第111話 幸せになりたい

 次の患者は山瀬成美20歳である。

渋沢吾郎:どうしました?

山瀬成美:やっぱり現世で幸せになりたくて、死にたいって思うことをやめました。でも、ふと本当に幸せになれるのか不安で仕方ない時があります。自分は変われるのかなと。どうしたら幸せになれますか?

渋沢吾郎:あなたの幸せな状態は何かによりますが、満足のいくことではないでしょうか?お金があって、やりたいことができて、毎日食べていけて、好きな人を手に入れられる、そんな人生がいいのではないのですか?

山瀬成美:そうなるにはどうしたらいいでしょうか?

渋沢吾郎:学ぶしかないですね。幸せになる方法を。

山瀬成美:人は簡単には幸せにはなれないんですか?

渋沢吾郎:人生、幸せは勝ち取るものだと思います。ですので、努力と行動は必要です。

山瀬成美:どういう努力をしたらいですか?

渋沢吾郎:自分で考えるか、本を参考にするのもいと思います。他の人の考え方を学んで自分の生活に応用するのです。

山瀬成美:なるほど。

渋沢吾郎:例えば、人生副業のコツとか

山瀬成美:なるほど。

渋沢吾郎:では、これでいいでしょうか?

山瀬成美:はい。参考になりました。

 と、山瀬成美は納得して帰った。 

 そして夜、吾郎と清子は話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。幸せって何だろうな。

渋沢清子:私たちのことを言うんじゃない?

渋沢吾郎:そうだな。自分が納得のいく人生がいいな。

渋沢清子:そうよね。でも、人は難しい生き物だからね。いろんな困難があるからね。

渋沢吾郎:その困難を乗り越えるのを支えるのが俺たちの仕事なんだよな。

渋沢清子:よく考えなおすと、あなたの仕事は本当にすごいよね。

渋沢吾郎:そうか?

渋沢清子:だから、今日もあなたに惚れちゃう。

渋沢吾郎:俺も。今日も抱き合うのが幸せなんだよな。

渋沢清子:うん。

 と、今日も吾郎と清子はアツアツな生活を送っていた。

 



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