第135話 片思いの突破口

 今日の患者は本多満奈美17歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

本多満奈美:2年間ずっと好きだった男子に「好きな人いる?」って聞いたら「いない」って…。正直もう彼だけが光でした。重たすぎるかもしれないけど…。彼がいなくなったら私にはもう何もありません。

渋沢吾郎:ということは、これからあなたが彼に好きになってもらえるように接していけばいいのではないですか?

本多満奈美:でも…。

渋沢吾郎:これは、彼に彼女がいない証拠です。思い切って「付き合ってください」と言ってみてはどうですか?

本多満奈美:でも、私のことが好きでなかったら?

渋沢吾郎:付き合ってから好きになっていくパターンもあります。彼がそうなるように頑張るしかないです。まずは勇気をもって告白してみましょう。

本多満奈美:わかりました。ありがとうございます。

 と、本多満奈美は帰った。

 そして夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:しかし、恋愛っていろいろあるな。

渋沢清子:私とあなたの恋愛も楽しかったよね。

渋沢吾郎:過去形?今はしてないの?

渋沢清子:あ、ごめん。今もしてるよ。

渋沢吾郎:でも、お互いが好きになるっていいな。

渋沢清子:私は今でもあなたが好き。

渋沢吾郎:俺もだ。愛してる。

渋沢清子:これって、いつものパターン?

渋沢吾郎:そうだね。

 と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。






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