いい顔して笑って
『……だから、いい顔して笑ってね』
物語の中のそのひとは
そう最後に言うのだった
『泣きたい時ほど笑うのさ』
物語の中であのひとが
伝えてくれた言葉が忘れられない
笑うことが出来なくなリそうな時に
わたしはいつも思い出す
ああ、そうだった、と
そうして
ゆっくりと笑う真似をしてみる
そうしていると不思議に
嘘の微笑みが少しずつ
自分自身を励ます
現実は一筋縄ではいかない
簡単に解決なんてできない
だけど、だからこそ
立ち止まって深呼吸して
笑ってみよう、無心になって
そうして見えてくることもある
そうして見えてくることがある
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