記念日

思いもかけずに

プレゼントなんて言葉が

あなたの口から出てきたから

ビックリしてしゃっくりが出たよ


出逢ったあの日から

もう随分と年月を重ねてきた

そんなロマンチックとは無縁な

黄昏の恋の記念に


ネットで一緒に選ぼうねって

不器用なあなたが照れながら

何よりも覚えていてくれたこと

それがただただ嬉しくて


離れて暮らしていても

こんな風にわたしを

二人の大切な記念日を

忘れずにいてくれるあなたが


大好きよ

ありがとう


……大好き

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る