第25話 鬱その6(恋愛関係:後編)
しばらくして倉沢次郎がやってきた。
渋沢吾郎:結果はどうでした。
倉沢次郎:だめでした。相手にされませんでした。
渋沢吾郎:そうですか。私は、その女性とはもう気持ちを切り替えた方がいいと思いますよ。しかし、しばらく鬱であるというのは辛いですね。さらに、鬱になっていると相手から寄ってきませんからね。
倉沢次郎:どうしたらいいのでしょうか。
渋沢吾郎:私は、サークル吾郎か、ネットをお勧めします。ネットは本当に友達を作りやくいですよ。
倉沢次郎:サークル吾郎じゃだめなのですか?
渋沢吾郎:私はサークル吾郎のメンバーにはあなたを支える力のある子はいないと思っているのですが・・・。
倉沢次郎:そうですか。ネットの方がいいということですか?
渋沢吾郎:自分でブログを書くといいですよ。自分に共感してくれる人が集まってきてくれますからね。そのつもりでやってみたらどうですか?ネットならあなたの鬱は表面上分からないですから。
倉沢次郎:そうして見ます。
と、倉沢次郎は新しい恋人を見つけるためにネットを始めた。
その日の夜、吾郎は清子と話した。
渋沢吾郎:しかし、この世の中はみんな恋人が欲しいのに、何でできないんだろうなあ。
渋沢清子:みんな自分勝手なんじゃない?
渋沢吾郎:だけど、今は、ネットで簡単に恋人ができる時代になったよな。少なくともネットでの出会いは今は可能だからなあ。
渋沢清子:少し前は、出会い掲載とはサクラばっかだったのに。
渋沢吾郎:今の出会いは、飲み会だね。いろんな人が企画しているよ。
渋沢清子:でも、実際に付き合うということはなかなか難しいところはあるみたい。
渋沢吾郎:だが、基本的には自分を受け入れてくれる人がいればその人がベストだと思う。
渋沢清子:そうよね。私はあなたの全てを受け入れたよね。
渋沢吾郎:清子は大したもんだよ。俺のやりたいことに、ほとんどサポートしてくれている。感謝だね。
渋沢清子:私も、感謝してるよ。
渋沢吾郎:じゃあ、今日はいつも通り、仲良く夜を過ごすか。
渋沢清子:あなたも好きよね。
渋沢吾郎:清子もだろ。
渋沢清子:もちろん。
と、二人はドリームナイトを過ごした。
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