第221話 9月9日(月)レボ部の打ち合わせ
おはようございます。今日もレボ部が始まります。舞台は放課後の阿曽部のスタジオから。
佐々木:では、みんなそろったな。で、結局幸福論は1度やったからやっぱりやめにして違うのにしたいがどうだ?
名取:幸福について語り合う?
佐々木:そうだね。で、今日は恭子ちゃんと久美ちゃんと水戸と角田はドラマの打ち合わせをしていてくれ。残りのレボ部は幸福について語り合おう。
亀山:なんか、私たち外されるの?
佐々木:違うよ。この後、ドラマの主役をやるんだからいいんじゃねーか?
前田:今度は体を張った演技をやろうか。
角田:え?やっちゃうの?
前田:違う。駅で路線に落ちた人を助けるとか。
阿曽部:久美ちゃん。スタジオのセッティング大変なんだからそういう無茶はやめてね。
朝霧:無茶ってどういうお茶?
秋山:茶が無だから水じゃない?
助平:清彦はよく答えられるよな。
秋山:勉強しているからね。
助平:どういう勉強かい。
佐山:だが、なんか、朝ちゃんと清彦のコンビは絶妙だなあ。
佐々木:で、実際幸福について語るか。
朝霧:負けを認めるの?
助平:それは降伏。
川村:今度は助が切り返したね。
助平:これぐらいは誰でもできる。
朝霧:でも、負けたら幸せじゃないよね。
助平:深い。同じ「こうふく」は「幸福」と「降伏」とは確かに正反対だ。
名取:これが日本語の味じゃない?
水戸:もともと人生には勝ちはない。幸せになることが最大の目的じゃないかい。
佐々木:さすが水戸。正統派すぎる。
水戸:正統派じゃなければ黄門様はやっていけねーの。
佐々木:で、恭子ちゃんたちは打ち合わせをして、後の者はどうしようか。
助平:雑談でもしていようか。
と、結局、レボ部は久美ちゃんの打ち合わせの時は雑談になった。
なので今日は久美ちゃんたちの打ち合わせの方に舞台を移します。
水戸:じゃあ、打ち合わせを始めるか。
亀山:なんか私たちにスポットが来てよかった。てっきり今日は陰に隠れるのかと思った。
角田:で、アドリブはちょっときついかも。
前田:アドリブならなんとかするよ。
亀山:で、どっちがとっちを選ぶの?これは聞いておきたいわよ。
水戸:俺は久美ちゃんで角田は恭子ちゃんだ。
亀山:なるほど。そのつもりでストーリーを決めるわけね。
前田:なんか結論がわかっていたらつまらないね。
角田:でも、ねーちゃんたちの期待に応えられるかなあ。
前田:あとはアドリブにするでいいかなあ。
亀山:で、いきなりの告白から始まる。場所は学校でどう?
水戸:それいいなあ。
角田:何のひねりもないなあ。
前田:清純派でいこうよ。
角田:本当に清純派でいくの?
水戸:まあまあ、それは恭子ちゃんたちに任せよう。
前田:じゃあ、決まったからみんなのところに戻ろうね。
と、恭子ちゃんたちはレボ部のところへ戻った。
助平:どうだ?楽しかったか?
水戸:俺はいるだけで楽しい。
角田:水戸の奴ねーちゃんたちに惚れたな。
増田:でも、レボ部は1癖も2癖もありますよ。
亀山:私もあるいい加減な人よりかはいい見たい。
助平:いい加減って、サスケのことか?
佐山:俺は、まじめに決めたんだけどなあ。
亀山:最初は久美か私といっていたじゃない?
前田:でも、私は友子ちゃんなら許すよ。でも、その代わり大人になるまで我慢よね。
助平:何の我慢だ?
前田:突っ込まなくてもわかるでしょ。
助平:一応答えてよ。
亀山:大人の遊び。
角田:なぬ。みんなやっているのか?
川村:やってない。やっていない。会話だけ。
角田:ホントか?怪しいなあ。
川村:角田君って助と同じだね。
角田:ねーちゃん。突っ込まないでよ。
助平:で、結局学園祭まで、恋愛以外に何やるんだ?
川村:助。角田君をかばったの?話を変えたね。
朝霧:いくらかかったの?話を買えたのでしょ。
川村:朝ちゃんまでかばうの?
秋山:朝ちゃんはボケのタイミングを待っているだけだよ。
助平:だってさあ。角田じゃ愛ちゃんの突込みに答えられねーじゃねーか。
阿曽部:まあ、話を変えるために話を買おう。話が盛り上がらない。
川村:で、いくら?
阿曽部:Yahooの知恵コイン10枚あげるよ。
名取:せこい。
川村:現金じゃないのね。
助平:で、角田は阿曽部に借金したことになるな。
阿曽部:やくざはこさせないから安心してくれ。
朝霧:それって返さなくていいということ?阿曽部君太っ腹だね。
水戸:朝ちゃん。知恵コイン10枚は誰でも稼げるって。阿曽部を持ち上げすぎ。
角田:朝ねーちゃんが阿曽部を持ち上げるのか?重いのではないか?
川村:やっぱり角田君は一味古いね。
名取:賞味期限が切れている感じだわよね。
助平:だが、阿曽部が角田を助けたのに角田は突っ込んだな。
角田:すまん。俺なりに頑張っているんだ。勘弁してくれ。
川村:まあまあ。そこまで言わなくてもいいよ。ジョークなんだからさあ。
助平:そうそう。佐々木も最初はセンスが古かったからなあ。
川村:思わず破れそうだったよね。
助平:そのセンスかい。本当に古い。ネタも古い。
川村:で、恋愛ものはどうするのよ。
亀山:今日の打ち合わせではアドリブにしたけどね。
助平:今度は俺たちも混ぜてもらえないか。どこかで活躍したい。
朝霧:活躍して勝つ役になりたいよね。
亀山:朝ちゃん。主役になろうとしていない?
川村:まあまあ、恭子の言うことも一理あるけどドラマでは私たちはわき役に回るのよ。朝ちゃんはジョークを言うタイミングを狙っているだけだから。
前田:恭子の言い方も恭子流のジョークだったのにね。喧嘩を吹っ掛けているんじゃないのよ。
水戸:わかった。なるべくみんなも使うから安心してくれ。
助平:水戸が仕切るか。佐々木が仕切るはずなのになあ。佐々木。
佐々木:ここは大目に見ようと思う。
水戸:俺悪いことした?
助平:いや、してない、してない。
水戸:なんかレボ部はわけがわからん。
川村:レボ部流のジョークなのよ。
水戸:ボケと突っ込みかあ。苦手だがやるしかねーな。
角田:さすがに恋愛物語は俺達4人だけだといまいちみたいだな。
亀山:そう考えるとサスケ君はまだ面白さがあったね。
増田:水戸さん角田さん。レボ部はみんなレボ部病にかかっているんです。
角田:そうなると医者が必要だなあ。俺が見てやろうか?
川村:角田君はさりげなくエロい。女子の診察しようとしたでしょ。
角田:なんでわかるんだ?超能力者か?
川村:話の流れで行けばそうじゃん。
水戸:川村さん。これも角田流のギャグだから。
川村:わかっているって。
助平:だが、意外とフォローが難しいなあ。
角田:俺たちは一般人だからな。
朝霧:一般人ってなに人?
水戸:一般人は一般人だよ。
助平:水戸は正統派すぎる朝ちゃんのギャグがひかってないよ。
秋山:僕だったら一応地球人と答えるけどね。
水戸:なるほど。レボ部は面白そうだなあ。角田。入部するか?
佐々木:じゃあ、この入部届けに書いて。
角田:なんで、用意してあるんだ?
佐々木:美子ちゃんの予言。
水戸:なるほど。美子ちゃんは本当に霊能力者だな。
神山:入部届けにサインしたらおはらいしてあげる。
角田:おはらいだけにいくらお払いってな感じで金とるのかい?
助平:なんか、角田にもレボ部病が早くも出てきたなあ。
水戸:じゃあ、小切手で・・・。
神山:水戸君。お金はいらないよ。タダだよ。
助平:水戸はまじめすぎているし、そこにボケが入っている。
川村:で、水戸君も金持ちなの?
水戸:一応徳川家に仕えていたからね。ご先祖様が。でも、阿曽部には勝てない。
亀山:本当にまじめに答えるわね。
助平:だが、これはこれでキャラとして通じる。が、フォローやくが必要だなあ。
朝霧:フォロー薬っていう薬なの?
秋山:レボ部病だからね。
神山:で、いきなりだけどレボ部の危機よ。信一さんがいなくなったらレボ部がなくなる。
助平:信一さんはレボ部にとっては天だからなあ。
長崎:で、天の食べ物は天丼。
名取:なんか、今のチャンポンは非常に間が悪いわね。
神山:信一さんはエビが嫌いなのよ。
名取:いや、そういうわけじゃなく…。論点がずれているような…。
朝霧:ずれているなら接骨院で治せるかなあ。
助平:意外と治るかもな。
川村:朝ちゃんのボケを正当化するの?
助平:世の中には接骨院のふりをして怪しげな術で病を治している人が結構いるんだぜ。
川村:でも、性格までは変わらないよね。
名取:で、信一さん救済企画をやろうか?
朝霧:信一さんって休載なの?これから救済しようというのに休載なの?
秋山:僕たちしばらく時間が止まるのかなあ。
阿曽部:でも、レボ部は続いてほしい。
佐々木:で、信一さんの救済計画はどうなるの?
名取:私の料理じゃだめだし。
川村:私のきわどい水着姿じゃだめだし。
佐山:忍法救済の術でも使えたらなあ。
助平:使えないんなら言うなよな。少し期待しちゃったじゃねーか。
川村:なんとかしのぎたいね。
助平:でも、信一さんはなかなか前に進ませてもらえないな。
朝霧:信号が赤のままなの?
名取:確かにそんな感じよね。
朝霧:で、渋滞している感じなのかなあ。
佐山:渋滞じゃあ前に進まないな。
朝霧:信号機が重体なのかなあ。
川村:渋滞で重体かあ。朝ちゃんもよく考えるよね。
佐々木:で、信号機が時々治るがどこまで進めるかだなあ。
神山:信一さんも今、壊れているからね。
川村:壊れたロボットな感じかあ。コロッケの得意の物まねみたいよね。
助平:確かにコロッケは面白し、うまい。
名取:確かにコロッケはおいしいよね。
水戸:確かにコロッケはおいしいところをもっていく。
朝霧:で、スーパーでコロッケのデモンストレーションをやっている人が物まねやっていたよね。
阿曽部:その発想いいなあ。うちの会社でコロッケの宣伝で物まねをやるのはいいなあ。
亀山:で、阿曽部君の会社て何でもアリだけどいったい何の会社なの?
阿曽部:阿曽部コーポレーションは何でもありといったころか?
朝霧:何でもアリという昆虫?
名取:それを言うなら働きアリじゃない?
佐々木:で、学園祭に関してはどうしようか。
亀山:私たちの恋愛物語のロケじゃあ不満?
佐々木:そうじゃないんだけど、俺たちの出番がない。
水戸:なんとか出番を作ってみるからさあ。
前田:そうそう。不思議なカフェを作ってそこでお茶している時に、そのカフェがイベントをやるのよ。
名取:で、そのカフェの店員が私たちなわけね。
前田:静香ちゃんは呑み込みが早いね。
佐山:いっきにジュースを飲むタイプなんじゃない?
前田:その飲み込みじゃないって。
亀山:で、その店員とお客が面白いことをやるというのはどう?
助平:なんか、展開が読めてきたなあ。
朝霧:天界を読めるの?
助平:「てんかい」が違う。
佐々木:じゃあ、店員を決めよう。
助平:店員は俺と愛ちゃんと清彦と静香ちゃんにしよう。
佐山:あとは?お客さんか?
助平:で、イベントでビンゴでもやって盛り上がると。
阿曽部:パーティー業みたいな感じだね。
朝霧:なんか新しいお茶みたいだね。
名取:ティーだからお茶?
阿曽部:クイズなんかもいいね。
助平:たとえば、静香ちゃんの胸は何カップでしょうか?という問題なんかどう?
秋山:で、静香ちゃんの胸はワールドカップだったりして。
朝霧:胸でサッカーするの?
助平:胸の谷間にボールをはさんで運ぶのは反則だよな。
川村:そんなことできるわけないじゃん。そこまででかい胸は何カップよ。
助平:ワールドカップ
川村:私、頭が混乱してきた。
佐山:確かにでかい。
佐々木:じゃあ、なんとなくみんなわかってきたみたいなので今日は解散。明日から続恋愛物語を開始でいいね。
と、今日のレボ部はこれで終わります。明日からのレボ部はどうなるのでしょうか。また明日会いましょう。
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