第134話 50歳になってからの発情期

 次の患者は高橋佳恵38歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

高橋佳恵:50歳の夫の発情期。で先日どう断ったらいいかなど相談させてもらいました。病気じゃないか心配になってきました、、、昨日まで体調不良や生理中で、何とか4日ほど断っていたのですが、ついに夫のがまんの限界が来て、深夜(3時頃)私の部屋に入ってきて、がまん出来ない、夜這いや。と布団に入ってきました。

もう断る元気もなく、好きにさせていました。で、事が済んで服は着てそのまま一緒に寝てしまい、朝6時頃にまたもそもそと私に触れてきて、硬くなったあそこを擦り付けて、入れたいと。結局行為中に子供が起きてきてあわてて中断しましたが、、、

もともと週1~2くらいのペースではありますが、これまでは生理中の7日間くらいはがまん出来たし、体調が悪いって言えばチャンスを狙いつつもがまんしてくれていました。しかし、ここ1、2ヶ月、発情しやすくなっており、こんな言い方酷いしは今回が初めてですが、あなたに応えていてゆっくり休めないし体調悪くなったのはあなたのせいかも、とまで言ったのに、がまんの限界で夜中に夜這いしに来るほどで、行為後二時間ほどあとにまた挿入してくるなんて、あまりに発情する夫が心配になってきました。病気でしょうか?50歳ならこんなもんなんでしょうか?

渋沢吾郎:これは、おそらく、次にあなたたちの間に生まれたがっている子供がいるのだと思います。これは、運命論です。これは、子供ができるまで治らない確率が高いです。

高橋佳恵:そういうものなのでしょうか?

渋沢吾郎:これは、私なりの考えです。なぜなら、発情する理由は子孫を残すためだからです。

高橋佳恵:なるほど。そういう考えもあるんですね。

渋沢吾郎:ただ、こういう時は挿入する前に射精させるのも一つの手だと思います。

高橋佳恵:フェラという手がありましたね。解りました。ありがとうございます。

 と、高橋佳恵は納得して帰った。

 そして夜、吾郎は清子と話した。

渋沢清子:しかし、あなたはよく思いつくね。外で射精させちゃえばいいって。

渋沢吾郎:だってそれしかないだろ。でも、これは、おそらく次に生まれてくる子供がいるのであろうな。

渋沢清子:じゃあ、私たちにもいるのかなあ。私達、性欲尽きないよね。

渋沢吾郎:作ってみるか?

渋沢清子:そうね。でも、仕事が大変よね。今、手がいっぱいなんだよね。

渋沢吾郎:今は、避妊するしかないか。・・・。

渋沢清子:もし、生まれたら、仕事は妹に任せてはどうかなあ。

渋沢吾郎:そうだな。それもいいかも。

渋沢清子:とにかく、今夜も楽しもう。

渋沢吾郎:ああ。

 と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。











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