第111話:GW合宿二日目 (下-Ⅰ)
自分の未熟さゆえに最初はちょっと色々とあったものの最後は俺が一番好きな彩乃へと戻り、一通り化粧水を塗り終わった…まではよかったのだが
『はい、おしまい。もう目を開けていいよ』
そんな彼女の声を聴いた瞬間分かる人にしか分からないレベルの微妙な違いとはいえ確実にそれを感じ取った俺は自分の中の意識を180度変えながら彩乃の目の前へと移動した後、大人が小さい子供にするのと同じような感じで抱っこしてやり
「(このままベンチに座るだけだから大丈夫だとは思うけど、しっかり掴まってろよ)」
「んぅーーーっ♡」
(この感じだと少なくとも俺が原因ってわけではなさそうだな。……じゃなくて‼)
「早く眼鏡を返せ」
「いやっ♡」
(………………)
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