第87話 失恋からくる鬱

 次の患者は国本和夫25歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

国本和夫:なんか鬱なんです。

渋沢吾郎:やる気は出ますか?

国本和夫:出ません。なんか勉強をやる気が出ません。

渋沢吾郎:で、それは急に頭が働かなくなった感じですか?

国本和夫:はい。勉強も出来ていた物理や数学が出来なくなりました。

渋沢吾郎:これは相当な鬱ですね。ですがあなたは焦っていませんか?

国本和夫:焦っています。単位が取れないので・・・。

渋沢吾郎:で、最近は失恋はしましたか?

国本和夫:なるほど。あなたの鬱の原因は失恋のようですね。あなたには彼女を相当好きだったんですね。

国本和夫:はい。

渋沢吾郎:ですが、治す手は新しい彼女を見つけるしかないですね。世の中には自分に合う人は結構います。自然と出て来ます。彼女を作ってみませんか?

国本和夫:しかし、自分は彼女を作る自信がありません。振られてばかりです。

渋沢吾郎:それでは私のサークル吾郎に来て彼女を作るつもりはありませんか?

国本和夫:サークル吾郎?そこで彼女が出来るのですか?

渋沢吾郎:出来る可能性は大ですどうですか?

国本和夫:それはいいですね。自分もサークル吾郎へ行っていいですか?

渋沢吾郎:いいですよ。

国本和夫:ありがとうございます。

渋沢吾郎:で、あなたに彼女が出来たら本来の自分に戻る可能性があるので、彼女を作るのに頑張ってみましょう。

国本和夫:はい、わかりました。ありがとうございます。

 と、今日の国本和夫の診察は終わった。そして夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子、失恋すると調子が悪くなる人っているよな。

渋沢清子:うん。

渋沢吾郎:今日も国本君も失恋が原因で調子が悪くなった。だが、今の世は恋愛で悩んでいる人は大勢いるのみたいだぞ。

渋沢清子:そうね。でも、あなたは色々見抜くのが大変よね。

渋沢吾郎:でも、俺は清子がいるから調子が悪くなうことはなかった。

渋沢清子:私も。あなたと付き合ってから毎日ガ楽しい。

渋沢吾郎:そうだなお互い付き合ってからは楽しくて幸せいっぱいだな。

渋沢清子:あなた。愛している。

渋沢吾郎:俺もだ。

渋沢清子:そういうことで、今日の夜も私を満足させてね。

渋沢吾郎:もちろん。俺も気持ちよくなりたい。

渋沢清子:今日もサービスしてあげる。

 と、今日も二人はドリームナイトを過ごした。


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