第166話 8月1日(火)レボ部の仕事その12-4

 次はチャンポンと美華ちゃん軍団の営業です。

長崎:朕は長崎太郎です。

増田:私は増田友子です。

小山:私は小山雪絵です。

宮下:私は宮下美華です。

営業部長:私は武田だ。しかし、驚いた高校生が来ると思ったのに小学生が混じっているではないか。

増田:でも、精神年齢は高校生です。

長崎:で、今回はチャンポン帝国物語のビデオを見てこれを販売してほしいのです。

 チャンポン帝国物語とは夏休みに入る前にやった帝国お笑いドラマです。

武田:なるほど。このまずはこのビデオを見るところから始めよう。

 と、1時間ほどビデオを見た。そして・・・。

武田:なるほど。これは面白いドラマだなあ。これは売れそうだ。わかった。販売しよう。で、何かキャッチフレーズが欲しいなあ。

増田:「世界を揺るがすチャンポン帝国」ではだめですか。

武田。なるほど。

宮下:「チャンポン帝国で気分爽快」はだめですか?

武田:なるほど。

小山:「笑いの宮殿チャンポン帝国」じゃだめですか?

武田:うんうん。いい線言っているなあ。

長崎:「ラーメンがおいしい長崎チャンポン」

宮下:ターちゃん。自分の店の宣伝はダメよ。

武田:わかった。キャッチフレーズは「世界を揺るがす笑いの宮殿チャンポン帝国で気分爽快」でいいかい。

長崎:おお、皆の主張がきちんと入っている。

増田:ターちゃんのは入ってないって。

武田:なかなか面白いので皆で見ることにするよ。

宮下:ありがとうございます。

武田:じゃあ、今日はご褒美にお菓子を持って帰ってくれ。

増田:本当にいいですか?

武田:おかしいかい?

長崎:おかしとおかしいのダジャレはいけていますよ。

武田:なんかわざとらしいなあ。君はボケ専門かい?チャンポン帝国では結構ちんぷんかんぷんなことを言っていたぞ。普段の生活もそうなのかい?

長崎:しかし、それが朕とういうキャラなのです。

武田:なるほど。朕というわけがわかったよ。チャンポン王なわけだな。

長崎:はいそうです。今ではもう口癖になってしまいました。

武田:まあいい。いい返事を期待してくれ。

 と、チャンポンと美華ちゃん軍団の営業は終わった。

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