『レンタル〜AIに管理された世界』

第65話 AIに囲まれた世界~国際地域物産資源活用法

『それにしても、大塚首相の政策は独裁国家としては奇抜な政策が多いですよねぇ？臨時ニュースで次は国際地域物産資源活用法を可決されましたねぇ？』

『どんな法律なんだい？』

『えぇ？知らないのですか？簡単にいうと地域活性化を狙って、地域で根付いた文化や食べ物、風習などを再度、計画にのっとり資源と資金を投入する法律ですよぉ。それを国際共有地に輸入して輸出を行い、観光地をつくるのが狙いですよぉ。例えば、新潟において米をPRする為に、酒造メーカーを国策として作ったり、米菓子で有名な亀田製菓を国策企業として資金を投入したり海外から留学生を無料で招待して、技術者の育成を行って、地域格差が出ないように、あえて治安が悪いところに工場をつくるような事をするみたいですよぉ。つまりは国際共有地の別のエリアの過疎地域と協力して経済を発展させるのが狙いらしいですよぉ。新潟とタイの都市がお互いに資金提供と文化交流で100名ほど交換留学しているらしいですよぉ。来年にはタイ米を輸入してお菓子の生産やタイ酒を作る計画がありますよぉ。又、あえて、日本酒より高い高級酒として販売するらしいですよぉ。』

『なるほどなぁ…。そうすれば、過疎化した地域に資金が流れて経済も発展するからくりだなぁ。今後は過疎化する地域が国際都市になるのかもなぁ？韓国文化が根付いたコリアンタウンが過疎化した街に出現したりするのかなぁ？』

『そうかも知れませんねぇ？漬物文化の融合があり得るかも知れませんねぇ…キムチと沢庵漬けのコラボレーションによって新しい漬物が生まれるかも知れないですねぇ？』

『食べてみたいなぁ。美味しいだろうなぁ…『キムタック』なんて名前で販売されたりして？もしかして、すでに出ていそうだけどなぁ？』

『あぁ、そうそう、姉妹都市ではエリア内での国際共有地の通貨が使用出来るのもメリットですよぉ。』

『へぇ、そうなんだぁ。それは画期的だなぁ。確かに中華国際共有地の通貨がエンチュードル、中華連合の通貨がコリアンドル、ネオアメリカ国際共有地はネオユーエスドルだったよなぁ？便利になったなぁ…。』

『ですねぇ？国境もいずれはなくなって、通貨も統一されるのも時間の問題になればうれしいですけど…唯一の問題は宗教ですねぇ？』

『そうだなぁ…どうなるのかなぁ…』

『イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教(カトリック、プロテスタント)、ユダヤ教、ロシア正教、仏教、儒教などがあるから難しいだろうけど…とはいえ、戦争でも起きた瞬間にエリア51から破壊の為に、UFOが大量に来るから争いはしないだろうけど…』

『ですねぇ？過去にアフリカの一部が破壊されて大変な被害になりましたからねぇ？』

『あの時は、流石に地球が滅ぶと思ったよぉ！』

『ですねぇ…アメリカ以外の国がUFOに攻撃して、あっというまに、攻撃した飛行機やミサイルが一瞬で粉々になりましたからねぇ？でも、アメリカの大統領がUFOから出てきて世界に演説を行い真相が明らかになると戦争がなくなったけど…いまだに、テロや紛争はやまないですけど…』

『そうだなぁ…。10年も経過すると記憶が風化するのかもなぁ。』

『今も、中東のイスラム教、キリスト教、ユダヤ教の争い、中国は常に火薬庫ですからエリア51からUFOが大量投入されるかも知れませんねぇ？』

『どうかなぁ…。今度はエリア51の宇宙人が占領して、地球人の撲滅を始めるかも知れないぞぉ!前回は『警告』だと言っていたし、何よりも平和的解決が出来ないでいるなら国境をなくして統一する事だからなぁ…』

『そんな事もあり、世界規模で国際共有地資源管理法が国連で可決されて、急ピッチで国際共有地が出現しましたよねぇ？』