第五話 『戦場は落陽の光を浴びて、罪過の色をより深く……』 その18


「シャムロック殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!?」


「ほ、崩落に、崩落に巻き込まれたぞおおおおおッッッ!!!」


「い、生きているのか!?い、依頼主で、最優先の護衛対象なんだぞッッ!!?」


 『黒羊の旅団』の傭兵どもが、大騒ぎしていたよ。当たり前だ。護衛対象の男がいた場所が、崩れ落ちてきた石に埋まってしまったのだからな。かなり派手に崩れた、だから、死んだと思っているかもしれない。


 どうせ、連中には死んでもらうつもりだったんだ。


 パニックにでもなってもらえれば、我々の体力や魔力を浪費せずに済む……『毒炎の大蜥蜴/サラマンダー』が殺してくれるというのなら、それはそれでも構わない。


『ギャガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!』


 騒ぎ混乱している傭兵どもを見て、サラマンダーは興奮してしまったのか。雄叫びと共にあの巨大な嘴を広げ、そこから『毒炎』を戦場にまき散らす。


 傭兵どもの悲鳴と怒号が混じっていた。何人もが、しつこく燃えつづけるあの『毒炎』に焼かれていく。


「あ、あついいいいいいいいいいいッ!?」


「油断するな!!い、今は、護衛対象は捨て置け!!」


「そうだ、全員、サラマンダーに集中するんだ!!後を気にしていると、全滅させられるぞ!!」


 ビクトー・ローランジュの指揮能力は高い。状況判断と、決断する力に優れている。いい男だ。部下に欲しいが……団を裏切るような性格だけは、許容することが出来ないな。


「さてと……」


 オレは肩からマキア・シャムロックを『観客席』の段差に下ろしてやった。冷たい石が、ヤツの気付けになる前に、『パンジャール猟兵団』は動いていたよ。リエルがシャムロックにエルフの秘薬を注射する。


 毒薬の一種だ。


 ああ、もちろん殺すつもりはない。『麻痺薬』の一種だよ。全身の筋力を著しく低下させるだけの、非殺傷性の薬物さ。


 薬液が首筋から注射されていくと、シャムロックは目を覚ました。だが、見開かれた目玉は動くが、同じように大きく開いた口からは声が出ることは無かったのさ。


「……っ!?」


「……首と目玉しか動かない毒だ。ジギリアの根の毒液だってよ。錬金術師のアンタには、それだけでも分かるんだろ?……そうだ。致死性の無い毒さ。オレたちは、アンタの敵だが、まだ殺すつもりはないんだ。そこは理解してくれ、マキア・シャムロック?」


「……っ」


「ああ、返事はいらない。どうせ、舌が痺れて声は出せんぞ」


「いいか、シャムロックとやら。無理に言葉を出そうと試みるな。麻痺に対して半端な耐性なんぞがあると、舌を噛み切り、ノドに詰まるぞ。死ぬこともありえる、しばらく大人しくしておけ。そのうち、完全に動かなくなり、ある意味、安全だ」


 薬草医の言葉を、リエルは冷たい視線と一緒にシャムロックへ与えた。シャムロックは自分を見下ろす、銀色の髪のエルフ族を見て、眉間にシワを寄せている。


 もしかして、状況を探って、少なからず理解しているのかもしれんな。


 オレたちの『依頼主』ぐらいは、想像がついても不思議はないな。ルクレツィア・クライスの方ではなく……『自由同盟』の方だ。エルフ族と人間族が共にいる軍勢は、こんな事件ぐらい起こすだろうよ。


 帝国人曰くの『蛮族連合』に捕らえられた気分は、かなりサイアクのはずなんだが……この錬金術師のオッサンには、怯えるという概念は欠落しているのかもな。嫌悪と怒りを強めた貌になる。


 でも。


 うちのエルフの弓姫さまは、オレ以外の人間族があんまり好きじゃないからな。地元の森を焼いた帝国籍の人間族がいるそうでな。そんな態度していると、折れた肋骨を踏みつけられちまうぜ。


「……ッッ!!」


 あーあ、言わんこっちゃない。短気なオレのリエルちゃんが、反抗的な捕虜に蹴りを入れていた。


 きっと、特殊な性癖を持つ者以外、美少女エルフさんから与えられる暴力なんかで、楽しがることは不可能だろう。そして、シャムロックはそのような趣向の持ち主ではないようだな。


 より怒りを強めた目で、リエルを睨んでしまう。SとSは相性が悪い。磁石でもそうだが、サド同士も同じことだ。


「……ほーう。なかなか、見上げた根性をしているようだなあ、帝国の錬金術師よ?」


 悪者みたいなセリフを吐く、オレの正妻エルフさんをなだめなきゃ!……せっかく苦労して確保した情報源が、殺されちまうかも。


「……まあ、その。どうにもならん。手遅れなんだ、抵抗はするなよ、マキア・シャムロック。アンタからは情報を聞き出したくてな……それに、『恩』を売っている最中でもあるんだぞ?」


 ヤツの猛禽類の目玉が、リエルの顔から外れて、オレの目玉へと移る。左眼を見ていやがるな。魔眼に対して、興味があるのかもしれない。別にいいさ。


「いいか?……ビクトー・ローランジュは『裏切り者』だ。理由は知らないが、ヤツは同じ『黒羊の旅団』の傭兵たちを殺した。アンタも殺される予定だったのさ」


「……」


 無言。薬の効果だから、それは仕方がない。だが、ヤツの顔は驚きに染まることさえない。何というポーカーフェイスだろうな。動揺ぐらいはしているハズだが、表情は怒りの貌のまま変わることもなかった。


 ああ、駆け引きで勝てそうな気がしない相手だ。暴力と脅迫しか、コイツには効かないかもしれない。まあ、それが必要なら幾らでもするさ。オレは、妹分の命を救う義務がある。どんな悪にも手を染めるさ……。


「ソルジェ、そいつの武装を解除しておくべきだぞ」


「そうだな。オッサンの体を探るのは、どうにも趣味じゃないが、アンタは変な薬なんかを、色々と持ち運んでいそうだからな。ちょっくら、体を調べさせてもらうぞ……」


 楽しい行為じゃない。五十前の怖い顔したオッサンの服を探り、怪しげな薬の数々を取り上げていくなんてことはな。


 ヤツは、けっきょく、15本もの薬瓶を体の中に仕込んでいた。例の爆発する薬を、持ってはいなかったがな。リエルが首を傾げていた。


「む?アムリアとジートの混合液はどうしたのだ?見つからないのか?」


「……他の傭兵に持たせているらしいな。それか、とっくに使っちまったかだ。まあ、あれだけ揺れる戦場で、賢い錬金術師殿が、あんな危険な薬を、いつまでも懐には入れてはおかないだろうさ」


『ギャガウガガアガアアアアアッッ!!?』


 サラマンダーの悲鳴が上がる。


 戦場を見物していたミアが、教えてくれるよ。


「おー……サラマンダーの後ろ足を、『一番強いヤツ』が斬りつけたよ」


「……ビクトー・ローランジュか。猫を被る必要がなくなって、ようやく本気になったということか」


 オレは武装解除したシャムロックから視線を外して、その場に立ち上がる。ビクトー・ローランジュは、さっきまでとは別人のように動きが良くなっていた。


 サラマンダーの後ろ足に、大剣と手斧のコンビネーションを叩き込んでいく。最初の一撃で腱を断ち斬ることは出来なかったが、乱打を浴びせたことで、ヤツの左の後ろ足を潰していた。


 サラマンダーが尻尾を振り回して来るが、ローランジュは落ち着いてスライディングをかまし、その炎をまとった尻尾の一撃をかいくぐりやがった。別人過ぎるな。もっと早くに勝てていた。


 さすがに、ヤツ単独ではサラマンダーには勝てなかっただろうが……勝とうと思えば、もっと早く勝てたはず。あえて、傭兵たちに被害が増えるように時間をかけて戦っていたのか。この裏切り者は、同僚をその手にかけることを好んではいなかったようだ。


 それはヤツの心にある善良さの証明?


 いいや、多分、合理的に冷たい判断力からだろうよ。


 『黒羊の旅団』は、ベテランぞろいだ。サラマンダーとたっぷり疲弊させなければ……ローランジュたちの裏切りに、互角以上の戦力を発揮したかもしれない。ヤツは体力を温存していた。仲間たちが傷つき、疲れ果てるまで、待っていたのさ。


 善良さではなく、むしろ狡猾さの証明と言えるだろう。戦士としては、正しい。ヒトとしてはクズだな。


 ……では、何故、今になって全力を出すのか?


 ……シャムロックと分かたれたからだな。ヤツは、きっとシャムロックが死んだと思ってはいないんだ。何せ、シャムロックは扉を開けようとしていた。通路が潰れたとしても、その奥にある扉から、『先』に進んでいるかもしれないと考えている。


 あの『裏切り者』は、『確実な仕事』をしたいのだろう。誰も逃すつもりはないんだよ。マキア・シャムロックも含み、邪魔な者は殺したいのさ。生き残りがいれば、『裏切りの事実』を『黒羊の旅団』の本隊は知るだろう。


 そうなれば、報復は執行される。


 どこまで逃げたところで、いつか捕らえられ、必ず殺される。『裏切り者』に寛容な傭兵集団など、世界のどこにもいないのだからな―――。


 もしくは……あの男も、シャムロックを『確保』したいのかもしれない。『青の派閥』のマキア・シャムロックは、有能な錬金術師。色々と、利用価値のある男には違いないからな。


 『売り物』にでもする予定だったとすれば……納得が行くことも出てくる。


 ……『ホロウフィードから来た馬車』に、『どんな連中』が乗っていたのかもな。『新聞を届けていた者たちもいる』……『傭兵たちを複数のチームに分けて』、花畑を探索させてもいただろうし、『アルテマのカタコンベ』の探索で、ケガ人も続出していたか。


 ついでに、『野戦病院』の主は、マニー・ホークかよ?


 8週間もあるんだ。ビクトー・ローランジュの裏切りが、いつから始まったのかまでは分からないが、たとえ途中からだったとしても、『こっそりと戦力を編集する』ことは、十分に間に合っちまうね……。


 この秘密主義者で、傭兵を好んでもなければ、そもそも信用してもいない、とんでもなく賢い錬金術師であられるマキア・シャムロック殿は、大きなミスを犯したようだな。


 まあ、オレたちのせいなんだが―――『黒羊の旅団』の傭兵たちを、分断すべきじゃなかったんだよ。その判断が無ければ、アンタは、ここまで追い詰められることはなかった。


 ローランジュも、反乱を実行しなかったかもしれないのにな?


 だが、全ては、もう遅い。ローランジュは、仲間殺しを実行させてしまった。後戻りは出来ないのさ。それなのに、殺すにしろ『売る』にしろ、最も肝心なアンタを、ヤツは見失っちまった……。


 ローランジュには、だからこその怒りや焦りもあるのだろうな。


 実力を解禁しただけでなく、どこか攻撃に傾倒しすぎている。飢えた猟犬のように、サラマンダーの腹に喰らいついていく。かなりの攻撃力を発揮しているが、完全にヤケクソなまでの勢いだ。彼の本来の姿は、もう少し冷静なはずだがね。


 大剣を突き刺して、ねじり上げる。吠えながら剣を揺さぶり、サラマンダーの赤い腹をえぐっていた。攻撃に集中しすぎて、サラマンダーの長い前脚の打撃を躱せなかった。


 吹っ飛ばされるよ。


 だが、勇者の特攻は、部下に勇気を与えていた。傭兵どもがローランジュに続き、闘志を歌いながらサラマンダーに突撃していく。勝機ということを十分に理解しているようだったな。


 さすがはベテランだ。そうだ、ここが仕留めるチャンスなんだよ。


「殺せえええええええええええええええええええええええええええええッッッ!!!」


「ローランジュに隊長に、続くんだああああああああああああああああッッッ!!!」


「弓隊、ワシらを援護しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!」


 弓隊の援護射撃がサラマンダーの体に突き刺さり、サラマンダーがついに怯む、身を屈め、防御姿勢を選んでしまう。あの火吹きトカゲにとっては、最も悪い選択だな。選ぶべきだった。防御などではなく、しっかりとした逃亡をな。


 傭兵たちは歌と共に攻撃に狂う。武器の鋼が次々にサラマンダーに叩き込まれていくのさ。サラマンダーがその痛みに、怒り、あの長い腕を振り回すが、どうにも威力がない。片脚を破壊されたヤツには、重量を活かしきる乱打は生み出せないんだよ。


 それでも何人かの傭兵たちは吹き飛ばされちまうが、ベテランの盾兵が剣を捨てて、盾に体重と筋力の全てを捧げることで、腕の振り回しを受け止めていたよ。


 かなりのムチャだし、骨にも筋肉にも負担が重たい技巧だが―――彼の献身は、勝利を呼ぶ。


「つ、つかまえろ!!」


「おう!!しがみつけ!!」


「引き倒すぞ!!」


 4人の傭兵どもが力技に入る。盾兵が受け止めた、サラマンダーの左腕に対して腕を絡めると、力任せに引きずりにかかったよ。筋力自慢の男たちが、体重と腕力の全てを捧げて腕を引くんだぞ?


 その中には、腕に『チャージ/筋力増強』を使っているベテランまでいる。負傷したサラマンダーには、それを耐える力はない。ヤツの巨体が、引きずり倒されちまったよ。いい連携だな、『黒羊の旅団』。


 ベテランらしく判断力に優れている。口惜しいが認めよう。経験値だけなら、『パンジャール猟兵団』よりも上かもしれない。


 リエルとミアには、この戦術を発想することは出来なかっただろうさ。武器を捨てて、巨大な魔物の前脚を引っ張るとはな。まったく見事だよ。


 ありがたいね、いい作戦と連携を、リエルとミアに見せてくれている。アンタらの経験と発想は、オレたちが継ぐよ―――。


「―――でかしたぞッ!!」


 ビクトー・ローランジュが復活しながら部下を褒めた。ヤツは予備の武器であるミドルソードを抜いて、サラマンダーの左腕に飛び付いていく。


 体重を浴びせながらも、ミドルソードを何度も何度も、サラマンダーの腕に叩き込み、その腕もズタズタに斬り裂いてしまった。


 サラマンダーが悲鳴をあげて、地面に倒れ込む。右腕も完全に壊された。


 ローランジュは『炎』を使う。ミドルソードに『シャープネス/硬質化』をかけていた。大猿みたいな体格と腕力に、その補助魔術は相性抜群だ。


 右腕の肉は刻まれ、骨は砕けちまっていた。火吹きトカゲのクソ野郎は、苦痛のあまりに身を捻り、地面をゴロゴロと転がっていく。傭兵どもはその惨めだが壮大な回転から、上手いこと逃れていたな。


『ぎゃうううううううううううううううううううううううううううんんんッッッ!!?』


 悲しげな歌を戦場に響かせながら、地面をのたうち回ったサラマンダーが、闘技場の壁にぶつかっていたよ。ヤツが動きを止め、ローランジュが、射抜け!と命令を発する。


 弓隊はローランジュに忠実だったぜ―――その意味を考えるのは、やめとこう。どうせ、すぐに分かる。


 連中は次々に矢を放ち、サラマンダーの頭が重たい鉄の矢で貫かれていく。動きの鋭さを失ったサラマンダーには、躱すことは出来ない。矢に射抜かれたヤツは、炎ではなく血を吐いた。ヨロヨロともがくことしか出来ない……?


 いいや、さすがは伝説を持つようなモンスターだな。そこらのモンスターとは根性やプライドが違うらしいぜ。


 ヤツは最期の意地を見せてやろうと、大きく空気を吸い込む。ゼフウウウウウウウ!!という不気味で、どこか痛々しい音がした。


 きっと、体のどこかが大きく壊れている。肺やら気道にでも、どうにも手遅れなレベルの深刻ケガが刻まれているのさ。健全な呼吸は、すでに出来なかったのだろう。それでも火吹きトカゲは、伝説に謳われる『毒炎』を見せようとしている。


 だが。


 ビクトー・ローランジュは、全く怯まなかった。部下の一人から槍を受け取ると、あの大きなアゴに傷痕を持つ戦士は闘技場を駆け抜けて、空気を吸い込み続けるサラマンダーへと勢い任せに飛びかかる。


「くたばれえええええええええええええええええええええええええええッッッ!!!」


 地面に投げ出されたままの右腕を踏み台にして、ローランジュは飛び、その槍に速度と重量を加えながら、槍の一撃をサラマンダーの首に叩き込んでいた。槍が深々と首の肉を貫き、頸椎さえも貫き、砕いてしまう。


『ぎゃおぐ――――ッッッ!!?』


 サラマンダーが炎を吹くが、それは一瞬だけ。次の瞬間には、しつこく燃えつづける『毒炎』などではなく、大量の血反吐を口から放ち、戦場に焦げた血霧が立ち込めていく。


 急所を壊された『毒炎の大蜥蜴』の生命が、終わろうとしていた。


「この、クソ、トカゲがあああああああああああああああああああああッッッ!!!」


 ローランジュは全身を激しく揺さぶり、ヤツの頸椎を砕いた槍をより深く刺し、乱暴にその傷口を広げていく。しばらくのあいだは、彼の動きに連動し、サラマンダーの首は血を吹いていた。


 しかし、あの『裏切り者』の全身が、魔物の返り血に染まってしまう頃には、それも無くなった。もう心臓が止まってしまっていたのか、モンスターの首が血を吹くことはなくなっていたよ。


 魔力の消失も感じる。『毒炎の大蜥蜴/サラマンダー』は、永遠の眠りについたようだな。ああ、技巧も勇敢さも十分だが……『裏切り者』であるコトは、あまりにも罪深い。残念だよ、ビクトーちゃん。


 オレは、お前をここで殺すんだ。もっと、何も知らないまま、戦場で殺し合うような定めであれば、良かったんだがな?

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