第92話:次は美咲の番 (上) (彩乃視点)
少しは落ち着いたかな? と思ったのもつかの間、私が美咲と購買に行ってくると伝えた瞬間また振り出しに戻ってしまった……もしかしたらそれ以上かもしれないレベルにまでなってしまったが自分の体は一つしかないため後ろ髪を引かれる思いを我慢して私達は誰もいない家庭科室へと移動した。
ちなみにウチの学校も他のところと同じで危険な物が保管されている教室に関してはしっかりと施錠されているものの、最近校長が先生達限定にだが形が悪かったりして売り物にならない食材を格安で仕入れてそれをここで販売するという商売を始めたらしく夕方になるとその人達が多く集まるくらいには繁盛しているらしい。
あとそれを始めるために完全自腹で家庭科室まるごとをリフォームしたとかなんとか。
ということで私はひーくん経由で貰っておいたカードキーを使ってその新しくなった部屋へと入り、いったい二人の間で何があったのかを聞き始めた。
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