでも想像できる住人の笑顔、そしてポルトから街へとやってくる行商や冒険者の人達。これが私の活躍で得られたものだと自覚をすると、自然と笑顔になった。


 良いことをした後は気持ちがいいわね。それに結果論だけどリリちゃんは強くなれたし、ママとは親密になれた。ここに来て本当に良かったわ。

 アリシアとは……うん。最初から出来てるから、大きな変化は感じ難いわね。


 ともかく、この調子で王都に向かいましょう。


「シラユキちゃん、嬉しそうね」

「うん、良い事したなーって」

「そうですね、これはお嬢様にしか出来なかったことでしょうし、もっと胸を張っても良いのではないでしょうか」

「お姉ちゃんは凄いの!」

「皆ありがとう。でも、私はこの程度で満足はしないわ。さぁ、王都を目指しましょ!」


 私たちは笑顔で、シェルリックスとお別れをした。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 しばらく街道をお喋りしながら進んでいると、アリシアが周囲を警戒している事に気が付いた。

 まあの後だし、気持ちはわからないでもないけれど……気にし過ぎだわ。


「アリシア、そんなに緊張しなくても大丈夫よ。『探査』で周囲の状況はなんとなく分かるんだし、こんな街の近くで危険はないわ」

「そ、そうでした。ついクセで気になってしまって」

「大丈夫よアリシアちゃん。皆一緒なら何が来ても大丈夫よ」

「そう、ですね……。では」


 そう言ってアリシアは私の横へと並んだ。まだアリシアから手を握ってきたり、甘えてくる事は滅多にないけれど、能動的に隣に来る事が最近増えた気がする。良い傾向ね!

 それに、私から握れば問題ないものね。


 アリシアが何に注意しているのかというと、それは昨日の家族会議、ママからもたらされた情報だった。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「行方不明?」

「そうなの。冒険者たちが帰ってこないらしいわ」


 どうやらテラーコングが現れた際に、王都にあるギルド本部への連絡と、王国騎士団へと救援を呼びに行った冒険者パーティがいたらしい。しかし、その冒険者パーティが、呼んだはずの援軍含めていつまで経っても戻ってこないという。

 なるほど。正史でのシェルリックスは、王都からの救援が到着する事なく、街の戦力だけでテラーコングと相対する羽目になって、最後にはマンイーターに囲まれて全滅したのね……。


「救援の部隊が来ていないという事は、彼らは王都に辿り着けなかったのね」

「この辺りには、他にも危険な魔物がいるという事なのでしょうか?」

「恐らく、それは違うわ。テラーコングは十中八九、自然発生ではなく伯爵の手引きによる魔物よ。そして奴の手により、ポルトは闇ギルドによる支配を受けているから、救援なんて不可能。だから奴らは、配下をシェルリックスと王都の間で待ち伏せをさせて、助けを呼びに来た冒険者を捕らえているんじゃないかしら」

「そんな……」


 ママが悲しそうな顔をしている。ママにこんな顔はさせたかったわけじゃないけど、そうなっている可能性が1番高い。ウソをついて誤魔化すのは良くないわ。家族の間で真実を話さないという行為は、要らぬ誤解やトラブルを招く。この街で学んだ事よ。


「お嬢様は、まだその待ち伏せは続いていると思いますか?」

「……奴らは闇ギルドがそうであったように、この地域を時には支配して、時には破壊して、女性を攫ったり配下を増やしたりと、ジワジワと蝕んでいく連中よ。捕まった冒険者以外にも旅人や小さな村が襲われている可能性だって考えられるわ。あと、王都には今回の事で早馬が出されたらしいけど、それも捕まっている可能性すらある。私達も警戒するに越した事はないけれど……ま、『探査』で近づいてくる白い丸が居たら1発でわかるわ」

「そうね、街道や森で出会う人ほど怖いものはないものね」

「そして、このスキルの前で隠れる事は出来ないわ」


 ……基本的に。

 その話をしている間のリリちゃんは、魔法の話が出ないからか、ふらふらと船を漕いでいた。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 アリシアは、私と手を繋ぎながらも『探査』結果のマップを見つめ続けている。もう、ながら歩きは危ないわよ?

 彼女の気を逸らすため、話題を振ることにした。


「ねえアリシア、私この道を通るの初めてなんだけど、王都まではどういう地形になっているの?」


 実際には初めてではない。しかし、この道は私が知る道ではない。なぜかというと、目の前に続く道が1年後とはあまりにもかけ離れていたからだ。

 テラーコングが暴れまわり、死者が闊歩し、人が使わなくなった結果荒廃していたのもあるだろうが、ゲーム世界では瘴気が吹き荒れる荒野だった。しかし今は、緑豊かな土地なのだ。違い過ぎて困惑する。


 いくらテラーコングが暴れ者だからと言って、土地が枯れるわけがない。死者の瘴気でも、流石に難しい。それは恐らくこの先……少し王都とは方向が異なるが、街道を外れた方向に進み続けると、例の邪竜のねぐらがあったのだ。

 あの邪竜が居なくなったことでこの辺りの土地は、枯れる事無く存在し続けているのだと思う。いや、実際にはこれからそうなるはずだったのか。

 となれば、ここから先は私が見知った場所ではない。シェルリックスと同じく、私の知識が役に立たない場所なのだ。知ったかぶりをして家族を危険に巻き込むわけにはいかないわ。


「ここから王都までに5本の川が流れております。そして3本目の上流には広大な森があり、下流には織物と革細工が盛んな街がありますね。あとはその森に、小規模ですが同胞の集落があったはずです」

「へぇー、そうなんだ!」


 こんなところにエルフの集落があっただなんて驚きだわ。未来では毒沼と呪いで黒ずんだ枯れた森、そして荒野が広がる場所だったし。

 そんな名残は……いえ、1本だけ、元々大きかったと思われる枯れた樹があったわね。あれがエルフの崇める古代樹だったのかしら。


 そして生産スキル外の、織物と革細工が盛んな街ですって? そんなの、カワイイ服や装備、小物の作成には絶対必要な街じゃない。特殊な糸とか扱っていそうだし、色々捗りそう……!

 未来では毒の沼から流れてきた毒の川によって、腐食の激しい廃墟になっていた事を覚えているわ。

 ……あれ? 邪竜と戦うストーリーには、手前に中ボスがいたわよね? もしかしてあの中ボス、未討伐だしこの地域にまだ残っているんじゃないかしら?

 ともかく、それが居る事を念頭に行動しましょうか。毒と邪竜は別物だ。

 要注意ね。


「……この前アリシアがみた例の素材だけど、この近辺に居た奴だったの。エルフの集落があったなんて知らなかったけど、彼らを助けたことになるのよね。本当に、奴を未然に倒せてよかったわ」

「そうなのですか!? ああ、お嬢様……お嬢様ぁ!」


 アリシアが感無量で飛びついてきたので、抱きしめて撫でてあげる。相変わらずアリシアは良い匂いがするわね。今晩の抱き枕はアリシアに決定ね。

 ……ん? この地域の事はよく知らないのに、この地域近辺に居た邪竜を倒した?

 なんだか矛盾してるけど、まあ気にしていないみたいだし、いっか。


「素材って?」

「なーにー?」


 ママとリリちゃんが不思議そうな顔をしている。出会ってすぐだと卒倒しそうだったけれど、今なら大丈夫だと思うし……教えてあげようかしら。


「この前ね、この辺りにいた邪竜を倒したのよ」

「「え」」


 あ、2人共固まっちゃった。


「でもピシャーチャよりは弱かったわよ。まあ、それを思えばあいつの強さは、中位竜クラスはあったかもしれないわね」

「あの怪物は、それほどの強敵だったのですね。死んだばかりでもあの威圧感ですし、わからないでもないですが。……さすがはお嬢様です」

「えっと……邪竜って、あの?」

「ドラゴンなの!?」


 リリちゃんが魔法講義の時くらいに、目を輝かせている。お話に出てくるような魔物も興味あるのかしら? でも邪竜の見た目から感じる威圧感は、ピシャーチャと変わらないと思うけどなぁ……。


「そうよー。まあ下位竜はドラゴンとは呼べないなり損ないというか、空を飛べないしリザードの延長線のような存在だけどね」

「それでも全生物の頂点にいる種族ではないですか。下位でも中位でも、一般人からすれば雲の上の存在なのです。つまりお嬢様は凄いのです!」


 竜が頂点? 別に竜だけが頂点というわけでもないんだけど……話がややこしくなるし、今は良いか。

 それにアリシアが『ふんすふんす』と鼻息を荒くして興奮している。どうどう。ステイステイ。


「お姉ちゃんすごい!」

「あの怪物より弱いと言われても、ママにはわからない世界だわ……。でも、シラユキちゃんが凄いのは確かね」


 皆して褒めてくれるのは気持ちいいわね。


「えへへ。まあそういうことだから、この辺りが荒れ地になるのを未然に防げたと思うわ。ピシャーチャの件で、早馬が無事到着していれば、私の事は王都に話が行っているかもしれないけれど……。邪竜の事もとなるとまたランクを上げられそうだし、皆には内緒にしてね」

「……はい、内緒にします!」

「……約束するわ!」

「……はいなの!」


 皆『ランク』の単語に一瞬止まるも、快く返事をくれた。

 ……これはあれかな? あの時の、私が散々泣いてしまった事を思い出したのかな? だ、大丈夫よ? あれから日も経ったし、今のところ情緒不安定ではないし……。

 で、でも思い出すと目の奥が熱くなるような嫌な感じはするから、出来れば上がらないでほしいわね。うん。


「邪竜の素材はコンテナにしまってあるから、今晩また見せるわね」

「わーい! リリ見てみたいの!」

「どんな物なのかしら。ママ楽しみだわ」

「私も直視はしていませんでしたし、気になりますね」


 なんとか話題はそらせたかな?

 とりあえずそういう事にして、のどかな街道を進んでいく。すると、アリシアの言っていた1本目の川に辿り着いた。


「綺麗な川ね。ここでちょっと休憩しましょうか」


 街道は川に架かった橋を経由しており、本来ならここを渡っていくところなんだろうけど……今はリリちゃんに教えたいことがあるし、川も気になるし。ちょっと寄り道ね。

 川の中には魚がチラホラと見える。元気に泳いでいるし、この川は違うわね。

 そして彼らは魔物でも魔獣でもないため、『探査』に反応はない。見つめればフレバーは出てくるけれど……うん、食用ばかりね。


「食べられそうな魚がいっぱいいるわね。……どうやって捕まえようかしら?」

「ママ、捕まえる必要はないわ。リリちゃん、雷の特性で水に関してだけど、ちゃんと覚えているかしら?」

「えっと、水に撃つと効果抜群なの!」

「じゃあ、川に流したらどうなると思う?」

「「……あっ」」


 2人とも気付いたようだ。リリちゃんは両手に魔力を流し準備万端だ。


「相手は魔獣じゃないわ。全力で流すと食材が傷むから、気持ち弱めに流してごらんなさい」

「うん、『サンダーウェーブ』」


 『バチッ』……うん。リリちゃんの近くにいた何匹かの魚の動きが止まり、浮かんできた。でも数メートル先の魚には効果が無かったみたいで、リリちゃんから逃げるように離れていった。

 リリちゃんはママの静止した『霧』に流したことはあっても、に、放ったことはなかったから、まだ加減がよくわからないみたいね。


「難しいの……」

「練習あるのみよ。とりあえず、あの浮かんでる魚を回収しましょうか。ママ、水魔法で1匹持ってきてみて」

「え? ……なるほど、やってみるわ!」


 川の流れは緩やかなため、浮かんだ魚はまだ流されてはいない。緩やかに離れていってるけど。

 とりあえず1匹目だけはママにやらせてあげよう。


 ママは川に魔力を流して、操った水で魚を包み込み、『ウォーターボール』を手元に引き寄せるかのように、魚を手元まで持ってきた。


「ふぅ……結構大変なのね。でも、今のでスキルが上がったわ!」


 水の直接操作と、異物をボール系に入れる系統の鍛錬のダブル効果かしら。良い感じね。


「ふふ、おめでとう。他の魚は私が回収したから、リリちゃんと協力して食料の確保お願いしても良いかしら?」


 ママが夢中になっている間に、私は水流で波と壁を作り、3匹の魚を手元に持ってきていた。


「シラユキちゃんは手際が良いのね。わかったわ、ママ頑張るわね!」


 そう言いつつママは、手元に引き寄せた魚を『キュッ』と締めた。ママも手際が良い……さすが港街の主婦。


「リリも頑張るの!」

「ほどほどで良いからねー」


 こういう獲物が取れつつ、なおかつスキルが上がる作業は、楽しくて止め時が分からなくなるのよね。

 まあ、フラフラになるまでやるようだったら、この近くにキャンプを張ればいいか。


「フフ、2人は楽しそうですね。私も昔は、川遊びをしたものです」


 そう懐かしみつつも、アリシアの手は高速で動き、3匹の魚は順々に締められていく。手際が良い……さすが私のアリシア。


「今はしないの?」

「……そうですね、もう何年もしていないですね」

「なら、のんびり過ごせる時が来たら、一緒に水着を着て川や海で遊びましょ!」

「はい、喜んで!」


 その後、マジックテントを張って、川辺でアリシアとイチャイチャしていると、魔力が2割近くまで減ってしまったママが、フラフラになって戻ってきた。

 結局、想像通りここで一夜を明かす事になった。まぁ、ママが張り切ったというより、止め時を見失ったリリちゃんに付き合わされた結果かもしれないわね。

 リリちゃんは1発流すだけなのに対し、ママは水魔法を維持しつつ手元にまで持ってくる技量と集中力が必要だから、いくらママのレベルが高くても、先に消費してしまうのは仕方ないわ。


 捕まえた魚は、ママが全てきちんと締めた上で、すぐにマジックバッグに詰め込んだみたい。おかげで新鮮な魚が増えたわ。

 アリシア曰く、ポルトで買ってきた魚はここまででかなり消費してしまったみたい。シェルリックスで扱われる魚はほぼ全てポルトからの輸入に頼っているとのことで、鮮度も量も心もとなかったみたいね。

 思わぬ補充ができたと嬉しそうだわ。


 アリシアは料理を作るのが楽しいみたいだし、素材がなくてレパートリーが狭まるのは辛かったらしい。マジックバッグがあれば傷んだりすることはないわけだし、これからは少し多めに確保しておいても良いかもしれないわね。買い占めをするのはダメだけど。

 遅めの昼食を食べたところで、今日はもうのんびり過ごすことが確定した。もう14時だし、改めて移動を開始したところでさほど進めはしないだろう。


「余った魚の半分ほどは塩焼きにしました。これで今後、テントの設置が困難な場所でお腹が空いても大丈夫だとおもいます。あの街のパンは想像以上に堅かったので、軽食用の食材が確保できたのは幸いでした」

「アリシア、いつもありがとう」

「これが私の仕事ですから」


 胸を張るアリシアがカワイイ。今はテント内なので際どい方のメイド服だ。いつ見ても似合うなぁ……。

 ママも最初は、アリシアのこの格好を見るたび顔を赤らめて硬直していたけれど、最近は慣れてきたかな? いえ、ママのことだし直視しないようにしているだけかもしれないわね。


「あ、そうだわ。大事なことを思い出した。ママ、大事なお話があるの。今後の話よ」

「ママの?」

「今後?」

「ええ。学園はそれぞれ寮があるから、寮生活が始まるわ。私にはもちろんアリシアがメイドとしてついてくることになるけれど、リリちゃんは初等部に入るんだし、1人で寮に入ることになるのよ」


 学校の寮は、生徒2人の相部屋になるのだが、1人の生徒に対し、メイド1人の同伴も許可されている。学園生には貴族が多く、身の回りのことを自分で出来ない箱入りが多いため、そういった措置がされている。

 私は自分である程度は出来るけれど、アリシアに甘える生活に慣れてしまったので、手放したくない。というかアリシアと離れるなんて考えられない。


「リリ、お姉ちゃんとお別れするの……?」

「そんなことないわ。それぞれの学園は近い場所にあるみたいだし、いつでも遊びにこれると思うわ」

「良かったの!」


 リリちゃんったら、寂しがりやね。よしよし。

 私も人のこと言えないけど。


「そうするとママは、今の所王都に来てもすることないでしょ? っていうか住む場所もないでしょ? だからね、リリちゃんのメイドとして学園に入学しない?」

「ママがメイドに!?」


 メイドも確か、入学するためのテストを受けさせられるとかいう裏話を聞いたことがある。まぁでも、ママは頭もいいし問題ないでしょ。


「しかし、初等部にメイドとして入るにはメイド検定3級に合格している必要がありますね。ちなみに高等部は2級です」

「……メイドにも検定なんてあったのね、知らなかったわ。でも、ママは貴族のところで働いていたこともあるんだし、その資格は十分にあるんじゃない? それにここには、世界で一番優秀なメイドが居るんだし、教えを乞えばきっと大丈夫よ」

「はいっ、お任せを! お母様を立派なメイドに仕立て上げてみせます!」

「ええええ!?」


 ママの返事を聞くことなく話は進んでいく。元よりリリちゃんを1人寂しく寮に入れるつもりはなかった。ある意味ではママがついてくる時点で、私がこうするのはほぼ決まっていたようなものだ。当然ママに拒否権はない。

 ママもそれがわかっているのか、拒否するつもりが無いのかは定かではないけれど、覚悟を決めたようだ。


「分かったわ。シラユキちゃんがリリの事を考えてくれた上での判断だし、リリのメイドとして、一緒に寮に入るわ。それにママは一応3級の資格は持っていたのよ? ただ、10年以上前のもので更新していないから、除籍されていると思うけれど……」


 まあリリちゃんのことを考えたというのもあるけど、ママのメイド服姿が見たかったっていう大事な理由もあるんだけどね?

 それにメイドって、資格を更新しないと除籍なんてあるのね。プレイヤーはメイドにはなれなかったから、そんなルールがあるなんて知らなかったわ。

 それにママ、やっぱりメイドとして貴族に仕えていたんだ……。アリシアなら、過去にママが所属していた貴族がどこか、調べられるんじゃないかしら?


「なるほど……。再発行には試験の受け直しが必要ですが、1級以上の推薦があればすぐに受けられます。私は特級の資格がありますので問題ありませんし、試験の内容は概ね把握しています。時間のある時に復習しましょう」

「よろしくね、アリシアちゃん」


『ママのメイド服姿……楽しみね!』


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