第145話 7月24日(火)レボ部の仕事その4-7

次はチャンポンと美華ちゃん軍団である。

長崎:なんかみんな何やっているのだろうか。

増田:いちゃついているんじゃない?

長崎:若さゆえの特権か。

増田:ターちゃん私たちはさらに若いのよ。どうするの?

小山:いちゃいちゃでおもちゃのチャチャチャってかんじ。

長崎:おもちゃが出てくるところがやっぱり小学生だね。

宮下:じゃあ、ターちゃんは何をするの?

長崎:パソコンじゃ。パソコンで使って壊しての連続だけどね。

増田:なんかパソコンは壊すところから勉強が始まるともいうよね。

宮下:なんかお金もったいないね。

長崎:まあ、阿曽部がいるからだ。阿曽部がパソコンの不良品をくれるのだ。

増田:で、パソコンで何がしたいの?

長崎:それは朕の野望である、チャンポンメニューをみんなに食べてもらうためにホームページを作る。

増田:でも、誰も気が付かないんじゃない?

宮下:で、そんなホームページにしたいの?

長崎:特徴のある食べ物を出したい。

増田:でも胡散臭いのはダメよ。人生は長く感じるラーメンとか、幸せになれる餃子とか、彼女が作れる春巻きで春だけに春がやってくるというのは誇大広告だからね。

長崎:なんで友子ちゃんはそういうことを言えるのだ?本当に小6?

小山:友子は大人になりたがっているからね。

宮下:私も大人になりたい。大人の遊びをしたい。

長崎:将棋じゃだめかい?

増田:麻雀はダメかな。

小山:私はてっきり肉体系かと思った。

長崎:そこが作者のツボなんだよね。作者のツボは押すと刺激的だね。マッサージ上手だしね。

小山:肉体系へ行ったね。

増田:でも、マッサージでというところが絶妙。

宮下:でも、若いうちに何でもできる社会になればなあと私は思うけどね。

長崎:朕はレボ部は面白いと思うよ。何でも話せるし、みんな素直だし、友達思いだし。で、味噌汁はホンダシ。

増田:さりげなくチャンポン帝国のメニューを出すね。

小山:でも、メインじゃないところがポイントよね。

長崎:いや、味噌汁はついでに言ったからメインメニューじゃないんだよ。ついでだけに。

増田:よく考えるね。本当に。

長崎:で、このお寺は縁結びの寺でも有名なのだ。朕と美華ちゃんにとっては縁起がいい場所だ。

宮下:そして友子と雪絵の縁結びにもなるわけね。

増田:私たちはレズじゃありません。

小山:美華もひつこいよね。

長崎:あと、願いがかなうお寺としても有名なのだ。

宮下:私はターちゃんとずっと一緒にいたい。

増田:で死ぬときも共に遺体?

小山:そこまで都合よくなるのかなあ。

増田:事故ならありうるかも。

小山:あとは自殺?

宮下:なんでそういう暗い話になるのよ。

増田:だってずっと一緒にいたいんでしょ。

宮下:なんで人生楽しんでいないのに死ななきゃいけないの?

増田:話の流れかな。

長崎:すごい展開の仕方だね。

増田:天界?やっぱり死にたいの?

宮下:なんでそうなるの?

長崎:なんかレボ部の引っ張り方は凄いよね。ゴムを最大限に引っ張るのと同じだよね。

宮下:ゴムを最大限に引っ張ってそのゴムが当たったらあの世行き?

増田:美華も引っ張るね。

小山:いや、今のは足を引っ張ったと思う。

増田:視点がずれたからね。

宮下:死点?

増田:今のも視点がずれている。

小山:なんか本社から支店へ派遣される感じみたい。

増田:今度はその「してん」。

長崎:なんか止まらないなあ。

増田:で私。カメラ持ってきたんだ。

長崎:亡霊でも写すつもり?

増田:そう。誰にどういう霊が移るかが楽しみよね。

宮下:普通のカメラじゃ、難しいんじゃない?

増田:これはエジソンの設計図によってできたものよ。

小山:嘘でしょ。

長崎:でも、明らかに嘘でも面白い嘘だね。

増田:じゃあ、まずはターちゃんの写真を撮るね。

 と友子ちゃんはチャンポンの写真を撮った。

増田:美華。このターちゃんの写真売ってあげようか。

宮下:思い出を売るの?

小山:何気においしい商売よね。

増田:そうよ。海外では写真を撮ってもらうだけでお金を請求される人もいるからね。

長崎:いや、カメラを渡したら、そのカメラを持って逃げ出されると思う。

増田:日本人がよすぎるのかなあ。

小山:で、この寺でキスしたら一生むすばれるって言われているけどね。

宮下:みんなの前でするの?

長崎:美華ちゃん。今日はやめておこう

宮下:でも、ターちゃん。私ターちゃんとキスしていないよね。なんだかんだ言って。

増田:でも、今日は無礼講よ。やっちゃえ。

長崎:美華ちゃん。ちょっと目をつぶってくれ。

 と、美華ちゃんが目をつぶっているときにチャンポンは軽くキスをした。

小山:えー。本当にやっちゃった。嘘だったのに。

長崎:なぬ。嘘だったのか?

宮下:雪絵。でかした。

長崎:なぬ。これは美華ちゃんの作戦か?

増田:美華。後で私たちに寿司おごりなさいよ。

小山:私は大トロね。

増田:でも、私は美華がうらやましい。

小山:私も恋に夢中になれる人いないかああ。

 と、チャンポンと美華ちゃん軍団の会話かここでストップします。

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