第27話 AIに囲まれた世界〜あれから
『仮設住宅がテロにより、崩壊したニュースがその日の夕方に入ってきた。』
『私はあの日の記憶がなく、なぜあの時、米山さんとあったのか?わからなかった。しかし、私が何かを見た感覚だけが残っていた。』
『おはようございます。』
『あれぇ、他の人たちは?』
『実は、昨日、仮設住宅に行って、テロに合って亡くなったんだぁ。』
『えぇ、どう言う事ですか?私も行く予定でしたよねぇ?予定表に記載されてましたよねぇ?』
『はぁ?そんな予定はなかったけど…来週の予定には記載されているけど…』
『あぁ、本当だぁ。おかしいなあぁ…』
『ごめんなぁ。私は、現場に行って葬儀に参列するから…』
『あぁ、はい。』
『あぁ、あと、これから、正岡さんが2回目の面接に来るから対応宜しくねぇ?』
『はい。』
『こんにちは、正岡ですが…』
『はい、お待ちしておりました?こちらにどうぞ。』
『はい、どうもありがとうございます。』
『それにしても、ビックリしましたよぉ。仮設住宅がテロに合って崩壊したニュースを聞きましたよぉ?大丈夫何ですか?』
『そうなんですよぉ。私は夜勤のバイトが入っていたので、ホテルで働いていたら、夕方に仮設住宅がテロに合って崩壊したニュースが入って…九死に一生を得ましたよぉ。』
『実は、あのテロでここの仲間がテロに巻き込まれていて…』
『そうだったのですか?あれぇ、でも昨日は住民懇親会があったとかで…ここの人たちは来ていましたよねぇ?』
『もう冗談でしょ?私と米山さんは昨日はここにいましたよぉ。他の人たちはアセスメントで行かれたと聞いてますよぉ。懇親会なんてぇ?』
『あぁ、そうでしたか?』
『あぁ、ところで今は?』
『今は仮設住宅では住めないので、友人が経営しているネットカフェの空き部屋をお借りしてます。来週までは無料で借りる事が出来るのですが…バイト先も今月一杯で閉鎖になります。何でも、コロナ感染者をコロナシェルターに移送が決まりまして…』
『そう何ですか…大変ですねぇ?』
『では、先週からレンタル申請をしてましたので、レンタル先が来ているか見てみましょう?』
『正岡さん、7件の案件が来てます。その中の1件にレンタルパパの案件がありますが…見てみますか?』
『えぇ、そう何ですか…私の年齢でレンタルパパは借金があるような家庭や富裕層のおばあさんの道具になるような案件ですよねぇ?』
『そんな事ないですって。見てみましょう?』
『長野県安曇野市で旅館を経営していたが、不景気で倒産。新たに、農園を合同で経営し、旅館の再建を目指し温泉施設を経営。一緒にレンタルパパとして助けて欲しいとの事ですが…どうですか?』
『えぇ?悪くないですねぇ?でも、借金はどのくらいあるのかなぁ?収入はどれくらいある?』
『もう、相変わらず、自分の事ばかりですねぇ?こちらが現在の経営状況です。農園では、キャベツとハーブなどを育てており、野菜は無農薬、経営は市を上げて行っており、無借金経営。街の駅で販売し一部、温泉施設で販売。こちらが女将さんの写真になります。3年前の写真ですが…』
『えぇ?すごい綺麗な人ですねぇ?』
『そうですねぇ?あぁ、後こちらが住まいになります。レンタルワークのシフトはAM11時からPM17時。レンタルパパとしての勤務がPM17時からAM11時までになりますが…。金、土、日は休みになりますが…女将さんを好きになったら…うふふ。』
『いやぁ、検討しておきます。他の案件を見せてもらっても宜しいですか?』
『良いですけど…①衣食住提供。テレワークにて営業(農作物販売)。他には、②空間不動産。物件案内。(16時間勤務)。③衣食住振込む。他テレワーク。金融業兼介護。16時間勤務。毎週水曜日定休日。などがありますが…』
『ちょっと、ちょっと、全部ブラックではないですか?①は農作物という名前の大麻販売②今、流行の空間ビジネスですけど…トラブルが多いし、二重契約詐欺の悪徳ビジネス。③何ですか?衣食住振込むって…それに、毎週水曜日だけが休みって…間違いなく一緒にじーちゃん、ばーちゃんが住んでる上に、詐欺の斡旋ですよねぇ?』
『いやぁ…考えすぎかと…最近は仕事が少なくなりましたからねぇ?』
『解りました。』
『はい、そうですねぇ。①番がよいみたいですが…』
『ちょっと、待って下さい。人の心を読まないで下さいよぉ。』
『なるほど、レンタルパパになりたいと…大丈夫ですか?3年前の女将さんの写真ですでに36歳ですが…後戻り出来ませんが…』
『ブラックな会社よりも、まともな生活が出来そうなので…』
『かしこまりました。では、こちらにどうぞ?』
『えぇ、ここは?』
『カプセルに入れと?』
『はい、準備が出来たらどうすれば?』
『赤いボタンを押すのか?』
『…』
『これを押すのなぁ。』
『3.2.1…スタートです。えぇ、なんだぁ、なんだぁ…』
プラチナ星ネオ東京プラチナシティー
『昨日、新しいゲーム販売されたけどやった?』
『えぇ、何、何?もしかして人生ゲーム?』
『古いなぁ?あんなに人数いてもつまんないだろう?今は、現実の世界を買えるんだぜぇ?ゲームの内容も主人公も違うんだよぉ。『正岡 悠仁のドタバタ伝説(ネオ東京センターシティーの住民が生活してます。)』』
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