第163話 8月1日(火)レボ部の仕事その12-1
佐々木:では、今日はどういう仕事をしようか。
川村:決めていないの?
助平:俺たちが18歳超えていたら風俗ができたんだけどな。
川村:そんなにしたいの?私ならいいって言ってるじゃない。
助平:じゃあ、コンドームの営業は?
阿曽部:助はそれで決定だね。
助平:俺だけそれかよ。
阿曽部:今日はいろいろ昨日と違った営業をしようと思う。昨日は1商品だったけど、今日はそれぞれのグループがそれぞれの商品を営業するってどう?
名取:コンビは昨日と同じよね。
川村:ということは私もコンドームの営業をやるわけ。
阿曽部:そう。
川村:えー。
助平:使ったことがないから正直わかんねーな。
阿曽部:というわけで、みんなも商品決まったら営業するように。
と、みんな商品を決めて営業した。最初は助と愛ちゃんのコンビである。まず2人はAというホテル会社へ行った。
営業部長:きょう営業しに来たのは高校生か。で、内容は。
助平:わが社のコンドームを扱ってほしいということです。
営業部長:なるほど。確かにホテルと言えばコンドームだ。
川村:でも、このコンドームは超薄型です。使ってみる価値があると思います。
営業部長:使ったことがあるのかい?
川村:ないです。
営業部長:なんでわかるんだい。
川村:今日、いくつかのコンドームを見ました。で、このコンドームが一番薄かったように見えました。
営業部長:何だ。したわけじゃないのか。俺はてっきりパートナーの君としていると思ったよ。
川村:私のパートナーは意気地なしなんです。
助平:いや、慎重なだけです。
営業部長:わかった。この薄さはうけるかもしれない。が破れはしないか?
助平:強度も確かめてきました。大丈夫です。
営業部長:強度ってどうやって確かめたんだ?他のねーちゃんとしたのか?
助平:いえ、違います。引っ張ったりバナナをコンドームの中にいれたりしました。
営業部長:バナナかあ。それは面白い。まあいい。なんかみんなに喜ばれる商品であれば問題ない。これを会議でこのホテルで使えるかどうか検討しよう。
助平:ありがとうございます。
と、助と愛ちゃんの営業は成功した。これは愛ちゃんのマインドスメルの力かもしれないとも思いましたが皆さんはどう思いましたか?
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