作品に登場させるイケメンキャラ、みなさんはどんなキャラ設定が好きですか?

イケメン=美男子ではない

イケメン女子=心がイケメンな女性もいる。


美男美女ではない容姿でも、

コンプレックスになんて考えずイキイキしている。

清潔感がある。


よく性格が変わっていると言われ、

他人と少しずれていることを本人的には実は内心真剣に悩んでいたりする


友人は少な目で、仲間からの人望もとくに厚いわけではない。

異性からはとくにモテてない。


だけど、自分の非を潔く認められる


相手の言葉を待たずとも、

周りには気づかれないように、それとなく相手に助け舟を出したり相手の気持ちを察した

フォローができる


自分の願望を相手に押し付けようとしない。


見栄を貼った自慢話や行動をしない。


異性とのデートの約束があったとしても、

本当に困っている人(兄弟や友人や見知らぬ人)をみつけたらデートの約束をしていた異性に事情を話して理解をもらって人助けを優先する選択をする


アキラ

明香理あかり


高校2年生の男子生徒 アキラ

彼は度々学校を早退する。

それはなにも授業中だけに限った訳では無い。

体育祭や文化祭の練習などクラスメートみんなで協力して準備する行事のときでも、

彼は私が気が付かない間に早退していることが多かった。


実際のところ、アキラの早退を快く思わないクラスメートも一部いて、

やんちゃな男子生徒 剛志もその一人だ。



ある日の放課後の教室。

それは終業のチャイムが鳴るとほぼ同事におこった。

痺れを切らした態度の剛志がアキラの席に詰め寄ってきた。


バン!!


アキラてめぇーな!

マジでふざくんな!」



剛志の怒りはアキラの机の上を激しく叩くだけでは収まりそうにない。


さて、ここは私の出番だ。



「聞いてんのか、アキラ!?

お前が体育祭の練習にほとんど参加しないせいでな、

俺達の班やクラスだけが練習遅れてるんだぞ!

大会に向けて部活の練習とかしないと行けないやつらもいるのによー!

お前のせいで、お前のせいで、コノヤロー!」


「まあまあ、剛志くん、落ち着きなよ。

アキラくん怯えてるよ。

やめてあげて」


「ほんとごめん!

剛志くん、明香理さん。 それにクラスのみんな。

僕の母さん、最近具合が悪いから早く帰らないといけないんだ」


「貴様っー!!」


「剛志くん、お願いだから!」


「うるせえ!

これは男と男の話し合いなんだよ。

女はすっこんでろ!」


「……」


「おい、アキラ

なあ?

てめぇよ。俺を本気で怒らせたらどういうことになるか、わらないなんて言わせないよな?」


剛志はそう言ってアキラの胸ぐらを掴むと、そのまま一気に距離を詰めた。

しかし。



「剛志くん、止めなさい!」


声の主は担任の男性教師。

アキラと剛志、二人の間で口論になる前にと私が先手を打って先生を職員室に呼びに行っていたのだ。


「先生は暴力ゆるさないよ。

剛志くん?

アキラくんを今すぐ離してあげなさい」


「は……、はい」


「剛志くん。君だってもう高校生なんだしわかるよね?

アキラくんにちゃんと謝りなさい」


「え〜?

先生聞いてくださいよ!

俺だってこいつのせいで迷惑がかかってる被害者なんですよ?」


「君が暴力を振るおうとしたのは間違いないだろ?

いいから早く!」


アキラごめん……」

ペッ!!


「ちょっと、剛志くん!?」


「先生、これでいいんでしょ?」



「大丈夫かいアキラくん?」


「はい、先生。

僕は大丈夫です。ありがとうございます」


「剛志くん。アキラくんには家の事情があるんだよ。

個人の家庭の事情だから、アキラくんの保護者の同意無しに君に詳しく話すわけにはいかないんだけど、

事情は察してあげてくれ」


フン!


その場は先生がアキラと剛志、

二人の間に入ってくれたおかげで何事もおこることは無かった。

しかし、次の日からアキラはクラスメート達のほとんどからマザコンというあだ名で呼ばれるようになった。


「俺被害者なのに何で悪者にされるわけ?

冗談じゃねえぞ!」

逆上して手をつけられなくなった剛志はクラスメート達を焚き付け、アキラを標的にしてあからさまな虐めをするようになった。


また、クラスメートの女子生徒達も、

そのほとんどがアキラに対して直接あからさまに嫌がらせをしないにしても、遠回しにアキラの仲間はずしに加担していた。


そう。本人であるアキラ以外クラスに一人だけだった。

アキラへのクラスメート達の接し方を疑問に思っていたのは。

剛志にも臆することなく疑問をぶつけられる女子生徒、つまり私だ。



ある平日の夕方。

アキラが放課後校舎裏で一人で泣いているところを私は偶然発見してしまった。


「ねえ、アキラくん?

今日は野球部は顧問が休みみたいだから

剛志もう帰ったよ。

だから今なら嫌がらせされる心配ないよ。

さ、帰ろ?」


「いい!

僕のことはほっといて!!」


アキラ……くん?

ごめんなさい。

実は私、アキラくんにこの前のこと謝りたくて」


「……ごめん。

僕は大丈夫だから。

今は誰とも話したくないんだ。

余計な心配しないで」


「う、うん。

わかった」


私は掃除当番をアキラ一人だけに任せて帰るという剛志の決定には当然反対をした。

しかし、クラス全員の多数決という数の正義には逆らえず結局従ってしまったことに本心では罪悪感を感じていた。



それから月日は流れ、

これは 3ヶ月後のある日の出来事。

私の祖父が肝臓の病気で入院するこになった。

そして、そのお見舞い先の病院のロビーで偶然、

母親のお見舞いに通っているアキラと出会ってしまった。


「あ!

明香理さん?」


アキラ……くん?

なんで?」


「き、奇遇だね……」


「そうね」


「あの、明香理さん?」


「な、何?」


「この前はさ、ごめん……」


「この前って?」


「放課後、君が僕を心配してくれたのに僕が君に酷い事言っちゃたこと」


「なんだ、そんなこと?

大丈夫大丈夫。

私全然気にしてないから。

私こそアキラくんに掃除当番押し付けちゃって。

それに、君に聞いたお母さんの事情、

あの後先生に話したの実は私なの。

怒るよね?」


「ううん、全然。大丈夫。

むしろ今となってはありがたいよ。

君が先生に詳しい事情を話してくれたおかげで、僕が欠席した日に先生がクラス会議をしてくれて、みんな僕の家の事情を理解してくれて仲間はずれもされなくなったし。

元々は最初にみんなにしっかり事情を話さなかった僕がまいた種だし。

剛志やクラスメート達に申し訳無いよ」


「大丈夫、自信を持って堂々としていいんだよ!

お母さんを大切にするアキラくんがとってきた行動は全然間違ってなんかいないよ!!」


「どうしたの。明香理さん!?」


「ごめん、つい声が大きくなっちゃった。

恥ずかしい」



私とアキラ

二人は病院のお見舞いで顔を合わせる度に話をする機会が増えた。


それは、家や学校では話したくても話せなかった二人がいつも我慢してたこと。

そう、愚痴というやつだ。

後向きかもしれないけど、

二人だけの秘密の共有は楽しい。


学校でのクラスメートのこと。

お互いの家族のこと。

将来の夢、好きな本や漫画、映画の話とか。

そうやっているうちに、

私達二人は自然と惹かれ合うようになっていった。



それから季節が移り変わり私の誕生日が近づいたころ、

遂に私はアキラは付き合うことになった。


小さな偶然が起こった。

私の誕生日とアキラとの初デートの日程が一致したのだ。


「奇跡だね!」


「うん……。

(神様、奇跡あざ〜す♪ by明香理)」



しかし。


今日は朝から天気がいいはずなのに、

何かが変。

私には妙な胸騒ぎがしていた。


プルプル、プルプル!!


「あ、アキラから電話だ」


もしも〜し♪


もしもし!!!


「おはよ、アキラくん。

どうしたの朝から。

待ち合わせは11時じゃなかったっけ?

まだ朝の7時だから

4時間くらいあるし」


「朝早く電話してごめん!

実はさ、昨日の夜中に病院から母さんの病状が急変したって連絡があったんだ。

だから、今日は一日病院にいなくちゃいけなくて、だから会えなくなったんだ。

せっかくデートの約束してたのに。

本当にごめん」


「え?な、何?どうして謝るの?」


「せっかくの明香理ちゃんの誕生日なのに」



「あのさ、私思うんだけど

恋人にとって記念日に会うことってそんなに大事かな?

世の中の私以外の女の人がみんなどう考えてるかは私しらないけどさ、

私は全然気にしないよ。

人生いつ何がおこるかわからないし、

止む終えない用事が入ったりするのは仕方が無いじゃん。

こういう時はさ、電話でも嬉しいもんだよ。

気が動転して時間にも心にも余裕が無いにも関わらず、その貴重な時間を使って私の誕生日に電話をくれたからね。

私はむしろそういうところに自分が大切にされてるって思うもん。


実際に記念日に会えるかどうかより、お互いがどんな気持ちのタイミングで会えるかの方が私にとっては重要かな。

だって、私は私、アキラアキラ

そうじゃない?」


「そうだね。

今日は僕のせいで会えなくなっちゃったけど理解してくれてありがとう」


「あたりまえじゃん。

そこは相手の立場に立って融通きかせるところだよ」


「当たり前……なんだね」


「そう。

アキラくんは恋愛経験とか乏しすぎ」


「ねえ、明香理ちゃん?

ところでもう一つだけいい?」


「ストレートに言えよ?

遠慮とかもったいぶるとかそういうの○ャイアン様大っきらいだから」


「君が自称○ャイアンなのかどうかのツッコミは置いといて」


「こら、置いとくなぁ〜!」


「いつも自分のことみたいに僕の為に親身になってくれて、

一緒にいないときでもきみの大切な時間を僕のために使ってくれてありがとね、

明香理ちゃん♪」


「何!?何?

急に柄でもないこと言って」


「え、そっかな?

だって、明香理ちゃんいつか僕に言ってたでしょ?

家庭が片親だから幼い弟さんの子守やお母さんの店の片付けを手伝ったりして夜寝る時間が遅くなる日が多いんだって。

だから休日の朝の早起きは苦手だって」


「そう。

へぇ〜あのときの話ちゃんと覚えてくれたんだ!」


「うん」


グスン。


「え、明香理ちゃん、どうしたの?

今声の調子変だけど風邪引いてるんじゃない?」


「いいえ、いいの。私鼻炎持ちだからたまになるから」


「ホント?」


「うん。

ところでアキラは時間大丈夫?

デートはいつでもできるんだし。

何やってんの?

お母さん今具合悪いんでしょ?

そんないつまでも私と話してないで、

早くお母さんに元気な顔みせて安心させてあげなきゃだよ」


「ありがとう」


「ところで、アキラくん?

何か私に言うこと忘れてない?」


「え?何だろう?」


「ハピバースデートゥーユ〜♪」


「あ!」


「最低。

も〜、男の子ってほんと鈍いんだから」


「明香理さん!!」


「明香理さん?

おや、さて誰のことかねえ?」


「明香理ちゃん?」


「おお、惜しい。

頑張れ少年もう一声!!」


「明香理くん??」


「ガオ〜!!」


「○ャイアン???」


「おお、心の友よ〜♪

って、違ーう!」


クスクス♪


アハハハ♪

「明香理、

誕生日おめでとう♪」


「う〜ん、50点かな。

よろしい♪」


「採点、厳しくない?」


「ありがとう、グスン、アキラ♪」


「鼻声、ホント大丈夫、明香理?」


「ガオ〜!!」


「○ャイアン ?」


「○び太の癖に生意気な〜! 」


「ごめん。

ギブ、ギブ!

謝るから、乱暴しないで、明香理〜!」




ずかしくて正直に100点とは言えない。

恥ずかしくて言える訳がない。

電話口の自分が今嬉しくて嬉しくてたまらないことを。

涙で化粧のとれた顔を真っ赤にして泣いている姿を。


せっかくいつもより何倍も早起きしてアキラにカワイイよって褒めてもらえるような魅力的なメイクが出来るまで頑張ったはずなのに。


せっかくいつもより何倍も早起きしてアキラに素敵だよって褒めてもらえるようなお洒落な服装選びを頑張ったずなのに。


せっかくいつもより何倍も早起きしてアキラが美味しいよって言って喜んでくれるようなお弁当を試行錯誤して作ったはずなのに。


それらの努力が今日は全部無駄にはなっちゃったけど。


このやろ〜、女の敵め〜♪

と自分一人でアキラを愚痴る。


だけど、不思議とアキラだけは憎めないこの不思議な感覚はいったい何なのかな?

私が毎日やってきた目立たない努力のうちのほんの一部だけど、

君はちゃんとそれをわかってくれた。

そして、私に感謝やねぎらいの言葉をかけてくれた。

そういう男に今まであまり馴染みがなかったからなのかな?


早起きして作った自分好みの味付けでは無いお弁当を食べながら、

アキラに対する自分の今の心の充足感と、自分の今の醜態をアキラに知られずに済んだことに安堵する私だった。






※僕が○OASOBI○ルカを聴きながら空想した物語です。

僕の技量が追いつかず稚拙な物語で恥ずかしい😅




家族や兄弟想い


自称恋愛より優先順位が遥かに高い趣味がある。

世間ではネガティブな偏見を持たれがちな仕事や趣味に対して凄まじい情熱を持っている。


大切な異性に対しても、大切に思うからこそ

嫌われてでもきちんとしかることができる。

自己犠牲の愛


異性が一般的に喜ぶようなことを思い遣る想像力があるキャラクターはフツメン、

異性一般とひとくくりに接するのではなくて、その人個人をちゃんと知ろうとして見返りを求めず思い遣る想像力がある人はイケメンだと僕は思います。


時々、ツンデレな感じにヤキモチを焼く


僕がガチにイケメンキャラを登場させるとしたら上記のようなキャラです。


みなさんは、どんなキャラクターがイケメンだと思いますか?


恋愛ジャンルで書くとすれば、例えば例であげたような展開がいいですね。

恋愛作品の執筆経験の無い男性アマチュア作者の僕が考える内容なのでめっちゃ低レベルでベタかもしれませんが😅

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