第325話 11月21日(水)今後のレボ部

 今日の今後のレボ部について話し合います。今日は放課後の阿曽部の家から。

佐々木:では、今日もレボ部を始める。で、何を始めるかというと、料理をつくろうと思う。

名取:みんないいよね。どうせやる事決めてないし。

助平:俺はいいぜ。

名取:みんな不満はないようね。で、今日は大したものを作りません。フライドポテトを作るだけです。自分が食べたい分ジャガイモをむいて切って油で揚げるだけです。

亀山:なんかシンプルすぎる。

名取:というわけで開始。あっという間に終わると思うけどね。

 と、みんなフライドポテトを作った。

名取:ね。あっという間に終わったでしょ。私が仕切ると早いのよ。

助平:確かに。2行で終わった。

名取:新しいジャガイモだからマックには負けません。

朝霧:ウインドウズには負けるの?

名取:朝ちゃん。そのギャグ古い。

朝霧:じゃあ、AMAZONには勝てるの?

名取:AMAZONにも勝つ。今日のジャガイモは今日取り立てなのよ。

川村:今日なだけに今日も凶なの?

神山:今日はフライドポテトは大丈夫みたい。

阿曽部:今日のジャガイモは超一流の科学者が作ったものだから大丈夫だと思う。

川村:農家じゃなく科学者?

名取:なんか何が入っているかわからないわね。で、なんで科学者なの?

阿曽部:大きなジャガイモを作る研究をしているんだよね。

亀山:大きければいいというわけではないんだけどね。味は保障できるの?

阿曽部:実験で社員に食べてもらったから大丈夫。

秋山:なんか阿曽部の社員になると、実験台にさせられるのか?

阿曽部:いや、社員である特権だよ。

助平:なんで特権なんだよ。

阿曽部:誰よりも早く安く手にはいるからさ。

名取:安全性は考えないの?

阿曽部:理論的には安全が保障されているんだけどね。

助平:理論的というのが怪しいな。

阿曽部:失敬な。安全だから提供しているんだろ。

亀山:理論的にはね。

阿曽部:美子ちゃん安全だと説明して。

神山:一応それは、無添加のジャガイモだから。

名取:無天下のジャガイモだったら怖いわよね。天下がないからね。

助平:無点火も生じゃ食べられないよな。

阿曽部:美子ちゃん。ちゃんと説明して。

神山:後は。有機野菜だからね。

阿曽部:そう。勇気が出るから、有機(勇気)野菜。

神山:後は、有効期限があるから有期野菜なんだよね。

助平:有効期限があるのは当たり前じゃん。

佐々木:でも、有効期限は相当長そうだな。

阿曽部:そうだよね。一応研究結果では1か月持つんだよね。で、あと、ポイントが高いのは、うちのジャガイモはカルシウムが豊富でビタミンもたっぷり、食物繊維満載のジャガイモなんだ。

名取:なんか、阿曽部君の食べ物が怖くなってきたわよ。

阿曽部:体にいいことばかり言っているのに何で?

名取:都合がよすぎる。

阿曽部:このジャガイモは生理学上最もいい物質だらけで作られているんだよ。

名取:それが逆に怖いっつーの。

阿曽部:静香ちゃん。体にいいって素直に喜んでよね。

名取:で、食べるとどうなるの?

阿曽部:うちのジャガイモは食べても太らない物なんだよね。ダイエットジャガイモ。ジャガイモだからボリューム満点。太らないのは痩せ菌が入っているため。だから、糖尿病の予防にもなるんだよ。

佐山:なんか凄まじいジャガイモだな。

阿曽部:で、価格は大きいジャガイモ1個分で、200円のちょっと高めだよ。

名取:安かったら逆に怖いわよね。

阿曽部:ジャガイモ一つでこんなにネタが出てくるとは思わなかったよ。

名取:じゃあ、今度はネタが出てくるジャガイモはどう?

阿曽部:それいいね。開発してみよう。

名取:阿曽部君。本当にできるの?

阿曽部:寿司のネタのジャガイモにするよ。

助平:本当にネタだな。

佐々木:というわけで、これからフライドポテトを食べてみよう。

名取:佐々木君。よく正体不明のジャガイモ食べる気になるね。

佐々木:みんな食べないの?

朝霧:私は食べるよ。正体はジャガイモだからね。

川村:朝ちゃんのボケにどう突っ込んでいいの?

朝霧:それに栄養満点だし。栄養はええよう(えいよう)。

阿曽部:でこのポテトはニキビを治す効果があるよ。

名取:本当?

阿曽部:あと、癌にも効果があるよ。

名取:この年齢で癌はありえんでしょ。

阿曽部:だけど、癌に効くと聞いたらお客さんが増えたよ。

名取:どこで売ってるの?

阿曽部:AMAZONで、訳アリ商品としてお安く提供しているんだよ。

川村:後は?

阿曽部:精力がバリバリになるって聞いた人はSEX前に内のポテトを食べているよね。

朝霧:あと、私が考えたポテトは眠くなるポテト。

助平:朝ちゃん。もし存在したらもはやポテトじゃないぜよ。

名取:ポテトに睡眠薬を注入しただけじゃないの?

阿曽部:そうなんだよね。注入しても均一に睡眠薬が広がらないからちょっと難しいんだよね。

名取:なんで、作ってるの?

阿曽部:農場。

名取:場所じゃなく理由。

阿曽部:あったら面白いから。それにめずらしい商品として売れるからね。

助平:確かにめずらしいな。

朝霧:後はねえ。髪の毛が生えるポテトも考えているんだよ。

名取:朝ちゃん。別にポテトに限らなくてもいいんじゃないの?

亀山:で、結局食べるの食べないの?食べなきゃもらうけど。

前田:恭子は遠慮というものを知らないよね。

亀山:遠慮ぐらいわかるよ。

名取:私も食べようかな。ニキビが治るらしいから。

佐山:女性は肌に対して凄い敏感だよね。

亀山:サスケ君。女性の事を知らないでなんで知ったかぶりするの?

佐山:一コロコロッケを食べたからね。どんな女性でもいちころ。

亀山:サスケ君。友子ちゃんに言いつけるよ。

佐山:ジョークだよジョーク。

長崎:だが、このポテトは万能型だな。

助平:ドラゴンボールの仙豆って感じか?

朝霧:そうだよ。食べれば回復レッツらごー。

長崎:朕のラーメンもみなおろうかな。

名取:無駄な努力なんじゃない。

佐々木:チャンポンはニンニクでも入れりゃいいだろ。

長崎:にんにくは確かに健康にいいな。

朝霧:阿曽部君の会社はニンニクの開発もやっているよ。食べれば、寿命が延びるんだよ。

名取:朝ちゃん。それ、どうやって証明する気?

朝霧:このニンニクを食べているおじいちゃんは病気が治った、ケースがあるよ。

名取:病気ってただの風邪だったりして。

朝霧:静香ちゃん。なんでわかるの超能力者?

名取:なんとなくだよ。

長崎:でも、朕のニンニクはにくいぐらい美味しいぞ。

朝霧:でも、阿曽部君の会社は匂いのしない、ニンニクの発明をやっているんだよ。

佐々木:匂いがいないで成分を保つことが可能なのか?

名取:無理でしょ。というより匂いがいいんじゃない?

朝霧:後は回復するニンニクも作ってるよ。

長崎:阿曽部のニンニクを取り寄せようかな。

阿曽部:チャンポン特別サービスでニンニク一袋につき229円

長崎:なるほど。手ごろな価格だな。に2ん2に9くって感じか。

秋山:チャンポン。229はニンニクという意味で通じるんじゃないか?

朝霧:阿曽部君。青虫が大好きなキャベツはどう?

名取:青虫は余計だけどね。

佐々木:っていうか、余計なことを言うのがレボ部だけどね。

亀山:じゃあ、蜂が好きなハチミツはあるの?

阿曽部:蜂は蜜を欲しがっているんじゃなく、蜜を作っているの。

亀山:さすがが生物オタク。

阿曽部:なんか、僕がやることは何でもオタクになるのかい。

朝霧:阿曽部君。家があるっていうことはいいことよ。

阿曽部:そのお宅じゃないぞ。

名取:阿曽部君は経営家それとも研究家?

阿曽部:両方。

秋山:よくばるね。

角田:人間欲が大事だろ。

水戸:角田は欲望の塊だよな。

秋山:いや、阿曽部の会社が欲張りなんだよね。

阿曽部:企業が欲を出してなにが悪い?

佐々木:良く言えば、欲だけに、良くだから悪くないよな。

秋山:でも、阿曽部の会社は変わっているよね。モットーは何?

阿曽部:お客様第一。

名取:ほんと?

阿曽部:あと、企業が儲かる道を探る。

助平:それでこそ阿曽部だ。

阿曽部:それ褒めてるのそれともけなしてるの?

助平:褒めてるに決まっているじゃん。お坊ちゃま。

阿曽部:その表現やめてくれる?

名取:でも、世間に役立っているからね。

川村:でも、お金持ちはいいよね。我々庶民には体験できないことがたくさんあるんじゃないかな。

阿曽部:そうだね。実験をよくやるよ。薬の開発とか。後は、他の食事の新メニュー開発。ホテル。観光、クラブハウス、プロダクション、イベント、ネット、出版と、幅は広いよね。

助平:なんか、阿曽部の自慢部なしで終わっちゃうなあ。

名取:他の食事のメニューは?お勧めある?

阿曽部:甘いレモンってどう?

名取:酸っぱくないの?

阿曽部:その方が生で食べられるでしょ。

名取:もはやレモンじゃないよね。

川村:もしかして、橙色のレモン?

朝霧:それだと、みかんになっちゃうでしょ。

川村:じゃあ、どういうレモン?

阿曽部:生で食べてみる?

川村:なんか怪しいからいらない。

秋山:で、後は、珍しい商品はないの?

阿曽部:後は、キティちゃんのおまま事、で、お食事メニューを食べる。

佐山:キティちゃん。ってものすごく小さいだろ。食事はマイクロサイズか?

亀山:食べてもお腹いっぱいにならないよね。

阿曽部:じゃあ、普通のおままごとでやる?

名取:それいいね。おままごとをやろうよ。

阿曽部:で、それって普通の食事会と変わらないじゃん。

名取:そこを一工夫して食べるのよ。

神山:今はおまま事はタブー。大凶。違うのにしようよ。

名取:美子がそこまで言うならやめた方がいいよね。

助平:後は何かある?

佐山:分身の術ができるようなる、大豆とかは?

阿曽部:それには体質改善しなきゃね。

名取:ってことはできるわけ?

阿曽部:運動機能を高めればいいんじゃない?

名取:阿曽部君って、難しいことを簡単にいうね。

川村:で、運動機能が高まるたんぱく質とかあるの?

阿曽部:ごめん。そこまでは知らない。ただ、子供がわんぱくになることはある。

名取:それってわんぱくであって、たんぱくじゃないよね。

阿曽部:まあ、要するに元気が出る化学構造でできたいるたんぱく質でできている筋肉だったら、できるかもね。分身の術はダミーで、カバーするのは駄目か?

名取:それ無理がある。

阿曽部:だったら、クローンはどう。

名取:それも無理がある。

阿曽部:まあ、そのうちできるかもね。

名取:楽観的だわね。

佐山:で、忍法催眠術ができる食べ物は?

助平:そんなのあるわけないだろ。

川村:でも、食べ物が催眠術ができるわけないよね。

佐山:愛ちゃん。そういう意味じゃなくて…。

川村:さっきのは催眠術ができるようになる食べ物なわけね。

佐山:次は忍法幻術ができるようになる食べ物は?

助平:サスケ。無理言っちゃだめだぜよ。

佐山:でも、うちではそういう食べ物を食べているよ。

名取:サスケ君。嘘いっちゃダメでしょ。

佐々木:で、今日はこれから何する?

川村:会議よね。これから何するか。

佐々木:やりたいことをみんなはじから言ってくれ。

助平:エロについて語る。

佐々木:助は好きだなそういうの。

助平:佐々木も好きだろそいういうの。

佐々木:少しだけな。

助平:佐々木はえらい控えめだな。

佐々木:そうそう。俺は偉いの。

助平:その偉いじゃない。

川村:私はまた恋愛物語をやりたいな。

佐々木:愛ちゃんはロマン派だね。

秋山:僕は日本史の問題のクイズがいいな。

佐々木:作者が今勉強中のやつだな。

秋山:作者も賢いね。歴史の勉強レボ部と両立させるなんてね。

佐々木:それはある意味ずる賢いよね。

名取:私は料理。究極の料理を作りたい。

長崎:究極の料理はアー麺だよね。

阿曽部:僕は、大企業計画物語。

佐々木:それ新しいな。

朝霧:私は、ハッスルウキウキな曲を作りたい。

佐々木:要するに曲を作ればいいんだね。

佐山:俺は、みんなで忍法の修行。

神山:私はカウンセラーについて。

長崎:中華料理をみんなで食べる食事会。

亀山:私は、ツッコミ大会

前田:私はボケ大会

水戸:俺は、時代劇。

角田:俺は、将棋大会。

佐々木:これで全員言ったな。じゃあ、この中からどれをやるかだ。

名取:佐々木君は?

佐々木:言うのを忘れた。俺は現代文の勉強。この中からいいと思うモノにてをあげて。両手をあげてもO.K.だし、足をあげてもO.K.

川村:足をあげるとパンティー見えるよね。

佐々木:というわけで、一人両手の2票を入れて頂戴。では、手をあげて頂戴。

 と、やる事は次のように決まった。ただし、票が3票以内のモノは削除しました。

1.ツッコミ大会

2.ボケ大会

3.日本史のクイズ

4.料理+中華料理の食事会

5.大企業計画物語

と決まった。

佐々木:この順番でやるからな。みんないいな。

助平:いいんじゃないかい。

佐々木:じゃあ、決まり。じゃあ、これでいこう。

と、今後のレボ部の活動は上のように決まった。次回からまた、新章に入りますでは、また。

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