百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜
Act.8-10 誕生日会の二次会と、ドリームチームトーナメントと……。 scene.3 中
Act.8-10 誕生日会の二次会と、ドリームチームトーナメントと……。 scene.3 中
<三人称全知視点>
エリッサを撃破したエヴァンジェリンは右の太刀をユリアに向けた。
「
ユリアの手から猛烈な速度で伸び、エヴァンジェリンを串刺しにせんと迫る高い硬度を誇る竜舌蘭の茎を前にエヴァンジェリンは『
「……エヴァンジェリンさんが魔法を使うなんて」
『そういえば、ユリア殿は知らなかったな。何も強くなったのがペルシウムだけという訳ではない。私もローザ様から新たな力を与えて頂いたのだ。……個人的にはやはり剣の方が性に合っているがな』
HP:20,000,000
MP:19,000,000
STR:65,000,000
DEX:29,000,000
VIT:29,000,000
MND:30,000,000
INT:10,000,000
AGI:49,000,000
LUK:20,000,000
CRI:20,000,000
▼
主に魔法面で大きく強化されたエヴァンジェリン。
先程の「
これまで魔力の扱いといえば、武器や自身に纏わせる身体強化の域を出ないものだったが、
とはいえ、基本が剣士であるエヴァンジェリンは魔法攻撃よりも剣術の方を好んで使用するため、余程必要に迫られなければ魔法攻撃を使用せず、大きく強化に貢献したのは
『
「
レインの刀から猛烈な水が吹き出し、空中で無数の水の刃と化して高速で落下する。無論、狙いはレインを狙うエヴァンジェリンだ。
『生温いッ!
しかし、
『漆黒無双両太刀・
そのまま至近距離から刃に黒い雷を奔らせ、漆黒の靄のようなものを纏わせた両刀をクロスさせ、そのまま八の字を描くように剣を斜め下方向に高速で振り抜き、黒い雷を纏った漆黒の竜巻のような斬撃を放ってレインを斬り刻んだ。
「
即設置と同時に武装闘気を纏った『万物切断千変万化-レットドラゴーンプラティナクロース-』が一斉に動かし、無数の糸がエヴァンジェリンに襲い掛かる。
『……ッ!
しかし、消え去る直前にエヴァンジェリンが執念で発動した
第一回戦第二試合――戦場を蹂躙することすら可能な猛者達の戦いは、ラルチームがスピネル、レイン、エリッサの脱落、ローザチームがエヴァンジェリンとペルシウムの脱落という、ややローザチームが優勢な形で決着した。
◆
第一回戦第一試合のように戦場が各地に出現することがないまま、ほぼ固まりでの戦闘が続く、どちらかと言えば特異な部類に属するであろう第二試合。
その二回戦目となる戦いの相手は欅、梛、樒、椛、槭、楪、櫻の
つまり、ローザチームの大将であるローザを除く全員がラル達本陣に襲撃を仕掛けてきた、ということである。
HP:39,000,000
MP:21,000,000
STR:40,000,000
DEX:20,000,000
VIT:30,000,000
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▼
HP:21,000,000
MP:30,000,000
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▼
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▼
HP:30,000,000
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▼
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▼
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VIT:28,000,000
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▼
HP:39,000,000
MP:33,000,000
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LUK:26,000,000
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▼
「……ここを突破できなければローザ様に勝つなど夢のまた夢だわ。気を引き締めていくわよ!」
対するのはペストーラ、チャールズ、ポルトス、カルメナ、ユリアの五人。
シェルロッタが出ればいい勝負か一方的な蹂躙になりそうな対戦カードだが、この後にはまだローザ戦が残っている。
ローザ討伐の切り札としてシェルロッタに頑張ってもらうべきだと考えていたラルはここでシェルロッタの温存を決断したのである。
『浪漫武装-機械帝神-』の【機械帝神の権能】を発動し、幻想級の銃火器を装備を生贄にして全身を銃火器で武装するペストーラ、『武装変化-マスターウェポン-』を槍状に変形させて構えるチャールズ、『万物両断-アサルトシザーズ-』のハサミを開いて刃を欅達に向けるポルトス、『大地鳴動-アスタディザスター-』を装備して戦闘態勢を取るカルメナ、いつでも「
『全力には全力をもって相手をするのが礼儀だわ! みんな、行くわよ!』
『『『『『『『魂魄の霸気――《昴》』』』』』』』
梛、樒、椛、槭、楪、櫻の六人が緑色の輝きと化して欅に吸い込まれていく。
まるで従魔合神したかのように力が増幅していく。
欅の姿にも変化が現れた。ミディアムヘアの髪が地面につくほど長く伸び、隠されていた左目には六芒星が浮かんだ。
原型こそ欅だが、姉オーラが妖艶なオーラへと変化している。
『さあ、私達の全力――特とご堪能あれ!』
一瞬にして想像された「星砕ノ双刀」を構え、欅は妖艶に嗤った。
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