細い糸

この細い糸のような言葉は

頼りなく今にも途切れそうで

発しているわたし自身を

不安で怯えさせてしまう


嫌という程、知っているのだ

自分の卑小さも弱さも

そして、それだけで終わらせては

何も変わらないことも


なのに。


この細い糸に託すのは

明日への希望か

愛しいひとたちへの伝言か

こうして祈るように


今日もまた綴る

たどたどしくも、せめて


どうか、途絶えませんようにと

祈るように


祈るように。

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