第153話 7月28日(土)レボ部の仕事その8

 今日は朝から会議です。

佐々木:先週はいろいろやったが、今日は何をするかだ。

亀山:情熱萌え萌え喫茶ってどう?

助平:情熱だけに燃え燃えかあ。

阿曽部:でも、それだと男性は仕事ができない。

助平:男性はホストクラブだな。

名取:わたし、納得いかない。

川村:だれも、清彦君をとらないよ。

朝霧:じゃあ、郵便屋さんをやったらポストクラブだよね。

助平:で、ホストクラブのビラを撒くのか?

川村:なんでホストクラブなのよ。

名取:で、私はお料理関係がいいな。

阿曽部:総菜屋さんの手伝いかあ。じゃあ、昼からうちの会社の総菜部門で働いてもらうね。

助平:阿曽部は何でもありだなあ。

阿曽部:でも、みんなまじめにやってよね。一応仕事だから。

朝霧:すっきりさっぱり弁当出したいなあ。

助平:中身が野菜だけだったりしてな。

川村:確かに野菜だけだとさっぱりするよね。

助平:俺は精力つけるためにギンギン弁当を作りたい。

名取:それだとニンニク料理になるわよね。

助平:精力ギョーザというのはどう?

阿曽部:ネーミングは普通の餃子。

川村:阿曽部君。ネーミングが面白ければもっと売れるんじゃない?

阿曽部:確かにそうだね。

助平:今朝死んだマグロとか。

阿曽部:そんなの売れるわけねーじゃん。

助平:マジ切れするなよ。

阿曽部:じゃあ、決定だね。今日のお昼からうちの会社の惣菜センターで働いてもらうよ。それでいいね。

 というわけで、阿曽部の会社の惣菜センターで働くことになった。阿曽部の惣菜センターでは、6時まで働いた。その後に今日の反省会を行った。

秋山:仕事をするってなんか気持ちいいね。

名取:私の料理の腕前はどうだったかなあ。

助平:静香ちゃんは料理のプロだね。で、今夜はフロ(風呂)だね。

朝霧:私のお料理は昇天するかもね。天に帰るのも悪くないよね。

助平:昇天するって毒でも入っているの?

名取:薬でも入っていたりしてね。

阿曽部:それは止めたよね。僕の会社が破たんする。

川村:でも、美華ちゃん。お寿司作るの本当にうまいね。

宮下:これは私の得意技ですから。

亀山:私はおにぎり作ったけど、おにぎりってスリルあるよね。中に何が入っているかわからないからね。

名取:チョコレートが入っていたらいやよね。

朝霧:ガムが入っていても嫌だよね。すっきりするけど。

佐々木:でも仕事っていがいと楽しいね。

阿曽部:みんな仕事をしたがらない理由は人間関係でからね。人間関係が良ければ仕事は楽しくなるよね。

名取:あと、お弁当作りも楽しかったわよね。

助平:スタミナ弁当もいいよな。とくに夜のスタミナ弁当にすっぽんを入れてのはクールだよね。そしてすっぽん弁当を食べて2人ですっぽんぽん。で、サスケの場合は3人か。

佐山:そういう突込みはきついなあ。

亀山:でも、サスケ君は意気地なしよね。

川村:そう。助も意気地なし。

佐山:俺の場合はどちらか決めてからがいいと思っているんだ。

助平:俺はタイミングを計っているのだ。

朝霧:タイミングって計れるの?何キロ?

助平:タイミングは重さじゃないって。

朝霧:じゃあ、スピード?

名取:タイミングとスピードは時間という意味では一致しているわよね。

川村:で、静香ちゃん。清彦君はどうなの?

名取:結構積極的にいちゃいちゃしているわよ。

助平:体は触れ合っているのか。

川村:そういう助も腕を組んだりまではしているよね。

助平:物事には順序がある。A・B・Cとな。

朝霧:私の場合は松竹梅よね。阿曽部君。

助平:なんかずいぶん高級なイメージで来るなあ。ホテルはプリンスホテルなのか?金持ちはやることが違う。

川村:でも、場所が違ってもやることは同じだよね。

名取:人によって微妙に違うかも。触り方とか。清彦君はソフトよね。

秋山:そうだね。ソフトクリームは大好きだね。

名取:逃げないでよ。

秋山:でも、静香ちゃんが感じることだからわかんないよ。試に触ってみないことにはどうにもならない。

名取:ね。清彦君はいがいと大胆でしょ。

川村:で、静香は何が言いたいわけ。

名取:私たちの方が進んでいるということ。

川村:そんなことでいい気になっているなんてせこいね。愛は深いところに意味があるのよ。

朝霧:深さは何メートル?

川村:朝ちゃん。のボケって時々返しようがないよね。

助平:じゃあ、適当に深海ザメがいるところでいいんじゃない?

川村:それだと食べられちゃうじゃない。

助平:例えだ。例え。

川村:じゃあ、助が食べるの?私の味を試すの?

助平:そのうち愛ちゃんの料理を食べるよ。

川村:料理?助の意気地なし。

助平:愛ちゃんはどうしたいんだ?

川村:私は肉食系なのよ。

助平:愛ちゃんが深海ザメなわけか。

川村:女が男を食べるの?なんか変じゃない?

助平:そのケースもあっていいんじゃない?

名取:つまり、愛は助より性欲が強いみたいね。

川村:だって、一人じゃあ満足できないのよ。

助平:まあ、みんなそうだよな。

名取:で、あと、コロッケを作ったわよね。恋するコロッケ(恋っけ)で、心はいちころ。で、恋しているから形はハート形。

秋山:ハート形のコロッケのつもりが実際はV字型のコロッケになっちゃたよね。

名取:でも、気持ちはハート。

助平:あと、平和の象徴のハトの焼き鳥ってどうだ?

佐山:なんか聞いてだけで気持ち悪くなってきた。

阿曽部:うちの鶏肉はハトじゃないからね。鶏だからね。

名取:でも、ひよこはかわいいけど、鶏になったらほとんどが食べられると思うと、食べられるために生まれたってかわいそうよね。

佐々木:それが使命ならしょうがない。

亀山:ちょっと鶏には冷たいね。

朝霧:じゃあ、オーブントースターで温めなきゃ。

川村:なんか、朝ちゃんの言うことって突込みが難しいよね。

朝霧:だって、冷たいままじゃ食べられないでしょ。

名取:まあ、とにかくハトは止めようね。

神山:当然のことなんだけどね。

秋山:でも、兵糧攻めにあったらハトでも食べなければ生きていかれないんじゃない?

助平:いつから戦国時代になったんだ?

阿曽部:でも、兵糧攻めにあってカラスまでも食べたのは有名だよね。

佐山:現代じゃ考えられないよな。

名取:たこ焼きはうまく言ったよね。

朝霧:でも、たこ焼きみたいなイカ焼きはないよね。

名取:イカ焼きは焼くだけだからね。

秋山:でもタコも焼いているだけでもたこ焼きになるよね。

名取:そこが日本人の不思議なところよね。

神山:あと運気アップメニューとして納豆弁当作ったけど、これはサギかなあ。

佐々木:本来なら100円で済むものが弁当となると300円だからね。本当に運気が上がらなければサギだよね。

神山:でも、おまけにおふだつけたから大丈夫だとは思うけど。

佐々木:でも、宗教が違うとちょっと売れないよね。

神山:でも、おふだをおふだとは気づかないようにしたから。

佐々木:どうやって?

神山:割りばしの入れ物の紙がおふだなのよ。いいでしょ。

助平:確かにそれだと気づかないな。

名取:後はカレーライスはよかったわよね。

秋山:レトルトカレーを作るって結構勉強になるね。

助平:で、レストランのカレーはレトルト出で作っただけってお客さんが知ったらショックだろうな。

亀山:で、ハンバーグもいいよね。

前田:でも、お店では冷凍しているのをチンして終わりなんだけどね。

名取:私は素敵なステーキセットはよかったと思うよ。極上のステーキの上にハート形の人参があって、ツナサラダがついていて、幸せになれるダイヤのようなジャガイモがあって、最高よね。

助平:ダイヤのようなジャガイモ?

名取:形だけよ。

助平:なんか期待したけど損したなあ。

名取:じゃあ、食べてみてよ。最高だから。トランプで言えばロイヤルストレートフラッシュだから。

助平:わかった。将棋では王手飛車取りだな。

長崎:次は朕の極上チャーシューだ。最高のダシを使った自慢品だ。

助平:美華ちゃんをダシに使っていないか?

長崎:美華ちゃんは容器に入らない。

助平:そういう問題じゃないだろう。

朝霧:お子様ランチはよかったね。

阿曽部:僕は高級お子様ランチを作ったよ。

名取:私は超高級お子様ランチを作ったよ。

川村:でも、中身は大して変わらないんでしょ。

名取:普通のは外国産の牛肉、高級のは国産の牛肉、超高級は松坂牛よ。

助平:一応違いはあるんだね。

名取:でも、外国産は安いからみんなみんなそっちを買っていくよね。

阿曽部:で、プライドが高いと超高級を選んでもらえると思う。

川村:で、何か一工夫が必要よね。

朝霧:お食事後にクールミントガムをおまけでつける。これは売れると思う。

阿曽部:朝ちゃん。それいいアイデアだね。

 と、今、話は盛り上がっていますが今日はこの辺で終わりです。後は雑談だけですので。で、明日はどういう仕事が待っているのでしょうか。非常に楽しみです。では。

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