第321話 11月17日(土)久美ちゃんと水戸の恋愛物語編

 今日も今日がやってきました。場面は阿曽部のスタジオから。

佐々木:じゃあ、時代劇の恋愛物語を始めるぞ。皆の者のよいな。

助平:ははーっ。ってなんで俺が頭を下げなきゃいけないんだ?

佐々木:じゃあ、水戸。始めようか。

水戸:おう。

佐々木:で、ナレーターは久美ちゃんだね。

前田:うん。

佐々木:じゃあ、始め。

今井:スタート。

 時は1700年代、ある村にたいそうなべっぴんさんがいました。その村では1地番美人なんですよ。って自分で自分を美人て言って調子をこきました。しかし、親はいなくおじいさんとおばあさんと姉とその夫がいるだけでした。

前田:お爺さん。起きて。今日もしば刈りよ。お婆さん。川に洗濯よ。

角田(お爺さん):はいはい。年寄り遣いがあらないなあ。

亀山(お婆さん):私は洗濯が洗いなあ。

 そう、今日もお爺さんは山にしばかりに、お婆さんは川に洗濯に行きました。そして私はお料理を作ってました。そう。この村で有名のお料理屋さんなのです。姉の静香とその夫の清彦君と経営していました。

名取:久美。味ポンある?

前田:姉さん。味ポンはタイムマシーンを使わないと未来へ行って買ってこれないよ。

名取:それはそうだわね。でも、お金がないか。

秋山:でも、未来では逆に昔のものが貴重なものになるよ。

名取:じゃあ、うちの銅銭は未来では高く売れるんだろうね。今の時代ではい1文にしかならないんだけどね。

前田:で、姉さん何を作っているの?

名取:ころころコロッケよ。

前田:姉さんのはおいしいからね。私が作るとお腹がゴロゴロコロッケになっちゃうよね。

秋山:下剤がいらなくていいんじゃない。

前田:清彦さん。それひどくない?

名取:でも、久美は卵が30日も経っているものを食べようとしたんだからおかしいわよね。

秋山:でも、30日間ならひなが生まれてるよ。

名取:ということは死んでいる卵かい。

前田:お姉さんはまた私をいじめるの?

名取:まあ、とにかく花嫁修業は必要だよね。

前田:それには料理よね。

名取:久美は何を作るのが得意なんだったけ。

前田:カレーよ。

名取:なんで、久美はこの時代にないモノを作ろうとしているの?

前田:時代を先取りよ。

名取:そういうもんかい。

 とそこにお客さんが店の中へきた。

前田:いらっしゃいませ。

水戸:すいません。美味しい唐揚げ下さい。

前田:うちの唐揚げはいつも美味しいですよ。で、何個がいいですか?

水戸:1個。

前田:100䬻です。

水戸:ちょっと高すぎ。まけてよ。

前田:じゃあ、1個10䬻。

水戸:10分の1かよ。

前田:ふふく?

水戸:問題ない。

前田:じゃあ、10䬻頂戴。

水戸:はい。あげる。

前田:毎度あり。で、お客さん。名前は何?

水戸:水戸宝徳だけど。俺に惚れたの?

前田:ちょっとだけ。少し話さない。

水戸:いいよ。少しってどの位?

前田:少しは少しよ。

水戸:でも、この店他の店と違うね。他の店にない物がたくさんある。

前田:たとえば何?

水戸:ハートをGET可愛いクッキーっていいね。ホワイトデーに買ってあげるよ。

前田:それって1年に1回だけ?

水戸:そうだなあ。母の日にも買ってあげるよ。

前田:お母さんのハートをGETするの?

水戸:じゃあ、あなたにクッキーあげる。

前田:なんか私のハートがGETされた感じ。

水戸:そのわざとらしいジョークもいいね。君の名は?

前田:前田久美。16歳のぴちぴちギャル。

水戸:なんか生きがいい魚みたいだな。

前田:私を食べるの?メニューにはないよ。

水戸:普通食べる人はいないって。

前田:で、あなたは何の仕事をしているの?

水戸:よくぞ聞いてくれました。俺は水戸藩主水戸宝徳である。

前田:水戸?って徳川家の水戸?

水戸:驚いた?

前田:これは失礼しました。

水戸:ジョーダン。それは嘘だぴょーん

前田:なんだ。嘘か。

水戸:でも、この店はいいな。毎回来ようかな。

前田:私も毎回雇用かな。この店で。

水戸:それ毎日の間違いじゃない?

前田:でも、あなたは仕事はしないの?

水戸:俺の仕事は市内の警備。

前田:へえー。警備会社なんだ。

水戸;で、今日からはこの場所エリア担当。

前田:じゃあ、今日からお昼はここに来て。大サービスしてあげる。

水戸:でも、唐揚げを10倍にして売っているのは大問題だなあ。

前田:それは違うよ。運命感じたからあなたには大サービスしたのよ。

水戸:運命ってどうやって解るんだ?

前田:巫女の館で教えてもらったの。

水戸:で、今日の運勢はすべてアップ?

前田:アップでアップデートしなきゃ。

水戸:アップデートはしていると思う。

前田:だけど、デートもアップデートしたいよね。

水戸:じゃあ、今度デートしようか。

前田:いいよ。でも、全部あなたのおごりね。

水戸:俺そんなにお金ない。お金の代わりに愛情は駄目?

前田:金も切れ目は縁の切れ目。ということわざがあるでしょ。

水戸:それを言われたら貯金を崩すしかないな。これは、未来の彼女のために使うものだ。

このお金は君とために使おう。

前田:なんか。そのフレーズかっこいいね。

水戸:そうか。

前田:それならついでに店の商品も買ってよ。

水戸:今日はあんまりお金がないんだけど。何がある?

前田:日本の伝統的食事納豆はいかが?

水戸:単なる納豆とは何が違うの?

前田:伝統の味よ。うちの納豆やが一番古いのよ。

水戸:本当か?他の店でも、うちの納豆が一番古いって言ってたぞ。

前田:これは商売用語よ。新しい納豆の方が好き?発酵してないけど食べる?

水戸:それって、ただの大豆じゃないかい。

前田:そうとも言うね。

水戸:じゃあ、今日は納豆を買ってあげる。

前田:毎度あり。

水戸:あと、何がある?

前田:訳アリ豚肉ってどう?

水戸:訳アリってどういう意味?

前田:だから訳ありよ。ちょっとした弱点があるの。

水戸:例えば?

前田:うちの豚肉は生で食べると毒になるのよ。

水戸:豚肉は焼いて食べるのが普通だけど?

前田:じゃあ、訳なし豚肉になるね。

水戸:訳なしとつける理由が解らん。

前田:私も。

水戸:売る人間が解んないで店やっていけてるの?

前田:でも、すごい人気よ。

水戸:訳アリなのに。なんで、何かすごーい秘訣があるの?

前田:そう。大サービスで価格が2分の1.

水戸:それって秘訣とは言わないよね。

前田:でも、私も商売人だからこの肉を価格の10分の1で買ってきたのよ。

水戸:それって詐欺?

前田:いいえ。純粋な儲けよ。

水戸:で、デートはいつにする?

前田:今日でいいよ。

水戸:気が早いなあ。

前田:私の気は風より早いのよ。

水戸:風じゃなく風邪じゃないかい?

前田:それってレボ部病?

水戸:そうだね。で、仕事はどうするの?

前田:早退。

水戸:なんか風邪でも引いて学校からから早退する感じだよね。

前田:風邪ってレボ部病?

水戸:じゃあ、どうする?これかから切り上げる?

前田:うん。お姉さーん。ちょっと外言ってくるね。

名取:今日はいいよ。行ってきなさい。

水戸:今日はいいよってどういうこと?

前田:占いの今日の運勢をあらかじめ占ってもらったの。

水戸:その占い屋さんは凄いね。

前田:じゃあ、行ってきまーす。

 と、水戸君とかわいい久美ちゃんは外へ出ました。

水戸:なんか歩くこの町はいろいろあるな。他の地域とはえらい違いだよ。

前田:偉い人がいるから偉い違いなのよね。

水戸:で、この藩主は佐々木藩だったな。挨拶へ行くか?

前田:その前にお土産買いましょう。あそこのすし屋がいいね。

水戸:じゃあ、行こう。

すし屋に行きました。

宮下:いらっしゃいませ。何をご希望ですか?

水戸:唸りに唸るうな重って何?

宮下:ウナ銃だけに銃を唸りながら打つんです。すっきりしますよ。

水戸:それは銃だから食べ物じゃないよ。うな銃じゃなくうな重が欲しいの。

宮下:ありがとうございます。

前田:今日は負けてくれる?

宮下:じゃあ、ジャンケンで負けたらまけてあげます。

前田:じゃあ、最初はグー。ジャンケンポイ。

宮下:私の勝ちですね。値切りはなしですね。ネギもなしです。

前田:じゃあ、とろける大トロが欲しいな。

宮下:トロは大トロ中トロと、6トロがあります。

前田:六トロって宝くじじゃん。

宮下:宝くじも売っています。当たったら、賞金の代わりに余った具材の寿司を出します。

前田:なんかせこいね。

宮下:これは省エネ対策と同じです。残すともったいないので。

前田:ということは、愚妻のネタって古いネタ?

宮下:ジョークは行っていませんが古いネタです。よく見やぶりましたね。

前田:それぐらい朝飯前よ。

宮下;朝飯前もネタが欲しいのですか?

前田:そうね。ただだったら買ってもいいよ。

宮下:それは買うとは言いません。もらうというのです。

前田:でも、古いネタを宝くじで売るなんて考えたねということは一番最下位は納豆巻かなあ。

宮下:あなたは商売センスがありますね。私の店で働きませんか?

前田:私はすでに店をやっているの。ごめんね。

宮下:で、大トロでいいですね。

前田:なんかおいしそうだね。

宮下:そりゃまずいものは出せません。

前田:確かに。

宮下:あと、福引券付けときますね。当店だけで使えます。

前田:商売うまいね。

宮下:うまいのは商売よりも寿司です。

前田:じゃあ、もういくね。商売頑張ってね。

 とかわいい久美ちゃんと水戸君はそこを去っていった。次は阿曽部付属会社朝霧店をよった。

朝霧:いらっしゃいませ。

前田:なんか面白い商品はない?

朝霧:キスをするための歯磨き粉と歯ブラシはあります。

前田:私はどの歯磨き粉も変わらないと思うんだけどね。

朝霧:この歯磨き粉は特殊なんです。キスをしただけで気持ちよくなるんです。

水戸:後は何かない?

朝霧:避妊用ドリンク。これを飲めば、性行為の時生でできますよ。

水戸:生かあ。ビールも生の方がおいしいというのと同じだな。

前田:後は何があるの?

水戸:このにおいを嗅げば誰もがいちころ「マインドスメル」。

前田:いちころって死んじゃうの?

朝霧:そうじゃなくいろんな人を誘惑します。

水戸:それって、不特定多数なのか?

朝霧:そうですねー。この臭いをかいだ人だけです。

水戸:じゃあ、不特定多数ってわけだな。

朝霧:いかがですか?

前田:後は何がある。

朝霧:口と鼻に張ると呼吸ができなくなるガムテープ

水戸:普通のガムテープと変わらないじゃないか。

前田:なんか、変な店ね。水戸君行きましょ。

水戸:なにも買わないのか?

前田:だってろくなものないじゃない。

水戸:俺はキス用の歯磨き粉を買いたい。いくら?

朝霧:10䬻です。

前田:他の歯磨き粉より高いじゃない。

水戸:でも、なんかこれは本物だと思う。歯磨き粉ちょうだい。

朝霧:まいどありー。

 と、朝霧店を離れた。

水戸:次どこへ行く?

前田:公園がいいな。水のあるところで。

水戸:そうだね。歯磨き粉試してみたいね。

前田:この歯磨き粉説明書があるよ。歯を磨いた後は抱きしめてたくなり、服も脱ぎたくなり、そのまま、H状態へ行くって。ほんとかな?

水戸:本当なら面白いな。

前田:水戸君Hしたいの?

水戸:男としてはそうしたい。

前田:じゃあ、しっちゃおうか。

水戸:本当にするの?いいのかな。

前田:で、この取説には、この歯磨き粉恋人にプレゼントするとLOVEパワーが上がるでしょう。なんか歯磨き粉で愛し合うようになるってすごいよね。

水戸:これは公園よりラブホテルだね。

前田:水戸君。なんか言ってることが刺激的すぎる。いきなりというのはちょっと早すぎかな。

水戸:説明書読まなきゃよかったなあ。

前田:じゃあ、歯磨き粉なしでキスする?

水戸:これじゃあ、歯磨き粉の効果が解らない

前田:歯磨き粉に頼ちゃダメ。

水戸:じゃあ、キスする前に今日の昼食は何食ったか言ってみよう。俺は餃子。

前田:私はニンニクと焼き鳥。

水戸:なんか口がキスする体制になっていない気がする。

前田:なんで?

水戸:臭くないか?

前田:まあ、とにかく水戸君。キスするよ。

水戸:え?

 と、久美ちゃんは水戸君とキスすることに成功した。

水戸:久美ちゃん抱きしめていい?

前田:いいよ。

 水戸君の抱きしめ方はぎゅーっとしたやわらかさだった。

前田:これでぱっぴーエンド。です。

今井:カーッと

佐々木:はい。2人ともお疲れさん。これでレボ部の恋愛物語編は終了だな。

増田:本当はやりたいけど雪絵のことを考えたら私は出なくていいです。

佐々木:じゃあ、これから打ち上げだー。阿曽部。どこか、店紹介してくれ。

阿曽部:なら、今日は美華ちゃんちのすし屋だね。

長崎:ここでなぞかけ。寿司かけて、ジョークとくその心は、ネタがあります。

佐々木:今のはうまい。座布団1枚。

助平:俺もなぞかけ。寿司とかけて金玉ととくその心は精魂込めて握ります。

角田:助。うまいんだけど、ねーっちゃんたちの前では笑えないな。

長崎:助よ今回は朕の勝ちだ。朕に頭を下げるのだ。

助平:チャンポンは朕朕言ってるんだから金玉と変わらないじゃねーか。しかも金玉は金だぞ。銀とか銅とかとはわけが違うんだぞ。

名取:なんかわけのわからん話になってきたわね。

長崎:つまり助はセックス二乗プラス2なわけだ。

助平:チャンポンそれは違うX²+2だ。

名取:今度はチャンポンが負けたわよね。無理にギャグ言おうとするからよ。

佐々木:で、今日はあまりの時間どうする?

名取:今後のことを決めようよ。

佐々木:でも、みんながやりたいことは大体やったしなあ。

秋山:クリスマスのライブの件はどうする?

阿曽部:券はまだ発売されていないよ。

秋山:阿曽部。券じゃなく件。

佐々木:で、ライブまでにはだいぶ時間がある。それまで何かしらしたいと思う。何する?

秋山:勉強をしようよ。現代文とか古文とは英語、歴史、って感じに。

佐々木:なんか文系物ばっかだなあ。

神山:理系の問題は作者に記号をコンピューターに入れる技術がないからね。例えばΣは上下にk=1からnまでという文字が入れられないからね。それに、図や表を書く問題は作者は今は作れないからね。

長崎:なぞかけでも作ろう。

助平:で、なぞかけのメニューは謎をかけた食べ物か?

長崎:なぞかけは味付じゃないぞ。

助平:でも、なぞかけはうまくいったら「うまい」っていってるじゃねーか。

長崎:そこで一句。味付けといいましてなぞかけ成功うまいとおくその心は「うまい」です。

助平:なんか強引にギャグ言ったな。

佐々木:じゃあ、ここで、自分はいい奴と思えるときを言おう。

名取:突然の企画だわね。

佐々木:じゃあ、始めは助から。

助平:俺か?喧嘩で手を抜いて倒したとき。

佐々木:それって手を抜いても相手にとっては同じだな。

川村:バレンタインデーの恵まれない男子生徒に義理チョコをあげること。

秋山:外国人に何か面白い場所はないかと聞かれ、風俗を教えてあげたこと。って助みたいだね。

名取:私は、お金を10円落とした人に、拾ってあげたこと。たかが10円されど10円っていうけれど10円はでかいよ。10円足らなくて自販機で買えないジュースがあるときがあるからね。

阿曽部:人の夢を助けたときかな。小説家になりたい人を人脈で小説家にさせたときかな。

朝霧:私は私の匂いを嗅いだら幸せになれると思ってもらったときだな。

神山:本当に困っている人に占いで助言してとだよね。

佐々木:俺は勉強を教えてあげたとき。

長崎:チャンポンラーメンのノリを1枚増やしたとき。

助平:チャンポンはせこいなあ。

宮下:おいしい寿司をお客さんに出している時。

佐山:忍者を教えてあげたとき。

増田:サスケさんに勉強を教えてあげたとき。

亀山:人間にいじめられている亀を助けたとき。

角田:将棋で負けてやったとき。

助平:そういうのを負け惜しみと世間では言うんだぜ。

水戸:諸藩の問題を解決させたとき。

助平:水戸黄門かよ。

前田:となりの人に鉛筆を貸してあげたとき。

小山:焼肉屋で安くしてあげたとき。

佐々木:じゃあ、これで全員言ったな。では、今日のレボ部はここまでだ。

 と、今日のレボ部は終わった。

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